先日単なる形状変換のEF-NEXマウント変換アダプターを購入しました。
何となく(比較的手頃な価格帯の)レンズのラインアップに魅力が感じられないSONY Eマウントを採用するα6000をもう少し活用したいと思い、EFレンズを使ってみようと思ったことがきっかけでした。まあ、購入に至ったのはAmazonのタイムセールで見かけたことが大きいのですが…。
形状変換だけでもある程度は楽しめるのですが、やはり全てのレンズを絞り開放で使わなければいけないというのは少々厳しいものがあります。AFは特に欲しいとは思わなかったのですが、絞り制御は必要だと思い、改めて電子接点付きのマウント変換アダプターが安くなったら買おうと思っていたところ、またまたAmazonのタイムセールで見つけて購入したという訳です。
「K&F Concept」のロゴが大きく印字されているのはデザイン的にどうかと思う部分はありますが、そこは諦めるしかありません。ある程度実績のある同種の製品に比べたら遙かに安価な製品ですから、とりあえず使えればそれ以上文句をつけるのは野暮というものでしょう。
AFはレンズとの相性が出るが、絞りが使える意義は大きい
それでは、実際にα6000に取り付けて使ってみましょう。
先日購入したTAMRON SP AF 90mm F2.8 Di Macroと組み合わせるとこんな感じです。
何本か試しましたが、EFレンズでも初期のモデルではちょっと動作は厳しいかも知れません。EF28mm F2.8はAFはほぼ使い物になりませんでした。絞りはきちんと動きますので、MFに切り替えれば充分実用に耐えますが。
一方で新しいEF50mm F1.8 STMは、AFもとりあえずは使えるというところです。EOSのボディーで使うよりは合焦は大幅に遅くなりますが、一応きちんと合焦はしました。この組み合わせの実写サンプルはこちら。
また、実写サンプルの出来が良くなかったので掲載は見送りますが、EF24-105mm F4L IS USMも、ゆっくりではありますがきちんと合焦しました。フォーカス駆動用のモーターにUSMやSTMを使っているレンズであれば、とりあえずAFでも使えそうという感触です。
そしてサードパーティー製のEFマウント用レンズですが、前述のTAMRON製マクロレンズを使ってみたところ、AFの動作はあまりアテになりません。合焦するときには意外と俊敏なのですが、マクロ域では合焦することはあまりありませんでした。もっとも、以前も少し触れましたがα6000は案外MFでもフォーカスを追い込みやすく、AFがきちんと動かなくてもあまり致命傷とはなりません。以下の2枚はいずれもMFで追い込んで撮影したものです。
▲いずれもα6000+SP AF 90mm F2.8 Di Macro
AF動作など、必ずしも期待通りでは無い部分はありますが、絞りさえ動いてくれれば使い方次第でなんとでもなりますし、EFレンズ資産を一応であってもSONY Eマウントカメラで利用出来るというメリットは極めて大きいものがあります。手持ちにはまだNEX-5Nも控えていますし…。
多くを期待しなければ充分許容出来る出来というのが今回の感想でした。α6000のEVFであればMFでの撮影も充分実用的ですし、EFマウントレンズを揃えているEマウントボディーのユーザーであれば、とりあえず使ってみるにはこれで充分でしょう。
-
購入金額
6,800円
-
購入日
2016年10月24日
-
購入場所
Amazon
みさきさん
2017/08/02
K&F Concept の公式サイト発見!