今回のアイテムは
「KEY SPACER for REALFORCE RGB_AEAX01KS(以下、REALFORCE SPACERと称する)」
となります。
REALFORCE RGBと同時に発売すべきアイテムなのですが東プレの「ズルズルズルズル後ろに伸びちゃう病」により2016年12月末発売になってしまいました。
しかも『海外では未発売』です。
普通は「牌の大きい海外へ優先的に流す」はずなんですが・・・謎です。
そんな「REALFORCE SPACER」について書いていこうと思いますので宜しくお願いします!
~ 読むのが面倒くさい方向けの結論 ~
①、CherryMXスイッチやそのパクリ(偽物)スイッチ採用KBであれば使用することも出来るが「ストロークが短いタイプ(SILENT RED等)のスイッチを使ったKB」や「2色成形キーキャップを使用したKB」は効果が感じにくい。もし、使うのであれば『ABS単層キーキャップ』で『通常ストローク(例:4.0mm/CherryMX茶軸)のスイッチを使用したKB』がベター
例:Majestouch Convertible2 FKBC108MRL/JB2、OWL-KB109CBRU2-BK等
②、「鉄板のサビ防止用クッション材」として考えるべき。スイッチが入らないようには出来ない
③、「36キー分のスペーサー(1ピース型:2mmx10個/3mmx10個、WASD型:2mmx2個/3mmx2個)」が封入されているのでA~Zキーは網羅できるようにはなっている。
④、パケに『CherryMXスイッチ搭載KBでも使える場合があります』と一言加えて回転率を上げる工夫をすべき。
⑤、REALFORCE86~108系含めて使えなくはないけど、底打ち防止&鉄板を痛みにくくするためのアイテムという性格が強い。
RF-RGBのみに搭載されるアクチュエーションポイントチェンジャー(APC)機能にこのスペーサーを用いて本当に効果が出るのか大いに疑問。『REALFORCE108UH-ANLG(→アクチュエーションポイントを調整できるアナログKB)』においても同様。
⑥、このアイテムよりも物理的にキーを押せなくする
REALFORCE用キーストッパー
の再販を「東プレ&ダイヤテック」に
これまでに無いほど非常に強く要求する!!!
箱と中身の数量チェック
説明書きと数量がズレてたらしょうも無いんで先ずは外箱の確認と共に数量の確認もしていこうと思います。
今回の商品の化粧箱はこのような感じになっています。 KBの筐体とおそろいの色使いになっていますね。 冒険せずってとこかな?
正面
横面
裏面
スペーサーもカラー箱なんですね。あと「リムーバー(キーキャップ引抜工具)」って必要なんでしょうか? 3万円もするようなKBを買う人なら引抜具の2本や3本持ってて当たり前だと思いますし。なお、関係ないですが我が家には既に6個ほど引抜具があります。
そのうちしょぶんしねーとな...
では、次に中身に移りましょう。
~ 同梱物 ~
①2mm厚スペーサー
WASD型:2枚
1ピース型:10枚(18mm四方、2mm厚)
②3mm厚スペーサー
WASD型:2枚
1ピース型:10枚(18mm四方、3mm厚)
③キーキャップ引抜工具1本
④取扱説明書兼保証書1枚
透明のセロテープで留めてあるのが「2mm厚」で黄色のテープで留めてあるのが「3mm厚」タイプとなります。
引抜具に『REALFORCE RGBの刻印はありません』でした。目の付け所がシャープじゃ無いですね。
他のメーカーだとロゴマーク入れてみたり本当にちょっとした工夫が見られるのですが・・・これじゃ万年業務用機器メーカーで終わってしますよ。
上・・・2mm厚スペーサー、下・・・3mm厚スペーサー
1ピース型スペーサー
WASD型スペーサー
説明書兼保証書
正直なところ、保証って必要ないですよね。初期不良交換だけで充分だと思うんですけど。
スペーサーは36キー分が封入されています。『A~Z』にESCやWinキーなど数個に割り当てるような要領な感じですね。
スペーサーと静音用O-ringの材質同じなんじゃね?
