ここのところイヤーチップ（イヤーピース）のレビューを連投したが、

イヤーチップには「相性」 がある。

それは耳の穴の大きさや長さ、あるいは好きな音色傾向といった人の方の問題もあるが、イヤホン側も

・ステム径

・ノズルの長さ

・ノズルの角度

といった物理的なものから

・音質傾向

・指向性

・深め装着が良いか浅め装着がよいか

といった音にかかわるものまで、さまざまなファクターがあり、それらが合わさってイヤーチップの相性を決める。

下向き屈曲耳道であるcybercatは、最近「曲がるイヤーチップ」であるSpinFit

が、自分的には「一番合うイヤホンが多いイヤーチップ」なのだが、それでも他のイヤーチップの方が良いイヤホンもある。また、やや細め耳道のcybercatはだいたい「S」サイズを選ぶことが多いのだけれども、耳道奥深く突っ込んだ方が良いイヤホンはあえてSSを選んで径を細くて奥まで届くようにしたり、逆に重くて大きなイヤホンには大きめのイヤーチップをつけてムリヤリ気味にねじ込むことで摩擦係数を稼いで落ちにくくしたりする。

そんなことをしているので、イヤーチップが溜まる溜まる。

ただ、試したイヤーチップを箱や袋に戻すというのも結構手間。

かと言ってほったらかしだとパッと見、似たようなものが多く、わからなくなってしまう。

そこで考えた保管方法．．．に使うケース。

モノは車載BOXや工具箱で有名な株式会社リングスターの工具箱「ポケットケースシリーズ」のひとつ。

クリップや小釘を入れるのに便利な小型ケース

同じサイズでも「仕切りなし」「縦仕切り」「横仕切り」などのバリエーションがあるが、これは（仕切り版をすべて使うと）もっとも区画が小さく仕切れる「マス目仕切り」タイプ。

固定仕切りで3つに区切られている

仕切り版は自分で切り離し⇒バリ取りする必要あり

これをフルに仕切り板を使えば、ちょうど約3cm□のエリアが8つできる。

全部の仕切り板を使うとこんな感じ

これが大きさ的にSサイズで10個くらいまでのイヤーチップを入れるのにちょうどよい。

こういう風に．．．．

別途ラベルを用意して、それに名称やサイズを書いておけば箱などが無くなっても問題ないかな。

これで一目瞭然？？

ほぼ文句ないけれど、よく使うイヤーチップの数（種類）からいうと、区画がこの倍あってもよい。ただ、これより外形が大きくなると、同時に区画も大きくなってしまうんだよねー．．．このシリーズ。区画がこの大きさで数だけ増える．．．というのが良いのだけれど。

ま、安いから満足度は低くはないんだけれど。

【仕様】

サイズ：145(L)×75(W)×27(H)mm

素材：高耐衝撃性コーポリマー樹脂

区画：32×31mm×8区画

株式会社リングスター 道具箱（ポケットケースシリーズ）