このケーブルは、オーディオ用に開発されたUSBケーブルです。
USB-DACにかぎらず、オーディオ用の信号はD/Aコンバーターへストリーミングで伝送されます。
ストリーミングでデータを送ると、データに欠損があったから送り直してという事ができません。
つまり、途中の経路でノイズが乗れば、曲のデータがどんどん劣化します。
ですから、デジタル信号であってもケーブルの品質が音質に影響する、と言われています。
オーディオ用のUSBケーブルは、ノイズ低減に力を入れられています。
”と言われている”と言ったのは、実際に比較したことがなかったから。
ということで、実際に買ってみました。
音楽浴ができる
当初は本当に音質よくなるのかおっかなビックリでした。
まずは今までのシステムで音楽鑑賞し、いざケーブルを差し替えてみたところ、、、
低音が野太く、特にベースの音が生々しくなった
ドラムや鋭い音のする楽器が耳に刺さらず、ちゃんと楽器の音になった
バイオリンや、二胡といった弓で引く弦楽器の音にも厚みが出て、ツヤツヤエロエロに
特に低音の盛り上がりはすごくて、アンプのBASSのノブを絞っていても、ズシっとした図太い低音がモリモリ出るように。
高音もただ鋭くてキーンとした音ではなく、とても温かみがあって、哀愁のあるクラシックなんか聞いていると、お風呂にどっぷり浸かってハァー…とリラックスしているときのように、全身の力が抜けていきます。
音楽を浴びるなんて表現する人がいますが、まさに浴びるというのが相応しいです。
打ち込み系の音がきちんとそれと認識できるようになりました。
人工という感じが強くなって嫌な音になったというわけでなく、それはそれで楽しめるのが面白い点です。
もうちょっとわかりやすく言うと、安っぽく感じなくなったという感じでしょうか。
差し替えるだけ
ただのUSBケーブルですから、基本は差し替えるだけです。
余った部分をくるっと丸めたり、ノイズを盛大に発生する装置の近くを通さないというのは基本です。
3000円以下でこの効果は、大満足
AudioQuestの製品はローエンドの製品でもとても性能がいいと聞いていましたが、本当ですね。
オーディオのケーブルなんて1m数千円なんてザラですから、3000円前後で劇的に改善するのだから、大満足です。
梱包だけもうちょっと気をつかってほしい
上等な化粧箱に、タイラップでギュッと縛ってあるのですが、そのタイラップがきつすぎてケーブルに食い込んでました。
ケーブルにとってはいいわけないので、もうちょっと梱包には気を使ってほしいところ。
システム全体のノイズレベルが格段に下がった
気にならないレベルではありましたが、再生中のチリチリというノイズや、サー、シャーというノイズが鳴っていました。
オーディオインターフェースのボリュームを0にしても鳴っていたのでアンプかなと思っていましたが、USBケーブルケーブルを交換したら嘘のようにノイズレベルが下がりました。
曲を再生途中に変えたときに、ブチッというノイズが乗るのも、綺麗さっぱり解消。
-
購入金額
2,900円
-
購入日
2016年11月24日
-
購入場所
ヨドバシカメラ
フェレンギさん
2016/11/24
ハイエンドモデルをお使いの方には失礼ですが、数万円のケーブルって、まず企画ありき・価格ありきだと思えます。
きちんとしたメーカーのエントリーモデルが色んな意味でのバランスに優れていると思ってます。
いぐなっちさん
2016/11/24
何万もするモデルは使ったこと無いので何ともですが、オーディオクエストのエントリークラスの製品はとてもバランス優れてますね。
そういえばマイクケーブルなんかも、カナレやモガミが手頃で非常に高性能なものを出してますね。
こういった製品全般に言えることなんでしょうか。