仕事中は眼鏡をかけています。頭が良さそうに見えるから。
メガネっ子になってから理解できたのは、眼鏡をしてマスクをするとレンズが曇るということ。
水蒸気となっている自分の温かい呼気が冷たいレンズに触れることで急激に冷えて水滴となって付着するいわゆる結露。
普通に呼吸して普通にメガネのレンズが曇るって、まぁ自分的には我慢しようと思えばできるのだけど、打ち合わせ中に対面している相手が笑いを抑えているのか難しい顔になっているのを見るとこれは何とかしないといけないね、と星に願う気持ちにもなるわけです。
そんな僕が神からの啓示によって得られた素敵アイテム、それがこの製品「メガネのくもり止め」。
どんな製品なのか気になる人が多いと思うのですが、実はメガネのくもり止めです。
「7つのドラゴンボールを集める漫画のタイトルなんだっけ?」の僕レベルでも使い方の分かる良い製品で、製品に名前を付ける専門職の人がいるかどうか知らんけど良い仕事しますね。強いて言うなら、デメリットはそれ以外の機能が無いだけですね。
パッケージ裏面。
この「メガネのくもり止め」という製品、不思議なことに説明されなくても機能が完全掌握できている気がするのですが、一応説明が書いてあります。これによると成分は洗剤で使われている界面活性剤のようです。
界面活性剤でなんで曇り止めになるのかというと、界面活性剤によって表面張力がなくなることで水滴が蒸発しやすくなることで曇らなくなるのだそうです。眼鏡の曇りの原因となる水滴は表面張力によって表面積が小さくなるため蒸発しにくかったかららしいです。発見した科学の人すごいですね。
あと、パッケージの形が独特ですね。野菜とか切れそうです。
少し安っぽいチューブに入ってます。買う前からパッケージで見えているので違和感ないのですが、意外と小さい。内容量は 10g。
一般的な歯磨き粉が 130g 前後だとすると、10分の1にも満たないボリューム感になりますね。
1回の塗布で1滴と計算すると、レンズ2枚の裏表で4滴使うことになり約 100 回分になるらしいです。
ちなみに1回の塗布で2日間くらい効果を維持するようです。
体温が低い人とかならもっと長く保持するかもしれないですね。
僕の場合は3日ほど経過しても効果が落ちることがなく、大抵は効果が落ちる前に眼鏡を洗ってしまっているので実質的にはもっと効果が持続しているのだと思います。耐久性が高く何度も塗りなおす手間というのがありませんでした。
裏面。写真を撮ったけど、とくに語るところは無かったです。
チューブ内の液ですが、粘度があり、接着剤に近いです。無臭。
絞り出すと接着剤のように糸を引きます。
使い方ですが、メガネを綺麗に洗った後に、米粒大に1滴を垂らします。これでも量が多いくらい。
この量だとレンズの表裏x2枚いけそうなかんじ。
塗ってみた感じ、量が多いと液が残り綺麗に膜が張れず、拭いた後が残ります。
塗りこむ液が多いと糊のようなものが見えて視界が悪くなり、レンズが汚く見えてしまうのでたっぷりと使う必要は無さそうです。
薄く塗りこむイメージで拭いた方が綺麗になります。
ガラスや鏡を拭くときに洗剤を薄く拭いて素早く乾拭きすると綺麗に仕上がりますが、そんなイメージの方が良いです。
量を多くしすぎて失敗した画像を作ろうと思ったのですが、うまく撮影できなかったです。
量が多くて失敗した場合は自分の肉眼で見ると油膜のようなものがけっこう白く見えます。実際にその眼鏡をかけると靄がかかったような視界に、少し歪んで見えます。
液が残らないと思えるくらいしっかり拭くぐらいが綺麗に仕上げられます。
使用した感じなのですが、視界はクリアで依然と変わることなく特に違和感もないです。膜のようなものが見えたり光の当たり方が違ったり見えにくくなったりとかもありません。
決定的に違うのは、本当にメガネが曇らなくなるということだけです。
いつものように適当にマスクをして眼鏡をかけて呼吸していても全然曇らないです。
マスクの位置をずらして呼気が鼻上に抜けるようにしても、全然曇らないです。
人類はついに、マスクをしていても眼鏡が曇らない術を手に入れた────。
問題解決という目標達成
独特のパッケージの形と色合いは類似製品の中から的確に見つけることができるので間違って別の製品を手に取ることがなさそうです。