なんか似ています。
スペーサー画像(取り付け時)①
スペーサー画像(取り付け時)②
静音用O-ring
似ていますというか・・・・厚みと形状以外は瓜二つです。素材は静音用O-ringをまんま流用したのかなぁ?
今使ってる物で出来る限り低コストで済ませようとしたんでしょうね。ただ、静音用O-ringとスペーサーの構造が同じだとしたら、こんな堂々と表に出してイイものなんでしょうか??? 静音用O-ringは静音モデルの秘中の秘なはずなんだけど...
通常のREALFORCEでも効果はある
「底打ちした際に指への衝撃を和らげること」
に関しては効果はあると思います。
しかし!!3mm厚スペーサー1枚を噛ませても反応が悪くなるだけで入力はされてしまいます。
例えば~
『hじょうnへます(=非常に増えます)』
のように所々吹っ飛びつつ入力がされてしまうんです。
当然ですがキーの反応がにぶいだけでなく押しにくいのでストレスが溜まります。REALFORCEでこれなんで、何かしらのチューニングがされていなければ
『REALFORCE RGBでも入力されたりされなかったり現象が起きる』
そんな可能性が考えられます。
以上から3mm厚スペーサーはREALFORCEやHHKB Pro等の長所を完全にぶっ潰すシロモノなので使う事はお薦め出来ません。
もしも!!!
REALFORCEやHHKB Proなどで使用するなら「2mm厚スペーサー」が使いやすくてイイと思います。特にRGB以外に静音モデルを使用している方は試す価値はあると思います。
また、CherryMXスイッチ採用KB(Majestouch2)はABS単層キーキャップなんで底打ちした際はかなり静かになるものと推測されます。
ABSの2色成形やPBTキーキャップでも静かになりますが、ABS単層に比べて効果はちょっと微妙かな。
使用時の注意点
こちらのスペーサーですがスポンジ製(静音モデルで使ってる発泡ゴムと思われる)です。
また、表裏が分かりやすいように(?)なのか滑り防止加工?があります。
これが裏面???(3mm厚スペーサー3枚)
スポンジ面が表???(3mm厚スペーサー2枚)
東プレさん、どっちが表面になるのか箱か説明書に記載して下さい。次回ロットからでいいのでお願いします。
あと画像を見ていただければと思うのですが
「9mm(3mm厚スペーサー3枚)は収まらない」仕様になっています。・・・当たり前っちゃ当たり前なんですがw
無理矢理やれば収まりますが、キーを押したらその反動でキーキャップが吹っ飛びます。
なのでそのようなことはしないようにしましょう。
8mm(3mm2枚、2mm1枚)も9mmの時と同じで吹っ飛びます。
なお8mm以上はスイッチがブランジャに入りません、というか物理的に無理です。キーキャップが吹っ飛ぶのでその状態だと使いモンになりませんからね。
何もしていない通常のキーと3mm厚スペーサーを2枚入れた(Pキー)キーとの比較①
何もしていない通常のキーと3mm厚スペーサーを2枚入れた(Pキー)キーとの比較②
また使用してみて「6mm(3mmスペーサー2枚)の場合はスイッチが入ってしまう」ことが分かりました。
正直APC機能でAP弄っても(RF108UH-ANLG含む)スイッチ入りますよ、コレ。
そういうことでREALFORCEユーザー全員に言いたい
『スペーサーはRGBユーザー含め、買うべきもんではない。金の無駄』
『その2500円でいいメシ食うべき!』
俺はこのように思います。
ただ、底打ちによって指や鉄板痛めないようにすんにはいいアイテムには違いない。
でも、スイッチ入らないようにするには一切使えないアイテムでもあります。
東プレ&代理店のダイヤテックさんには
『キーロックの再販を早期に頼みます』
では、以上となります。
追加などがありましたら随時足していきます。
また、質問などがありましたら、それも随時答えて行きたいと思います。
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購入金額
2,430円
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購入日
2017年01月02日
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購入場所
ツクモ新橋店
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