前から使っていたVape(電子タバコ)だが、ここ数年は家で細々と使うだけになっていた。
その理由は、色々と買っては見たけど「リキッドによって動作が安定」しないこと。
その理由、どうも調べてみると「自分の使っている構成は、前世紀レベル」であり、
・ここ最近出回っているリキッドを気化するには「気化器も本体も性能不足」
・電子制御がなく、電圧調整機構のない本体では「動作安定など望めない」
であることが判明。
「そんなので吸ってても、リキッドが勿体ないだけ」という指摘も受け、イチから知識のある人に選んでもらったほうが良いと、県内にあるJAQ's PERCHへ突撃してみたところ・・・・
「今まで無事で良かったね。これ、今まで電池爆発してないの奇跡よ?」
という、大変に残念な状態で使っていたことが判明。
短絡寸前、本体内への液漏れ等、かなり粗悪な状態での利用であるとの御叱りを受け、マトモな構成をイチから叩き込んで頂くことに。
そこで、コイツとStickタイプのスターターをお勧めされた訳ですが、30分ほど悩んだ挙句にこちらを購入することに決定。
後で知ったのだが、このiStick Picoは初心者から中級者なら、これ一台で不足無しと言われる名機。
気化器ごと手の中に納まる小型サイズながら、大容量18650バッテリーを突っ込み、75Wの出力を安定して長時間絞りだせる。
まさに、チェーンスモーカーというかチェーンVaperにはうってつけの一品なのだ。
使用する18650バッテリー。ノートPC等のセルとしても使われている。
本体も2A-ACによる高速充電に対応するため、容量の割に充電は極めて速い。
電圧調整やメニュー選択用のスイッチは底面。横の穴はバッテリー破裂時の圧抜き用。
通常の利用では殆ど事故は起きないが、ここを塞いでるとバッテリー破裂時に手が吹っ飛ぶ模様。
TOPTANK Miniを装着した状態。22mm径までのアトマイザに対応。
本来はスターターキットとして、MELO III Miniという気化器(アトマイザ)が付属するそうだが、JAQ's PERCHでお勧めの構成はKangertech TOPTANK Miniと組合せ、コイルビルドへの足掛かりとするのが良いとのこと。
ちなみに、こいつはアトマをセットした時点でコイルの抵抗値を自動計測(液晶左上)し、Smartモードではコイルに合わせて自動的に設定出力を調整してくれるという、非常に賢い動作をする。
ただ、Smartモードに頼るとリキッドに合わせた自分なりのセッティングを理解し辛いとのことなので、最初はWattegeモードでの利用を推奨された。
確かに、Smartモードよりもこっちのほうが安定して吸えるし、リキッドによって電圧を弄ることで、最適で安定した動作が出来るセッティングを模索出来る。
高電圧でなければ気化し辛いリキッドでも、75Wまでの設定が可能(といっても50W以上必須の高級リキッドなんざ持ってないが)なので、今までの構成ではジュルジュルになって気化しないリキッドも平然と吸うことが出来た。
完全に昔の電子タバコとは次元が違う。
さて、将来的にビルドするかどうかはさておき、専用コイルでも十分に美味いとのことだが・・・・
やべえ、次元が違う。
コイツが本物のVapeだとするなら、今までの構成はゴミクズ以下だわ。
いや、冗談抜きに驚くレベルで「違う」のである。
今まではニコチン入りのリキッドを個人輸入し、それでないと満足感が無かったのだが、コイツで吸うとニコチンが入ってないリキッドでも、十分以上の吸い応えを感じることが出来る。
ミストの濃さ、量、フレーバーの味わい、全てが段違い。
道具替えるだけで、これほどに変わるものなのかと驚かされた。
Vape始めるなら、最初っからコレを買え。
現状、Vapeは通販サイト等でもっと低価格のスターターがいくらでも販売されている。
だが敢えて言う。安いスターター買うくらいなら、最初っからコレを買うべきだ。
確かに、現在は低価格なスターターでも十分に美味しく吸えるものがあるが、長い目で見るとこちらを買ったほうが得だと断言する。
理由1.よほどの高級リキッドでもない限り、電圧上げりゃ吸える。
Vape用リキッド、特に最近目にするようになった国産リキッドは、割と高級品でフレーバー量が多めのため、高めの電圧をかけないと上手く気化しない。
電圧調整が付いていないスターターだと、リキッドによっては全く吸えないという状況が起こり得るため、楽しみの幅が狭くなる。
理由2.バッテリー内蔵型だとバッテリーヘタったら本体ごと買い直し。
本製品はバッテリーが汎用品(18650バッテリー)を使っており、バッテリーがヘタったら入替する事で「基盤が壊れるか筐体が割れる」まで使う事が出来る。
また、Stick型スターターはほぼ専用バッテリーで高コストだが、18650バッテリーを使う本機は交換用バッテリーが欲しい場合でも「汎用充電器と汎用バッテリー」を別途用意するだけで良く、結果として経済的。
また、PCに接続してファームウェア更新が可能なので、機能追加・改善という進化があっても結構長い目で使い続けられる。
理由3.温度管理モード、75W出力対応など「次のステップ」でも使える。
既存コイルでの利用に満足出来なくなった時でも、BOX-MODならば22mmデッキまでとは言え、ビルドしたコイルも使う事が出来るし、小型の割にW数も高く設定出来るので「コイルに使うワイヤ」の制限も少ない。
長期的に見てコスト面でもこっちが優位なので、最初っからコレ以上を買うほうが、結果としてお財布にも優しく、やれることの幅も広い。
とにかく、一般的なスターターと比較して初期投資は数倍だが、小さくて持ち歩きにもよく、バッテリー交換可能で長期に渡って使え、オールマイティに吸えるという利点を考慮すると、後でどうせ買い直す羽目になるんだから、まずコレを買うのが一番いい。
とにかく、もう満足度がぜんぜん違う。
何年か前にVapeに手を出して、満足出来ずに放置した人なんかは、特に試して欲しい一品である。
・・・まあ、リキッド消費が過去製品より数倍速いっていう問題もあるんだけど、そこは
味と満足感とのトレードオフなんで、仕方ないかな。
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購入金額
0円
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購入日
2016年10月02日
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購入場所
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