特に意識している訳では無いのですが、最近東芝による買収後のOCZ製SSDをよく入手しています。
かつてOCZがSSDの人気ブランドだった頃にはあまり使う機会が無かったのですが…。
たまたま比較的性能が良いMLC NAND採用SSDが安かったので購入したのですが、これがまたOCZ製でした。
ラインナップ中比較的上位ということなのか、金属製のマウンターとAcronis TrueImage HDのライセンスコードが添付されています。
以前掲載したVECTOR 180が上位、ARC 100が下位に当たり、VECTOR 180と本製品の間にはAMDブランドのRADEON R7 SSDが存在しています。RADEON R7 SSDは速度についてはVECTOR 180と極めて近く、公称耐久性のみ劣るというものです。
丁度パソコン工房さんにOCZのこの時期の製品について詳しく紹介しているページがありましたので、そちらをご覧いただければと思います。ここにはTRIONシリーズが掲載されていませんが、TRIONはARCの下位となり、NANDがTLCとなる一方、多くの場合はARCを上回る速度を発揮するという位置付けです。
VERTEXは長らく売っているところを見かけなかったのですが、先日たまたま通販でかなり安価に売られていたため、早速買ってみたという訳です。
高速モデルよりはやや劣る程度か
それではいつも通り、ベンチマークテストの結果を見てみましょう。
接続先は、Xeon E5-2670を搭載したASUS P9X79のSATA 6Gbpsポートです。
まずはCrystal Disk Infoの情報を確認しておきます。
同じOCZ製でも、VECTOR 180やTRION 100では温度が計測出来ていたのですが、VERTEX 460Aでは温度が表示されません。モデルが古いことが影響しているのでしょうか。
ちょっと面白いのは「In Warranty」という項目があることでしょうか、恐らく出荷後決まった日数が経過したあとの初回起動時に、ここを書き換えるのでしょう。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
ほぼ全ての項目で、VECTOR 180を少しずつ遅くしたような値となりました。特にシングルスレッド性能はクラスを考えると少々物足りない一方で、マルチスレッド性能は上位に肉薄する好結果です。
また、Crystal Disk Mark Nano Pico Editionの512Kで、シーケンシャルに対して落ち込みが少ない辺りはVECTOR 180と同様で、この辺りにOCZ内製(厳密にはOCZ Technologies時代に買収したIndilinx製)のBarefootコントローラーの特徴が表れているといえます。
ベンチマークを少し回すとかなりの発熱となるVECTORとは異なり、それほど派手な発熱が無い辺りは好印象です。VECTORはノートPCに内蔵するのは少し不安感があるのですが、VERTEXであれば問題ないでしょう。
速度という面ではどうしても上位との差は感じられますが、総合的に見たコストパフォーマンスは購入価格も相まってかなり良好ではないでしょうか。生憎既に売り切れてしまったようですが、この価格であれば高い満足感が得られます。
-
購入金額
6,200円
-
購入日
2016年09月07日
-
購入場所
PC4U
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。