先日480GBで税・送料込1万円割れというSSD、OCZ TRION 100 TRN100-25SAT3-480Gを紹介しました。
実はこの価格には一つ条件がありました。それは、このSUNIX製PCIスロット用複合インターフェースボードとセットで購入するということです。
私も以前はPC-9800シリーズの少ないPCIスロットを有効活用するために、この類の複合インターフェースは随分集めましたし、一部は今でも使われています。
丁度仕様としては、このボードと同等の機能ということが出来ます。他にも複合ボードとしては以下のものを紹介しています。
リストアップしてみて、まだ取り上げていないものがいくつかあることに気付きましたが…。
この類の複合インターフェースボードは、PCI-PCIブリッジ(PCIスロットの場合。PCI Expressの場合はPCI Expressブリッジ)を使うことで、一つのインターフェースに対して複数のPCIデバイスを接続することを可能としていますが、このUFC3212VやBUFFALO IFC-PCI7IU2は独立したPCI-PCIブリッジを持たず、VIA製の特定のコントローラーで実現されていた複数同時接続機能を利用して製品化されています。
今となっては活用法が…
一応中身について触れておきましょう。
一応正規輸入品ですが、今更サポートなどは期待するものではありませんね…。
IEEE1394コントローラーはVIA VT6306、USB2.0コントローラーはVIA VT6214Lとなっています。VT6306はVIA製としては初期のIEEE1394ですが、それまでのTIやNECとは異なり、1チップで完結していてコストが安いというメリットがありました。 一方、USB2.0のVT6214Lは比較的後発のコントローラーで、ごく普通の4ポート対応コントローラーではあるのですが、この製品のようなIEEE1394をはじめ、Gigabit EthernetやSerial ATAコントローラーとの組み合わせによるマルチファンクションをサポートするという特徴があるそうです。
(参考:Vectro VT6214L製品情報)
確かに、この当時の比較的安価な複合インターフェースには、殆どこのチップが載っていたような印象があります。ちなみにより高価な製品では、単体のPCI-PCIブリッジと、TIやNEC製の各種コントローラーという構成が一般的でした。
このUFC3212Vは、前述の通りBUFFALO IFC-PCI7IU2とほぼ同等の構成であり、挙動も殆ど同等でしょう。PCI-PCIブリッジを利用していなかったため、PC-9800シリーズでは比較的扱いやすかったのですが、速度性能は高価な製品よりやや劣るというところでした。
かつてならもてあますこと無く使ったボードなのですが、生憎今となっては使い途はありません。SSDを安く買うために必要だったとはいえ、単に捨てるのも勿体ないですし、何とも扱いに困ります…。
-
購入金額
0円
-
購入日
2016年07月26日
-
購入場所
PC4U
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。