どうもです~
『プレミアムレビュー?何すかそれ???』
な状態になっているTakahiroです。
以前、Vortexgear(本社:台湾)がFacebook上で行った『第○弾!キーキャッププレゼントしちゃうぜキャンペーン(仮)』に応募したところ、当選してしまいました。
US配列とは言え、折角の良質なキーキャップを使わないのは非常に!!勿体ない!!!(全力)
それならば、実際に使ってみて『使用した感想』を書くことがVortexgear社並びに担当者への俺から出来る誠意だと思ったのでここに記していきたいと思います。
***読むのが面倒な方へ***
総評
①デフォで装着されているABS製キーキャップと比べて打鍵感及び打鍵音が大幅に変わります。
PBTキャップはABSキャップと比べて打鍵感は若干重めになり、打鍵音にはキレが出て来ます。
Youtubeの方にABSキャップとPBTキャップの打鍵音を比べた動画が多数載っていますので詳しくはそちらをご覧下さい。
もしも、打鍵バランスを変えたいのであれば『キースイッチ内のバネ』は自分で交換出来ます(←販売先リンク付き)ので地道に交換するのもアリだと思いますよ! 少しでも安く済ませたいなら、ホームセンター等でバネを探すのもアリかもしれません。
②ABS樹脂と違って、PBT樹脂ならば白色キャップでも『黄変』しなくなるので耐久性大幅UP!しかも、2色成形(PBT Double-Shot)なのでレーザー印字のように「文字がかすれる」「文字が消える」といった心配はない
③厚みが1.5mmと従来のものに比べて1.5倍!またPBT樹脂キーキャップが持つ独特の感触もしっかり持っているのでKBに高級感が生まれます。
④高さなどは従来通りのようなので、特に心配する必要は無い!CherryMXスイッチやそのクローンスイッチなら使えるはずです。
まず、Vortexgear社とは???
日本での知名度はまだまだこれからという若い会社ですので””Vortexgear””って言われても『???』な方が多いと思います。そこで、簡単ですがどんな会社か紹介したいと思います。
***会社概要***
2010年に台湾で設立された新興KBベンダーです。
小型KB好きな方だと『POK3R』や『VORTEX』って言われるとピンっと来るんではないでしょうか???そのPOK3Rブランドを展開しているのがこの””Vortexgear””なんです。
***展開地域と製品群***
今のところ創業地である”台湾”だけでなく、北米や欧州、そして東南アジアを主戦場にしている会社のようです。
「MechanicalKeyboards.com」を始めとするECサイトの他に”massdrop”と言うサイトを通じての売り込みなどをよく見かけます。
そして、現時点で展開する商品群は3種類となります。
①HHKBのような小型KB
②交換用キーキャップ(*2色成形 / 2色成形RGB KB対応キャップ / レーザー印字)
③キーボード用ケース(*筐体部分)
以上の3種類のみと非常に潔いラインナップとなっています。
逆に言えば『大手ベンダーが手薄な分野にのみ絞って展開している』とも言えるでしょう。
これまでは日本国内におけるまともな正規販売ルートを持っていなかったため、知る人ぞ知るKBベンダー!という感じでしたが、今年になり””MISTEL””という会社とブランドを立ち上げて”Barocco(型番:MD600)”という2分割KBを引っ提げ日本市場に(*国内代理店をアーキサイトに変えて)再度殴り込みをかけてきたのは記憶に新しいと思いますが・・・いかがですか?
***会社が掲げるスローガン的なもの***
「高品質な素材を使った製品を手頃な価格で提供する専門店としてありたい」
「我々の製品を使ってくれるあなたに究極の体験をさせる!」
以上は意訳になりますが、どっちにしろ自信に溢れたスローガンを掲げています。
実際、「高品質な素材を使った製品を手頃な価格で~」のスローガンに嘘は無く、今回紹介する交換用キーキャップ(PBT樹脂の2色成形 / 104キー)は約40ドルです。
なお、他社で同仕様だと50ドル~80ドル台となっています。
First Impression ~ 本当に貰っても良かったんでしょうか??? ~
さて!いよいよここからが本題です。
今回頂いた製品ですが
104 Key PBT Double Shot Keycap Set - Black on White (Vortex)
のテンキーレス版、つまり87キーとなります。
商品名:87キー PBT Double Shot キーキャップセット
E A N :?????
