以前何度かBUFFALO製の格安USB3.0対応メモリーを試して、不良品疑惑が持ち上がるほど悲惨な速度性能を示したという経験がありました。
読み出しだけならクラス相応かそれ以上だったのですが、とにかく書き込みが遅いのです。特に容量が4GBのモデルはシーケンシャルライトですら10MB/sに及ばず、並のUSB2.0対応品よりも遅いという性能の悪さでした。容量が増えれば改善はされるのですが、それでも16GBでやっと標準的なUSB2.0対応品程度です。
それ以来同社製のUSBメモリーを買う機会はなかったのですが、先日地元にしては安く売られていたこの製品を見つけて、久しぶりに買ってみることにしました。
傾向は変わらないが、底上げされて常識的な結果に
それでは、いつも通りにCrystal Disk Mark 2バージョンの結果です。ASUS P6X58D-EのUSB3.0ポートに接続した、iBUFFALO BSCR20TU3で計測しています。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
傾向自体はこれまでのBUFFALO製品と変わらないのですが、特に読み出し側の改善が目立ちます。標準グレードのUSBメモリーで、シーケンシャルリード150MB/sクラスは立派でしょう。ランダム4Kも以前よりは随分良くなってきています。
一方で、書き込みが弱いという部分はこれまでの製品と全く変わりません。ただ、圧倒的に進歩した読み出し速度に引きずられるように、シーケンシャルライトも20MB/sクラスと、褒められた水準ではないものの常識的な値にまで改善しています。
今までの水準であれば常用するのにためらいがあったのですが、この程度の値が出るようであれば何とか常用に値するところまでは来たのではないかと思います。同クラスの格安品でこれに近い値を出したのはApacer製AH352くらいでしたので。
とはいえ、もう少し書き込みの方を改善して欲しいという感想自体は、これまでの製品と変わらないのですが…。
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購入金額
624円
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購入日
2016年08月28日
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購入場所
コジマ
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