とうとう導入してしまいました。
前々からお仕事関係で
SynologyのNASを活用しているのですが
容量の問題からファイルを2台のNASに分けて格納して運用してました。
それぞれのNASに格納するための空き容量も少なくなってきた
2つのNASに分けてファイル格納されているので
ファイル検索も不便ってことなので
思い切ってたくさんHDDを格納することができる
DS2415+の導入となったのです。
もう個人向けのNASではないのですが
個人向けではないのなら、どこが優位点なのか
じっくりレビューしていきましょう。
ちなみにオーダ完了から現物到着までに2週間ちょこっとかかりました。
LANケーブルが2本もついてきました
2週間ちょこっとオーダから経過して
ようやく到着しました。
国内の代理店にも在庫無かったのでしょうね。
むしろニーズがそれほど多そうにも思えない製品ですもの。
個人用とは思えない、、、
内容物はこちら
DS2415+本体
電源ケーブル
LANケーブル×2本
クイックインストールガイド
2.5インチ用固定ネジ
HDDトレイロック鍵
これで本体が真っ白だったら
「サラニ」良い製品だったのでしょうけれど、
まぁ、この製品が提供してくれる機能はこの製品しかありませんから
仕方ありませんね。
しっかしずっしり重い。
(9.24 kg)
背面には120mmファン×2ケ
メンテナンス用ポート(メーカのみ利用)
シリアルポート
LANポート×4
USB3.0ポート×4
電源
前面上部には電源スイッチと各種LEDが搭載されています。
HDDトレイはトレイロック穴部分を押すと
ラッチ構造になっていてレバーが手前に出てきます。
レバーを持って手前に引っこ抜くと抜き差しできます。
3.5インチHDDをトレイに搭載するのはネジナシのツールレスで可能です。
側面のガイドのピンにHDDのネジ穴を合わせてはめ込むようにします。
本体側面はネジを外すことでカバーを取り外すことができます。
カバーを取り外すとメモリ空きスロットがあるので
ここへメモリを増設することができます。
DDR3 4GB メモリ×1本が最大搭載可能増設メモリとなります。
6 GB (2 GB + 4 GB)がメモリの最大容量となります。
ついでに上部などのカバーを取り外してみましょう。
特段取り外す必要も無いのですが。
背面の排気ファンはファン周囲のポッチを手前に引っ張ることでロックが外れて
ファンシャーシごと取り外すことができます。
ファンは120mmの市販品を流用することができそうです。
ファンシャーシを分解しなきゃ
わかりませんが。
HDDトレイのロック鍵は
よくある六角タイプではなく
六角タイプにちょこっと加工した特殊なものになっています。
六角レンチでアンロックされないようにしているところも好印象ですね。
シンプルすぎるがゆえにHDDスロットの番号がわかりにくい
黒を基調として
シンプルなデザインが好印象なのですが
HDDスロットにはスロット番号が割り当たっています。
スロット番号が黒く表記されているので
本体の黒と同化して解りにくいです。
結局
スロット番号をテプラ貼りするのでした。
パソコンにセットアップソフトウェアをインストールせずともブラウザだけでOK
DS2415+を使えるようにセットアップしていきましょう。
HDDスロットにHDDを搭載していきますよ。
むやみに全てのスロットを埋めたいために
HDDをたっぷり準備してみました。
HDDをトレイにはめ込んでスロットに挿入していきます。
後から気づいたのですが
DS2415+を設置するラックにラックマウントせずに
床置きで仮にセットアップしていたのですが
全てのスロットにHDDを搭載すると
本体を持ち上げることができないほどの重量になってしまいました。
ふむ、、、、、
LANケーブルと電源ケーブルを接続して本体の電源スイッチを押すと
本体側のセットアップは完了です。
同じネットワークに接続したPCから
下記アドレスをブラウザで開きます。
find.synology.com
するとネットワーク内を検索し
DS2415+が見つかり、セットアップを続行することができます。
「接続」ボタンをクリックしましょう。
(今回セットアップした環境はDHCPを利用しているので
IPアドレスを自動的に取得できています)
「設定」ボタンをクリックします。
DS2415+に必要な基本プログラムをインターネット経由でダウンロードし
インストールします。
「今すぐインストール」をクリックしましょう。
20分程度でインストールが完了しました。
インストールと初期セットアップが完了すると
ブラウザにデスクトップ画面が表示されます。
これはsynology NAS特有の使いやすいインターフェイスになっていますね。
画面左上隅のボタンをクリックすると
