通常の一眼レフであればまず必要無いオプションなのですが、どうしても形状からしてグリップしにくいミラーレス一眼カメラにはボディーケースが欲しくなります。
今までもNEX-5N、X-E2、EOS M3といった割合よく使うカメラには全てボディーケースを用意していましたからね。
先日入手したSONY α6000も、NEX-5Nの後継としてそれなりに使うつもりでいましたので、早速ボディーケースを探しました。
α6000用の純正ボディーケースというと、型番でLCS-EBCだということは覚えていました。ところが早速この型番で探してみたところ、妙に売っている店が少なく値段も高いのです。そこで調べ直してみると、LCS-EBCは既に製造完了となっていて、後継のLCS-EBEが用意されているということが判りました。
カメラ本体がモデルチェンジされていないのに、ボディーケースだけがモデルチェンジされているというのは非常に珍しい例です。そこでこの両者の差を調べる内に、LCS-EBEの方を買うしか無いと思うようになり、早速注文したという訳です。
見た目はごく普通のボディーケースであり、特に目立った点は無いように思えます。
使えばわかる出来の良さ
それでは早速α6000に装着してみましょう。
この角度から見ると、何の変哲も無いボディーケースに過ぎません。
真正面から見ても、特に変わった点は見つかりません。強いていえば三脚ネジの部分がボディーのくぼみに配置され、ケースの底面とほぼ水平になるよう工夫されていることはわかりますね。
この角度で見ると特徴がはっきりと判ります。バッテリー・メモリーカード収納蓋の部分が稼働するように設計されていて、ケースを外さなくてもバッテリーやメモリーカードの入れ替えが出来るようになっているのです。
これまで殆どのボディーケースではバッテリー交換やメモリーカードの取り出しの際にケースの着脱を余儀なくされていました(前述の私が使っているボディーケースも全て同様)ので、この設計がいかに画期的かということです。
側面の端子部側も同様の構造となっていて、ケースを装着したままでバッテリーの充電(α6000は本体にUSBケーブルを挿して充電するため、単体充電器が添付されていない)や、PC等との接続も出来るように考えられています。
背面側を見ると、三脚ネジ部分の工夫が良く見て取れます。三脚ネジ自体も手回しでしっかりと回せるように収納式のつまみがきちんと存在しています。
一つ一つの工夫は常識的なものなのですが、ユーザー目線でこうあって欲しいという要求が全て考慮された製品という印象を受けます。LCS-EBCに対するフィードバックを得た結果による改良なのかも知れませんが…。
このような工夫を凝らした構造である以上、先代LCS-EBCより価格がやや上がってしまっているのはやむを得ないでしょう。むしろ店頭で両方が並んでいて、LCS-EBCが圧倒的に安かったとしても、買うのであればLCS-EBEの方でしょう。
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購入金額
4,842円
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購入日
2016年08月06日
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購入場所
ノジマオンライン
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