PSVRの発売日も決まり、このところVRHMD関係が盛り上がりつつあります。
しかし、どれも結構高いのが難点です。
そもそもVRでウロウロするには部屋が広くないと出来ないですし、
私自身はどちらかというとVRよりも3Dの方に興味があります。
VRでないHMDというとSonyのHMZシリーズが有名ですが、
あれは解像度の低さと値段の高さが欠点でした。
買おうかどうか迷っているうちに開発終了しちゃいましたしね。
そんなところに突然発売したのがこの製品です。
HMDとしては格安
他にこの手の製品はあまりないので比較するのは難しいですが、
SonyのHMZシリーズの値段と比較すると半額程度で買えます。
とはいえ、安い24型フルHDモニタより高いという金額自体はあまり安くもないのでしょうが、
HMDが2万5千円というのはなかなか衝撃的な金額です。
値段が値段だけに、流石に作りはHMZシリーズより安っぽいです。
3Dについては…どこにも書かれていないので、多分対応していないと思います。
とてもシンプルな作り
本体から生えているケーブルは1本だけで、
給電用のUSBと映像&音声用のHDMIが一体になり、先端で二股になっています。
本体にはイヤホンジャックがあり、そこにイヤホンを挿せます。
眼鏡を付けたままで装着可能なのは良いです。
ぼやける…。
画面関係の調整は輝度だけで、レンズの調整は本体下部のガチャガチャで行います。
ところが、どうやっても全体がくっきり映るようには調整できませんでした。
中央をはっきりさせようとすると両端がぼんやりという感じです。
特に片目で見るとはっきりぼやけます。
レンズが小さいからなのか何なのか…両目とも中心付近で合わせるしかありませんでした。
そんな状態なので、PC画面を表示すると文字がとても見難いです。
ブラウジングなんかで利用するのは止めた方がいいと思います。
当然ながら装着している状態ではキーボードは見えません。
固定については、正面を向こうとすると落ちてきます。
リクライニングシートで寄り掛かったくらいの姿勢で使うのが良さそうです。
動画を見た際の没入感はなかなかのものです。
一人映画館としては良いです。
使用してみて気付いたのですが、これはマルチディスプレイ環境では使いにくいです。
今の環境はWQHDのメインモニタにHDのサブモニタという構成ですが、
画面を拡張にするとHMD側はメインモニタの外の領域になり、
再生ソフトの起動や再生するファイルの選択なんかがやり難いです。
メインモニタ1枚を複製で使うか、HMD用に1台PCを用意するのが良さそうです。
HDMIでの入力が出来るので、PS4なんかに繋いでも良いと思います。
HMD入門用です。
値段が値段ですからね。
HMDがどういう物か体験するにはお手頃だと思います。
気軽にホームシアターっぽいものを体験するにも良いのではないでしょうか。
入門用とは言いましたが、その先に上級者向けの製品があるわけでもないのが現状です。
機能的には、片目ずつフルHDモニタが入ったような上位のVRHMDならVRでない用途でも
同等以上の使い方は出来るはずですが、VR抜きで買うには高いです。
スマホ用なら安いのもいろいろありますが、まずスマホ代が入ってくるのと、
HDMI接続の物に比べると汎用性では劣ります。
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購入金額
24,800円
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購入日
2016年05月頃
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購入場所
サンコーレアモノショップ
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