メニューが表示されるので、ストレージマネージャをクリックします。
ストレージマネージャの画面が表示されます。
左ペインの「ボリューム」をクリックして
ボリューム作成ウィザードを開始します。
「クイック」を選択して「次へ」。
搭載されているHDD全てを選択してRAIDにしちゃいます。
うふふー
壮観ですわねー
削除しても良いのかと聞いてきます。
もちろん「OK」ですね。
容量を優先したいので
「1台のディスクのフォールト・トレランスによるデータ保護」を選択します。
古いバージョンのDSMを利用する予定はありませんので
「Btrfs」を選択します。
説明を記入することができるようです。
特に変更する必要もないでしょう。
最終の確認画面が表示されます。
「適用」をクリックします。
これでRAID設定が完了しました。
整合性チェックが自動的に開始されますが、データ投入することは可能です。
まずまずの速度です
NASにしてみれば速いほうとは感じるのですけれど。
ネットワークドライブを割り当てて
速度測定してみました。
4ポートをひとまとめにして負荷分散も可能
DS2415+にはLANポートが4つ搭載されています。
このポートをひとまとめにして
複数のネットワークスイッチに接続することで
負荷分散を実行することができます。
負荷分散するためのネットワーク設定は下記のようになります。
「コントロールパネル」→「ネットワークインターフェイス」を開きます。
「作成」→「Bondの作成」をクリックします。
「負荷分散機能」を選択します。
4つのポート全てを選択します。
IPアドレスなどを設定します。
これで4つのポートをひとまとめにして
1ポートとなるような設定となりました。
無駄にLANケーブルを4本も接続しちゃってますが
4本とも同じネットワークスイッチに接続しても
速度向上することもなく、自己満足に終わっちゃってます。
ただし4本のうち1本のLANケーブルを抜いても
ネットワークが断線することなく利用可能な状態を継続できていますので
耐障害性能は保有されているようですね。
HDD12本も搭載するのですから、これぐらいの消費電力になるでしょうね
HDD×12本を搭載した状態で
アイドル時の電力は100wとなりました。
HDD沢山搭載するのですから、これぐらいの消費電力は当然なのかもしれないですね。
故障したHDDが解りやすいようにLED表示されればなお良
たまたまなのでしょうか
スロット7のHDDが故障してしまいました。
新品ではないので
故障も考えられますけれど
タイミングよろしいですわね。
障害発生時は本体からブザー鳴動と
ステータスランプがオレンジ点灯します。
ただオレンジ点灯するのは本体ステータスランプのみであり
HDDトレイのアクセスLEDに点滅したりする変化はありませんでした。
本体を目視確認するだけでは障害状態を把握するのは難しいですね。
設定により障害発生時にメールによる発報も実施できるのですが
今回は利用していません。
このときブラウザ経由で管理画面を確認すると
このような画面表示となっていました。
この画面からディスク7の表記が無くなっているので
障害発生しただろうと読み取れるのですが
ハッキリ「ディスク7に障害が発生しています」とのメッセージが表示されれば
なお解りやすいですね。
故障したHDDは1.5TBの容量のHDDで
これと同等もしくは上回る容量のHDDと交換することで障害復旧できるのでしょうが
交換用のHDDがすぐに入手することができないので
泣く泣く1.5TBのHDDを取り外した状態で
RAIDを再構築することとなりました。
ここから先の障害復旧手順をレビューできればよかったのですが
おそらく実際の手順はこの下の拡張性の項目内容と同じものになると考えます。
(追記)
故障したHDDはログを確認することで
いつ発生したかもわかるようですね。
個々のHDD容量アップ+NAS反映も簡単操作でOK
NAS全体の容量アップするには
HDD増設もしくは
個々のスロットに搭載されているHDDをより容量の大きなものに交換する
2パターンを利用することとなります。
障害発生時にHDD交換するパターンと手順はおそらく同じものとなるのでしょうが
今回は500GBのHDDを
1.5TBのHDDに交換して
NAS全体の容量アップが簡単操作で可能かを確認していきます。
メモリは専用品オンリーのようです
ノートパソコン用のDDR3メモリが増設することができそうなのですが
下記メモリを増設しても
正常に起動することができませんでした。
本体の電源ボタンランプが点滅を繰り返し、いつまでも起動完了にならないため。
汎用品が利用できれば
コストも低く抑えることができたのに、、、
ちなみに専用品は15000円ほど必要なんだそうです。
いろいろな容量・メーカのHDDを複数利用しつづける方のためのNAS