また、小型のチューブなので携帯に便利で、インナーバッグの片隅に放り込んでおけます。
生粋のメガネ、常時メガネの方の気苦労は僕には分かりませんが、僕のように賢く見られたい人でも曇る悩みを持っているなら一度使ってみることをおすすめします。オプションパーツを使うまでもなく、ただ単に液を垂らして拭くだけなのでお手軽で、それで問題解決できるなら面倒も無いと思います。
毎日の洗浄のついでに仕上げる
綺麗に塗るには数回練習が必要ですが、慣れてしまうと簡単に仕上げられます。
ただ「レンズを拭く」という行為に抵抗がある人は使うの難しいですね。
細かい塵などでレンズを傷つけないか心配になります。
綺麗に仕上げるには拭くペーパーにも注意が必要で、ティッシュペーパー等は水に溶けやすく、液の水分で溶けて汚くなってしまうのでキッチンペーパーなどを使う方が良いです。
眼鏡を洗う頻度にもよるのですが、毎日ちゃんと洗っている人は洗うたびに仕上げとして塗り込むだけなのでそんなに手間もかかりません。薄く塗ることもあって、乾く時間も速いですね。
お試しにも良い価格感
数円程度のコストで悩みが消えるので投資に見合っていると思えるのですが、「ここぞ!」の時に使うことでかなりコストを抑えることもできますね。
サイズが小さく携帯に便利であること、少量なので使い切れるサイズなのも良いです。
マスク+眼鏡のコンボに付け加えるべきスタンダード
数年前と変わってしまった新しい生活様式が「マスク」だと思います。
あまりにも当たり前になりすぎてレビューにもしませんが、当たり前すぎて意識しなくても外出時にマスクを手に取っており、何も考えずにマスクをかけています。というか、ライフスタイルで依然と変わったのがマスクという事に気づかないくらいに当たり前になっています。当たり前コワイ。
あんなにマスクが鬱陶しくて付けるの嫌だったのに、現在では耳が痛くなることもないし息苦しいと感じることもありません、まさに呼吸するようにマスクをしています。
耳が痛くならないの不思議ですが、僕の耳の付け根が鍛え上げられマスクの形状に合わせて進化したってことですかね?
とにかく、そんなマスクが当たり前になった時代に突如現れたのが「メガネのレンズが曇る」問題です。日本では人口の半分が眼鏡率らしいのですが、それくらい多くの人が問題を抱えているはずなのに未だに解決されていない、もしくは気づいていない・解決できないと考えているのだと思います。そんなサイレントマジョリティに代わって声を上げたい。メガネのくもり止めをすることでメガネのくもり止めになるぞ、と。
この製品は科学の力でメガネのレンズに付着したくもりを水滴に変えることで曇らせないという画期的な製品です。科学の力というと難しそうですが、その実は表面張力という誰でも知っている現象。表面張力がなくなることでメガネの表面に水滴がくっつかずに濡れたようになることで回避するというアイデアは、当たり前のようで今まで当たり前じゃなかった、まさにニューノーマル。
日常の中の当たり前の現象を、当たり前として知覚することの難しさを改めて感じさせます。
コロナが流行する前から販売されていた製品のようですが、ここへきてマスク使用者が一気に加速して増えたことで人気の製品となっているようですね。
似たような製品がいくつかあるのですが、僕が試しに使ってみた中では、この製品が一番曇らず耐久性も高かったです。環境によって違いがあるのかもしれないですが、少なくても僕個人が試した中では分かりやすく一番でした。日本の企業なのも若干安心。
これから続くであろうマスクの時代、新しい時代にメガネの良きパートナーとして使用していきたいと思っています。
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購入金額
465円
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購入日
2022年02月19日
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購入場所
Amazon
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