コンデジは、これまで、SONY Cybershot RX-100を使ってきました。
さすがに、Mark Vが発売されているだけに、多少の古さは感じていました。
そんな中、RX-100のレンズバリアが時々半開きのままになる症状が出始めました。
特段写りに影響する訳ではないのですが、そろそろ買い替えかな?
販売店の店頭で、色々操作してみて、カタログのスペックを見て候補を2つに絞りました
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1つは、SONY Cybershot RX-100 V。そうです、現状の最新型です。
機能的にも使い慣れていて、一通りのことは何でもこなす優等生です。
そして、残りの候補が、今回購入した、Panasonic DMC-LX9です。
両機は共に2,000万画素程度の1.0インチ撮像センサを搭載しています。
価格は、Panasonicが若干安い程度で、余り変わりませんでした。
レンズは、SONYが、カールツァイス。Panasonicが、ライカレンズを搭載しています。
何れも超有名レンズ専業メーカーの手掛けるレンズが使われています。
カーツツァイスは、以前CONTAXという35mmフィルムカメラで長年CONTAXレンズを使っていて、35mm F1.4 , 50mm F1.4 , 85mm F1.4 , 180mm F2 というカールツァイス製短焦点レンズを使っていました。
また、SONYのビデオカメラでも馴染みがありました。
一方、ライカレンズにはこれまで縁がなく、娘用にPanasonic製コンデジを購入した位で、これまで使ったことはありませんでしたが、ライカの赤の発色に憧れていました。
店頭で、2つのカメラを比べて迷いましたが、結局Panasonicを選択しました。
静止画撮影に関しては、スペックを見る限り互角です。
発色に関しては、正直言って自分で撮影してみないと分からないので比べようがありません。
Panasonic DMC-LX9のスペックは、下記のようになっています。
RX-100 V の高速度撮影にも魅力を感じましたが、レビュー作成でも活躍できそうな4Kフォトが決め手となりました。
4Kフォトの中でも、フォーカスセレクト/フォーカス合成機能が、レビュー用の撮影に使えると思ったからです。
フォーカスセレスクト/フォーカス合成は、4K動画を静止画撮影に応用したもので、手前から奥までピントをずらしながら撮影し、撮影後に必要な部分だけフォーカスを合成することができることです。
一般的に、パンフォーカスと呼ばれる、手前から奥までピントを合わせることは可能です。
可能な限り広角レンズを使うことで、被写界深度を稼ぎ、更に絞りを絞り込むことで、被写界深度を広げることで、広範囲にピントを合わせることができます。
しかし、この方法では、背景にもピントが合ってしまうので、風景等の撮影ではよく使う手法ですが、物撮りでは、シフトレンズ等を用います。
DMC-LX9のフォーカスセレクトは、例えば絞りを開放にして、背景をボケやすくしたうえで、フォーカスポイントを動かします。明るさとのバランスですが、絞りは欲しい被写界深度に合わせて絞り込めばよいと思います。
勿論最終的には、一番奥の背景にもピントが合うことになりますが、その部分を合成する際に、合成ファイルから外すことで背景をボカシながら必要な部分だけフォーカスすることができます。
勿論、撮影後に、好きな場所にフォーカスを合わせて、フォーカスポイントの異なる複数枚の画像を出力することができます。
次の写真は、普通に絞りを開放にして、M.2 SSD用ヒートシンクを撮影したものです。
勿論ピントは一番手前に合わせてあるので、後ろの部分はボケてしまいます。
次に、一番奥にフォーカスを合わせると、
これを、フォーカスセレクトで撮影したものが次の写真です。
同じアングルで、4Kフォトでフォーカスセレクトを選択し、撮影後に、ヒートシンクの部分にフォーカスしているフレームを合成したものです。
こんなに簡単に奥までピントの合った写真が撮れるので、レビューには使えるのはないかと考えました。
機能名からも推測できるように、この機能は、4Kビデオを短時間フォーカスを合わせながら動画撮影するものです。なので、SDカードの保存ファイルは動画ファイル(MP4)になってしまいます。
種明かしは、先ほど述べましたが、その動画がこれです。
フォーカスポイントを動かしながら撮影し、動画としてカメラには記録され、撮影後にカメラの操作によって、フォーカスを合成します。
しかし、この撮影は、撮影後に複数フレームを合成するものなので、三脚撮影は必須です。
ただ、レビュー用に物を撮影するのであれば、さして負担にはならないと思います。
イルムのように手持ちで撮影できるライトフィールドカメラではありませんが、物撮りには使えると感じました
その他に、レビューで使えるかもしれない機能として、スマホ連携です。
スマホをリモコンとして使うもので、ズームをはじめ殆どの機能をスマホで制御できるので、ズームアップした画面をスマホで確認しながらシャッターを切ることができます。
ブレを極力避けるためには、シャッターボタンを押すことすら避けたい。という方にはお勧めです。これまでは、セルフタイマーで撮影していた方も、スマホでズームやフォーカスを調整後にシャッターが切れるので便利です。
また、スマホ連携では、スマホを持ってジャンプしたとき、最高位(よりちょっと下がった時)でシャッターが切れる機能もあります。
レビューでどう使うかはまだ考えていませんが、通常は、何回もチャレンジしてやっと撮れるシーンを簡単に手にできるのは良いと思います。
Panasonic DMC-LX9に搭載のレンズは、F1.4という非常に明るいレンズが採用されていますが、F1.4の明るさが有効なのは、ズームレンズを最も広角側にした時のみです。
レンズ構成は、下記のようになっていて、結構贅沢な作りになっています。
このカメラは、コンデジなのに結構ボケてくれるところは気に入ってます。
最近では、動画を撮る機会も増えてきましたが、レビューでの動作撮影も、フルHDから4K撮影までこなしてくれるので頼もしい限りです。
基本的には、一般のコンデジと同じですが、絞りリングがレンズ銅鏡部分についています。
個人的には、F1.4固定で使っていて、絞りたい時だけ絞る使い方が多いです。
F1.4固定と云っても、ズームすれば暗くなるし、撮影モードをオートに設定しておくと、明るすぎたりすると勝手に絞ってくれます。
ですから、可能な限り被写界深度を浅くして、可能な限り高速でシャッターを切りたい。位に考えていた方が良いと思います。
最近のコンデジは、自撮りにも対応し、液晶外面をここまで上げることができます。
勿論、ローアングルでの撮影時に、寝転んでファインダをのぞき込まなくても、液晶モニタの角度が変えられます。
購入してから結構時間が経ってしまいましたが、まだスナップレベル/レビュー用に撮影程度しか出来ていません。
これからじっくり使い込んで行きたいと思います。
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購入金額
83,000円
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購入日
2017年01月07日
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購入場所
ヨドバシカメラ AKIBA
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