synology DS2415+を選択する
一番大きなメリットは
さまざまな容量のHDDを複数台搭載して
RAID設定・運用が可能なことでしょう。
初期セットアップから日々の運用
障害発生時に通報方法なども
利用しやすいものに洗練されており
NAS初心者の方からヘビーユーザのどのような方々も
満足できる製品に仕上がっています。
DS2415+のような多数のHDDを搭載できるものから
HDD×1台から構築できるNASまで
さまざまなラインナップからも選択することができるのが
synology製品を選択するメリットに追加して繋がってますね。
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購入金額
263,304円
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購入日
2016年08月17日
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購入場所
タコシーさん
2016/10/10
DS215+と同じなのは鍵だけでした 6角レンチじゃ無かったんですね 改めて見ました
速度はかなり速いですね
消費電力100WといってもHDDが半分くらい消費するんでしょう
休止状態だと少なくなるのでは無いですか?(休止ってあるのかな)
れいんさん
2016/10/10
休止モードってのが設定できるのですが
いざアクセスしてみると
ちょっと反応しないってのが気になるのですよね
使うときになって2、3秒反応しなくなるってところね
jakeさん
2016/10/10
キャッシュにSSDとかを載せたやつもあったな、と。
Btrfsが使えるってことは、中身はLinuxコンピュータなんですね
supatinさん
2016/10/10
(*・ω・)*_ _)ペコリ
家庭内データセンターみたいで凄いですね!
ウチのポンコツNASとは大違いだー(比べるな)
(*´ω`*)
アイヴァーンさん
2016/10/10
もちろん帯域幅が拡大するとか,負荷分散されるので相対的に処理時間が最適化される,はたまたSamba 3.0 の SMB マルチチャンネルみたいな処理分散もされれば絶対的に早くなりますけど。
でも,設定画面の内容見る限りだと本当に経路二本用意すれば負荷分散されて,単純な速度が変わらなくても早くなりそう(*´ェ`*)
harmankardonさん
2016/10/10
誰が住むのでしょうか?
cybercatさん
2016/10/10
♯♯♯さん
2016/10/10
QNAPだと12ベイはラックマウントになっちゃうし
ソフト的にはSynologyのほうが洗練されているかもしれませんね
(そんなハードに使ってないので私的にはどちらでも一緒ですが)
ところでリンクアグリゲーションですが、クライアント側にも
設定した場合ベンチ的にはどうでしたか?
れいんさん
2016/10/11
この製品もSSDをキャッシュとして搭載することができるのですが
そのために
1ベイを占有してしまうのが
なんだか残念
れいんさん
2016/10/11
これで5年は戦える
れいんさん
2016/10/11
前面のLANのLEDが
4つ点滅しているのを見て
ニヤニヤしているのです
れいんさん
2016/10/11
こちらは白黒うさぎの別荘になりそうです
れいんさん
2016/10/11
NASといえばSynologyとオススメできるほどの完成度ですわ
れいんさん
2016/10/11
コメントありがとうございます
リンクアグリゲーションをクライアント側にも設定しなきゃ
意味ないようですね
残念ながらクライアント側に設定できるものが無くて、、、
測定できてません
申し訳ない
まこりんさん
2018/06/20
すごい。
僕もQNAPの8台NAS持ってましたが、先日Synologyの8台NASがヤフオクで安かったので追加購入したところです。
Btrfsに興味あったのです。
今は再構築中だけど、データのバックアップが遅くて・・・リンクアグリケーションできるHUBを買って色々と見直し予定です。。。まだまだかかりそうです
れいんさん
2018/06/21
コメントどうもです
synologyがたまたま
プレミアムレビュー担当になってから
すっかり魅力されておりやんす
まるっと法人向けの機能に
家庭向きには不要だろうと
思われても
それを操作したりするのが
このような大きめのNASの
特権ですものね
まこりんさん
2023/03/14
残念すぎる~
れいんさん
2023/03/14
synologyの新作も
多数ベイなるものが見当たりませんので
多量のHDD搭載ってのが
市場では求められてないのかもしれませぬねぇ