色 :白色(文字:黒色)
キー数:US配列87キー
素 材:PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂
厚 さ:1.5mm
印 字:2色成形
付属品:なし
***梱包***
NTT-Xストアと同じレベルの梱包ですw
「まさか・・・割れたりしてないよね?」と不安になりました。海外ではコレが普通なんでしょうか?むしろ、日本がうるさすぎなだけかな???
中身を取り出すとこんな感じです。ちゃんとした””2色成形””です。
今でこそ、RGB KBには2色成形のキャップは必須なので多く見ることが出来ますが、コスト面からなのかPBT樹脂を採用した2色成形キャップというのは国内では見ることは出来ません。
この理由はこの後解説したいと思います。
Q、PBT樹脂製キャップが何故高価なのか?
A、製造コスト(手間)と時間が掛かるため。
要はカネと時間が掛かるからなんです。
金型に充填する際は『240~260度』の範囲で無いと品質面であまり宜しくない、充填圧力はこの範囲内、予備乾燥はこの温度で何時間と扱いが細かく厳しく決められていてABS樹脂に比べてとにかく面倒で時間が掛かるとのこと。
厚みも計測してみました。電子ノギスじゃないんで正確には言えませんが『およそ1.5mm』です。
なんとなく1.5mmをさしていますよね?
先月発売開始したアーキサイト社のPBT樹脂製日本語キーキャップも厚さは1.5mmなので打鍵感&打鍵音は同一または非常に酷似しているものと思います。ただし、コチラは2色成形なので印字が薄くなると言う心配は無用! 職業ゲーマーな方にはPBTの2色成形はお薦めだと思いますよ。
***取り付け***
では、張り切って取り付けてみましょう!
っとその前に、気をつけて頂きたいことがあります。
US配列のキャップをJIS配列のKBに取り付けようとするとサイズや配列の違いのせいでこんなことが起きます
上・・・US配列用Cntlキー
下・・・JIS配列用Cntlキー
このように大きさが若干違ってしまうために物理的に収まらない場所が出てくるんです。皆の嫌われ者Winキーなんかもその1つ。
なので諦めるか二コイチ・サンコイチしてどうにかするしかありません。
とりあえず取り付けられる場所だけでも取り付けた結果はコチラになります。
経年劣化でただでさえ汚いKBが白のキャップを取り付けただけで余計に汚らしく見えます。しかも、スマホのカメラレンズが傷だらけのせいか写りも悪い...
今後デジカメを購入したら画像は差し替えます。そしてUS配列のMajestouch2S / ProgresTouch 静音赤軸のどちらかを購入したらお見せしたいなと思います。
キャップの色の具合を見ていただくと分かると思いますが『純白』です。
ここまで白いとは思わなかったので、取り付けてみて改めて実感します。
白筐体のMechanicalKBに取り付ける際はキャップと筐体の色を比較してからがよいでしょう。 REALFORCEのような事務機系な白色だとキャップの存在がモロに浮いてしまいます。
なので、取り付けるならこのような本当に真っ白なKBを選んでくるのがベストと思います。
では、来週以降に『Second Impression』として(使いやすいKBで)使用した際に感じたことなどをつらつらと書き連ねて行こうと思います。
Second Impression ~ Costar製KBにはピッタリじゃん! ~
↑↑↑↑↑上でもやっているのでもし良ければ見て下さい↑↑↑↑↑
①キーキャップを取り付けてみた
今回は日本語配列のCherryMX SilentREDスイッチを採用したメカニカルキーボード(http://www.archisite.co.jp/products/archiss/progres-touch/retro-jp 海外モデル名:FC900R,販売元:LEOPOLD社 / 製造:Costar Electronics)にこのVortexgear製のキーキャップを取り付けてみました。
白いキーキャップの所なので見ればすぐに「ここだな」と分かってもらえると思います。
日本語配列用キーキャップではないので、色々考えた末に使い勝手が良いように(=誤爆防止)このようにしました。
画像の通りに『隙間無くピシッと収まっている』のが分かると思いますが如何でしょうか?
