レビューメディア「ジグソー」

スペックは良いが作りが甘く惜しい機種

使用していたのはARROWS NX F-01F docomoで悪名高いARROWSがNXとして生まれ変わっての2機種目でした。
WhiteMagic5インチSnapdragon800 RAM2GB ROM32GB 1310万画素 3200mAh 指紋認証
と当時はバッテリ持ちが他より良く良機種でした。


しかし3年も使うとバッテリーは1日が限界で、アプリの長時間使用や多重起動で重くなることが多々ありました。


2年目使用中にシムフリー機が各社から出るようになりコスパ良いRAM3GB機を待ち続けようやく出たのがg07です。

coviaはシムフリー機のi-dio&ワンセグ搭載のi-dio PhoneやFLEAZで知っていたので抵抗はありませんでした。


自分基準はRAM3GB以上、オクタコア1.5GHz以上、カメラ1300万画素以上、バッテリー3500mAh以上でして、持ちが悪ければモバイルバッテリーもあるし、バッテリー以外は十分だと判断。
最初は人柱待ちしようかと思ってたんですがgooシムセラーの3000円引きクーポンに釣られましたw

 

g07ブラックパネルを12/17に税込18,144円で購入、受取は1/2で大変時間がかかりました。
デュアルSIMデュアルスタンバイ(同時待ち受け)対応機種ですが使用せず、
mineoデュアル(音声通話)+microSD32GBで使用しています。

 

●仕様
製造元 covia
製品名 g07
型番 CP-J55a
本体カラー ホワイトパネル、ブラックパネル
OS Android 6.0 marshmallow(Android7.0 アップデート対応保証)
CPU MT6750T オクタコア / Cortex-A53 1.5GHz ×4、1.0GHz ×4
ROM/RAM 32GB / 3GB
外部メモリ micro SD/SDHC/SDXC / 最大128GB
サイズ 約152×75.6×7.9 mm
重量 約150g
ディスプレイ 5.5インチ、 Full HD IPS液晶、1920×1080、Dragontrail®強化ガラス
カメラ アウトカメラ:1300万画素 インカメラ:800万画素
バッテリー容量 3,000mAh
ネットワーク LTE:B1(2100) / B3(1800) / B8(900) / B19(800)
W-CDMA:B1(2100) / B6(800) / B8(900)
GSM:850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
SIMスロット micro SIM + nano SIM (DSDS対応)
WiFi IEEE802.11 a/b/g/n(2.4GHz / 5Ghz)
Bluetooth Bluetooth 4.1
センサー ・A-GPS/GPS・Gセンサー(加速度)・近接センサー・環境光センサー・電子コンパス・ジャイロセンサー
その他 ・指紋認証・USB Type-C OTG (USB 2.0)・急速充電対応

 

●コスパ考察
MT6750Tオクタコア、RAM3GB、ROM32GB、1300万画素、DSDS対応、WiFi5Ghz、ジャイロ、指紋認証、USB Type-C OTG
とほぼ全部良い線いっててただの廉価品ではないです。


これが税込18,144円ってスマホ界隈ではちょっとした革命機なのではと思っていました。
以下から少しだけ詳しいレビューです。

 

●デザイン★5
ブラックパネルの裏面パネルの色はガンメタとシルバーの中間から少しシルバー寄り、ブラックのラインがあり、汚れも多少は目立ちづらい
落ち着いた感じで良いと思います。
表側は全面Dragontrailガラス張りで格好良いですが指紋が目立ちます。
オールアルミパネルなので安っぽくもなく十分なデザインです。

 

●携帯性★4
ほぼ同スペックのZenfone3lazerは76x149x7.9mm、150gで同重量で厚みも一緒。
幅が-0.4mm高さが+3mmです。
F-01Fは70x140x10 mm、150gで同重量で幅+5.6mm高さ+12mm厚さ.+2.1mmです。

 

5インチから5.5インチではやはり大きく片手持ち操作は画面斜め半分から1/4程度に半減しています。
電車バス通勤で片手持ち必須の方は5インチ以下の機種が良いと思います。
そうでないなら5.5インチは動画やブラウザが見やすく色んなポケットにギリギリのサイズで入り自分は満足しています。

 

背面アルミパネルは端から5mm程がR加工されて持ち易くされてはいますが、表面はすべすべで落としやすそうです。
自分は現時点で発売されているTPU透明ケースを使用していますが、これもツルツルで対策としては不十分でした。

SIMフリー機では珍しいストラップホールがあるので落下防止ストラップを使用していますがストラップホールに紐を通すのが困難でした。

 

