どうも!理想のキーボードを探して歩くTakahiroです。
今回は
NECのCMN-6DO4L(MT109PS2)Rev.A
となります。
ちょっと見たら分かる人は分かると思いますが、名前の通り『ミネベア製』となります。
なお、これはNECへ供給されたモデルとなっています。
では宜しくお願いします。
『どうせ、なげーんだろ?』『イチイチ読むのダルい』な方向けにココに結論を書いておきます
本KBの結論
1、長所
①富士通製KB(FKB8724/FKB8744以降)やChicony製KB(KB-3920等)の『ぶにゅっ、ゴムゴムっとしたあの独特の打鍵感』を一切感じさせない。スッキリとした打鍵感を持っている
②PS/2接続なのでWindows10のインストールの際も問題なし!
③ABS+レーザー印字ですが富士通よりも精度の高いレーザー印字機材を使用しているのでムラが無く綺麗。文字が傾いているという部分も見当たらない
2、評価がしにくい
①ストロークが浅い
②経年劣化のせいか荷重が軽く感じる(感覚的には45g~50gくらい)
③経年劣化のせいかカッサカサな打鍵感(RO59tmKTを複数回塗れば解決するかも)
3、短所
①高速打鍵に向かない(筐体が軽すぎる・剛性が無いから不安定)
②(デフォ?経年劣化??)剛性が一切感じられない筐体。筐体を押し込むと沈みます、折れそう・・・
製品及び会社概要
製品概要です。
メーカー:ミネベア株式会社(OEM先:日本電気株式会社)
製品名称:CMN-6DO4L(しーえむねぬ ろくでぃーおーよんえる)
製品属性:RT2700系
製造年月:1999年6月
製造場所:タイ
スイッチ:メンブレン方式
ストローク:3.6mm±0.5mm
押下特性:タクタイル
サイズ:縦x横x高さ(mm)=156.5x454x34(チルト時高さ50mm)
重さ:???
ケーブル長:1000mm
本体色:ベージュ(経年劣化による変色?)
キー配列:日本語
キー数 :109キー
キーキャップ:ベージュ、カナ刻印有り、ABS樹脂+レーザー印字
接続:PS/2接続(ストレートケーブル)
製品仕様書アーカイブ
http://web.archive.org/web/20080807142354/http://www.nmbtc.com/products/kbrds/rt2700w.html
””ミネベア株式会社とミツミ電機株式会社との経営統合に関する株式交換の効力発生日変更のお知らせ””
2017年1月27日より『ミネベア ミツミ株式会社』として再出発するとのことです。
ミツミ電機も以前はPC用キーボード(IBM 5576-B01、Apple Extended KeyboardⅡ M3501、KFK109PS2など)を製造していた実績があります。
最近だとオムロン(オムロン スイッチアンドデバイス)がLogitechとの協業で”Romer-G”という新型スイッチを開発した事例もあるので、新会社であるミネベア ミツミ株式会社には新たなキースイッチの開発及び再参入に大いに期待をしたいと思います。
外見
外見を見ていきましょう!
正面
裏面
裏面・品番拡大
なお、分かりにくいですが「レーザー印字」です。富士通よりも印字ムラが少ないです。
横面
どこにでもありそうなKBです。写真よりもベージュ色です。こんな””グレー””って感じの色をしていません。 500円のジャンクKBなのでホコリの蓄積や「飲み物こぼしたな~」って痕が散見されました。なお、「キーが反応しませんでした(=燃えないゴミ)」ので使えそうな部品だけ取り外して後日廃棄処分決定です。
分解♪~ 解体 ~
分解します!
分解の仕方ですが
①ピンク丸部分のネジを外す
②赤丸部分にマイナスドライバを突っ込んでツメを外す
の2工程となります。
分解♪~ 中身のチェック ~
外すと中身はこのような感じとなっています。
ゴム椀部分
緑2に青1を足した感じの色をしていますね。圧着なので簡単に取ることが出来ました。なお「鉄板無し」です。 ケーブルの誘導も適当ですね。
スライダー部&キーキャップ
キャップは「レーザー印字」です。富士通と違って『ムラが少ない』のがポイントです。
1999年6月製造のスタンプがあったので俺の持ってる富士通FKB8754(FKB8724の派生モデル)よりも高精度&高品質な印字装置をNMBは入れていたのかもしれません。
キャップは「RT2300系と同じ形状」のようなので予備部品として使う価値はありそうです。
このツノがあるキャップこそRT2000系特有なものと言われています(たぶん)。
・・・長期間放置されていたからかキャップがスライダーから取り外しにくいです。東プレスイッチ(ノーマルモデル)より堅いってどういうことなの?
接着式です。富士通よりは扱いが楽かな~
コネクタも接着式・・・個人的には引き抜けるタイプのが良かったです。地味にケチらないで欲しかったよ...
ミネベアの刻印入りのコントローラです。なお、何故か分かりませんが『基板の一部がマーカーで黒く塗りつぶされていました』が何か大人の事情でもあったんでしょうか?
なおNumlockなどの表示LEDは黄緑色です。やはり事務機色のKBにはこういう落ち着いた色の方がいいですね。
なお、画像左下に『ゴム椀が転がっています』が気にしないで下さい
ちなみにスライダー部分はRT6600系とも共用なのでしょうか???詳しい方が居ましたらコメントないしDMをお願いします。
打鍵感
一言
『ゴム感があまり無い』
これですかね~
富士通FKB8754(≒FKB8724/FMV-KB321)だと、底打ちするとひたすら『ゴムっゴムっ』という反発が来ていますが、このモデルだと『スターン』と入ります。
ゴム椀メンブレンだと感じさせない不思議さがあります。
感触的には『ミツミ電機の導電ゴムKB_リンク付き』にかなり近い打鍵感を持っています。
リンクはノートPC向け?ですが、「デスクトップ向け」も存在します。それに結構近い感触です。
各所で「ミネベア万歳!」な方を見かけるので打鍵してみるとミネベア製がウケる気がなんとなくわかります。
ただ、今回のは皆さんの大好き?なRT6600系とは全く違うので薦められる機種ではない。
どうしても薦めるとしたら・・・富士通FKB8724系・FKB8740系を愛用してる方になら.....いいかなぁ~?という感じです。積極的に推したいとは言い切れません。
ただし、スライダー部分が””カッサカサ””なこともあるので、これにスムースエイド(RO59tmKT)を複数回塗りすれば。。。
筐体の剛性がありません。
押すとヘコみます。富士通のがまだマシだと思います。
富士通FKB8724系並みの剛性とミネベアの打鍵感が合体すればRT2700系レベルでもウケた可能性はあります。
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購入金額
500円
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購入日
2016年11月20日
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購入場所
じゃんく屋
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