日本語配列キーボードにUS配列キーボード向けキーキャップを納めたいなら
①、A~Zまでのアルファベット
②、0~9までの数字
③、画像で使われているキーキャップ
(*④、テンキーパッド部分全て)
今回の場合はテンキーレスモデル用なので①~③までが可能かなと思います。
②指を乗せたときの感触、打鍵感はどうなの???
1、感触について
「東プレREALFORCE(Sublimation=昇華印刷モデル)と大して変わらない」です。でも、REALFORCEのキーキャップに比べて、本当にごくごく少しだけ表面の「きめが細かい」と思います。もしかしたら誤差なのかもしれませんが・・・そこに関しては購入していただいてそれぞれで確かめていただいた方が良いかな?
このキーキャップですが「2色成形」なので
印字面のデコボコはありません!!(全力)
2色成形方式は画像のように印字部分が一体化しているのでレーザー刻印(レーザーマーキング)のように印字部分が「ボコッ」と出っ張っていません。
そのため、PBT製キーキャップが持つ「指に吸い付くフィット感」「なめらかな触り心地」を上手く活かしています。
2、打鍵感について
ABSの2色成形と比較して『若干、重くなります(キーキャップの厚みに関しては双方あまり差は無い)』
何故そうなるかと言えば、ABS樹脂とPBT樹脂では「密度」や「質量」が違います。
分かりやすくするために、水に沈めるとこうなるんです。
ABSだと水に浮きます。逆にPBTは沈みます。
当然、この影響が打鍵感にも出て来ます。
今回使ったKBにはCherryMX SilentREDスイッチが採用されています。押し下げ圧=45g±15gというのが公称値。ABSキーキャップからこのPBTキーキャップに交換するとCherryMX Blackスイッチ(押し下げ圧公称値=60g±20g)に近い重さを感じさせるスイッチに素早く変化します。
現在(2017年1月中旬)の所は「CherryMX SilentBLACK」スイッチを採用したKBは発売されていませんのでその代わりとして””SilentRED+Vortexgear 2色成形PBTキーキャップ””を組み合わせて見るのもOKではないかなと思います。静かかつ、ズシッとした重い打鍵感になりますのでBLACK系の重い打鍵感が好きな方は試す価値はあるんじゃ無いかな?と思います。
その他(キーキャップの高さ)
真ん中がデフォのキーキャップで右側がVortexgearの物となります。
若干ですが『キーキャップが高くなっている』んです。本当に微妙な差ではあるのですが、コレが打鍵時の感触に効いています。早く言えば、少し重くなります(*流石に「CherryMX SuperBlack(押し下げ圧150g)」に使うのは・・・ね?w)
少し重さが足りないなぁ・・・そんなときの調整用には良いと思います。
最後に(使用した感想・意見)
このキーキャップを使うのであれば今回の『ARCHISS ProgresTouch(アーキサイト)』の他に『FILCO Majestouch2(ダイヤテック)』も、隙間無くしっかり収まって良いだろうとおもいます。
特にこのキーキャップを使うならばお薦めしたいKB(ただし国内正規品に限る)を紹介します。
FILCO Majestouch 2 HAKUA
http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=2758
現在(2017年1月中旬)ならこれ以外にありません。
打鍵感は若干重くなってしまいますが、Vortexgearのキーキャップも綺麗な白色ですし、HAKUAとイイ感じに馴染むと思います。ただし、印字が太い過ぎるのが欠点ですがそこさえ妥協できるのであれば是非使用して欲しいです。
以上でSecond Impressionを終わりにしたいと思います。
また何かあればその都度書いていこうと思います。ここまで見てくれた皆様に感謝します。ありがとうございました!
参考サイト
Vortexgear
(fecebook:https://www.facebook.com/Vortexgear)
エルミタージュ秋葉原
株式会社ダイヤテック
株式会社アーキサイト
Mechanicalkeyboards
https://mechanicalkeyboards.com
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購入金額
0円
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購入日
2016年12月06日
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購入場所
キャンペーンで当選
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