自分はまず穴にあう太さのヘアゴムを入れて反対から針などで引っ掛けて通します。
ヘアゴムに0.8号の釣り糸をヘアゴムに食い込ませて結び目が飛び出せないよう結び、ヘアゴムを引き抜き釣り糸だけにします。
釣り糸とストラップ紐の輪を解きやすく結び、ゆっくり釣り糸を引っ張りストラップ紐を通せました。
釣り糸だけでは20分かけても穴を通せず、この方法で5分で通せました。
癖をつけた細めのワイヤーでも厳しかったのでお試しあれ。

 

●ボタン操作★5
物理ボタンは電源、ボリューム、マルチファンクション共に押した感触もカチッとして問題なし

 

ナビゲーションバーはスクリーンキーで通知パネル引き下げボタン追加や戻ると実行アプリボタンの位置変更ができます。
ナビゲーションバーを隠すボタンもありフル画面使え再表示は下からスワイプでできます。
反応も良いし使いやすいです。

 

マルチファンクションキーはアプリのスクリーンショットイージーを登録させてスクリーンショットキーとして使用しています。
PowerToggleにも同アプリを登録させて通知パネルでオンオフできて非常に便利です。
カメラのシャッター、ライト、音声レコーダー、選択アプリを設定から切り替えできます。

 

●文字変換★4
変換は問題なし
文字入力の反応も打つのが遅いので問題なし、適当にあ~順に入力してみましたがミスはありませんんでした。
と最初は感じましたが2ヶ月してるとちょこちょこ入力ミスがでたのでしっかりスワイプしたほうが良いです。
フィルムを使わず裸使用なので貼るとミスはなくなるかもです。

 

●レスポンス★4
購入理由のメモリ3GBあるので複数アプリ起動し切り替えなどもストレスはなく満足です。


MT6750T+RAM3GB(Memory Frequency:833MHz)でのベンチはミドルローで

雷神(MT6750T)やZenfone3lazer(Snapdragon430)と似た位置です。

3DはMali-T860 MP2@650MHzでZenfone3lazer(Adreno505)に負けています。

ゲームは軽いのしかダメでしょう。


Antutu 6.2.7 スコア 42694 3D:7421
Geekbench4 4.0.3 スコア Single553、Multi2432

 

Zenfone3lazer Antutu 6.2.7 スコア 約44500 3D:約9200

 

難点は5点タッチ式のディスプレイで、文字入力とか範囲がある程度大きいものはほぼ問題ないですが音楽アプリのイコライザー調整などピンポイントに近い範囲のものは一発で反応しないことがあり少しストレスです。

 

指紋認証はタッチ式でF-01Fのスライド式より早さと精度と使いやすさが良くなりました。
5本登録できるので右3、左2で登録してます。
たまに失敗しますが2回目で認識するので特に問題なしです。
ですが端末ロックと画面オンだけでアプリのパスワードなどに対応していないなど活かしきれていません。
アプリのパスワードはファームで対応して欲しい所です。

 

●メニュー★4
APN設定が独自UIは見やすい反面、登録削除が使いずらそうですがそれ以外は特に問題なし。
ステータスバーを引き下げて出すステータス画面は入れ替えなどアレンジできないので、PowerToggleウィジェットで代用していますが使いやすくなるのでおすすめです。

 

●画面表示★4
視野角も広く綺麗です。
輝度自動調整は差異が大きく明るすぎ暗すぎとなるので次のファームで調整して欲しいです。

 

ホームはNova Launcher Primeに変更しドック含め5列7段表示にしています。
ホーム画面でダブルタップで画面オフ(有料)、上にスワイプでアプリ画面など便利です。
Primeを購入するとジェスチャーや未読カウントがずっと使えるのでオススメしておきます。

 

●通話音質★4
普通です、今の所問題ありません。

 

●呼出音・音楽★3
種類は普通。


スピーカーは下部の左側だけのモノラルで、音楽など音質は悪くビビリ気味。

音量もMaxが小さ過ぎます。


イヤホンはジャック根本までしっかり差し込まないとしっかりした音質にはなりません。


デフォのままだとスカスカですのでデフォの音楽アプリだとイコライザーオン、バスブーストオンして好みの位置に調整すれば聴けるレベルになります。

 

●バッテリー★3
ホームはNova Launcherに変更
aNdClip、3C Battery Monitor、通信量速度モニター、PowerToggle、ZooperWidget、Avastモバイルセキュリティ 常駐
モバイル、wifi、同期オン、GPSオフ、画面オフ30秒、輝度下から3固定

それ以外設定はデフォで測定


スリープ時、1.5~2時間で1%消費、時間あたりだと0.5~0.7%/h、1日だと12~16%/日、
理想ははこの半分以下ですが、比較すると2600mAhのZ530が同程度、2400mAhのZenfone2lazerは持ちが良く到底敵いません。


音楽アプリで再生時、画面オフだと4~5%/h前後消費


YouTube再生時、

[ 4K Ultra HD ] 諏訪湖祭湖上花火大会 2016 Suwa Lake Fireworks Festival - YouTube 5:03
https://www.youtube.com/watch?v=oEorau5YGcI
を480P、イヤホン使用音量最大、3回連続再生で約3%消費、時間あたりだと約12%/h。
夜の動きの少ない480P動画でも10%/h超えで使っている時の消費は多め、ハードに使うと1日はギリギリです。


MT機なので使用時の消費の多さは仕方がないです。
スリープ時の消費は常駐アプリを減らして同期オフだともう少し良くなるはずですが理想の8%/日以下より悪くイマイチでした。

 

●カメラ★3
単に記録用と考えて期待してはいけません。価格から考えて相応だと思います。


1300万画素とスペックは普通で、センサーはSONY IMX135 13MP(4224 x 3176)1/3.06型 PP1.12 μmで
XperiaZ と同じらしいと掲示板で見ましたが本当なのかにわかに信じられません。
詳しくはないのですが画像エンジンが貧弱で手をかけていないようで。これもF-01Fより少し悪いです。

 

鮮やかさが足りず解像度が甘くシャープさが足りません、ぱっと見は色褪せて淋しい感じがします。


夜はF-01Fもですが手ぶれ補正もないので更にボケ、ノイズものりますので要注意です。
QXGA2048x1536辺りに落としたほうが逆に良いらしいです。

 

SNSで使う分には画像サイズも小さく不都合はないのですが割り切りが必要です。
ネックストラップなどを使い、とにかく手を固定させて撮ることが重要だと思います、鮮やかさは後でもなんとかなるので。


標準カメラのフォーカス音が大きく実用的ではないので、a better cameraを使っています。
無音もいけ各種細かい設定もできますがHDR撮影は枚数制限があります。

 

ファーム2170223のアプデでカメラアプリのフォーカス音がなくなりISOなど設定できる箇所が増えました。
カメラアプリは使用してませんが今後も期待したいです。

 

●通信★2
自分はDSDS不使用で通信強度で困った場面はまだ一度もなく★4なのですが
アプリ計測するとF-01Fより悪く★2にしました。

 

wifiとモバイルデータ通信共に受信強度が弱く、ピクト表示だと-1~-2になります。
自分は都市部&自室に無線ルーターありなので特に問題はないですが普段使う所が低いレベルなら購入は勧めません。
部屋を出るとwifi表示が1下がりるので機器から離れた部屋は要注意です。


GPSも受信が弱く窓際から2mのGPS testでは良好なグリーンになりません。
車のナビの100km程の走行距離で問題はありませんでしたが電車とかだと拾えない可能性があります。

 

DSDS対応もYouTubeのHD以上などの大容量のデータ通信があるとその間は着信できない仕様など注意点もありそうです。

 

●総評★3
価値としては3万円は言い過ぎで2万ちょい相応~少しお得な機種だと自分の環境では思います。
良い点はやはりRAM3GBで2GBのようにアプリ切り替えが遅くなりにくく、この点だけでも買う価値はあるぐらい。
F-01Fでの多重起動のレスポンスとは1番違いを感じる所です。


あとはDSDSが必要な方なら2017/2時点で最安機種なので癖を知った上ならオススメです。

 

ですがスペックが良い所も欠点があったりとソフト面での作りが甘く惜しい機種です。
カメラ、スピーカー、指紋認証の機能はもう少し、通信の受信強度はもっと頑張って欲しいです。
自分にとってはコスパがいいので★4ですが、公開レビューとなると★3に留まります。


特に自分にとってカメラで★-1ですね

1300画素あるのでF-01Fと同等の明るい所は綺麗だけど夜に弱いと予想してたのにそれより悪く

鮮やかさと解像度が足りないのが今でもちょっともやもやしてるとこです。
でも2万切ってるから頑張ってる機種なんですよ!
カメラはコンデジや一眼メインで弱点も分かっていれば選択肢に入れても良いと思います。

 

カメラも重要な方でこのクラスだとこれかな
2月末にHUAWEI nova liteが発売、現在売り切れですが税込15984円で購入できていたので
DSDS非対応、ROM16GBでも大丈夫ならCPU、カメラ、通信品質の良さそうなこちらをレビューが良ければオススメします。
雷神はブルートゥースが改善するならZenfone3lazerは初期不良多めで現時点では買いではありません。

 

2017/01/07と2017/02/23にファームウェアアップデートが早速あり細かな不具合が改善されています。
こんなに直ぐに2回アプデされるとは思いませんでしたので、7.0対応保証などされているし今後にCoviaさんには期待したい。
サポートも対応が良いそうなのでそこは安心です。

  • 購入金額

    18,144円

  • 購入日

    2017年01月02日

  • 購入場所

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