７年半使ってきたレグザ（42Z8000）の調子が悪くなり、買い替えを検討しました。

　この間、世の中には４Ｋテレビも出てきて、シャープのほか、パナソニックやソニー、海外メーカーもさまざま液晶テレビを出しており、どれにするか本当に迷いました。

　昨今、東芝という会社自体がいろいろ問題を抱えていることや、今使っているレグザが７年半で不具合が出てきたということもあり、当初は、東芝以外にしようかと思っていました。しかし、店頭で実際に画面を見比べてみると、やっぱり東芝のレグザシリーズが一番きれいに見え、映像も滑らかであったことから、これまでと同じレグザにすることにしました。

　また、レグザシリーズにも廉価版が出ており、M510XシリーズやC310Xシリーズなら8万円前後から購入可能でしたが、最上位の映像処理エンジンである「４ＫレグザエンジンHDR　PRO」と倍速液晶を備えたＺシリーズでないと、わざわざレグザにした意味がなく、後から後悔すると考え、これに決めました。

　購入当時、重低音バズーカ搭載のBZ710Xシリーズも発売されることも分かっていましたが、発売直後で値段が高くなると思われたこと、テレビ台との関係で、４３インチがベストサイズと考えていたところ、サイズが４９インチからしかなかったことから、この43Z700Xにしました。

　値段は下記のとおり、ジャスト１２万円（税金、送料込み）でしたが、いろいろなキャンペーンが重なり、Yahooポイントが２２０００ポイントついたため、実質１０万円弱で購入ができたのはラッキーだったと思います。すぐになくなると思われた在庫はまだあるようですが、一時期、１１万円を切るところまでいった値段は、少し上がって、現在（2017年8月）ではまた１２万円を超えてきているようです。

　42Z8000を購入したのは大手家電販売店だったため、業者が設置もやってくれましたが、今回は、自分で挑戦することにしました。

　配達されたレグザはこんな感じで、思ったよりコンパクトな箱に入っています。

　組み立ては、箱から出して、脚をつけるだけの簡単なもので、一人でも、１０分もあれば余裕で完成です。アンテナ等との配線は、前のテレビのものをそのまま使えばいいので（そのため、どのケーブルがテレビのどの端子に付くかを付せんなどで目印をつけておくと楽です）、これも迷うことはありません。何もないところに付けるのは大変かもしれませんが、買い替えなら、お金を払ってまで業者にやってもらう必要はないように思います。

　電源を入れ、マニュアルにしたがってチャンネルの登録等を行えば（自動的にスキャンされるので確認をすればいいだけです）、あっという間に設定完了です。画像がきれいなのはわかっていましたが、実際に設置してみると、ベゼルの薄さが際立ち、とてもかっこよく感じます。

　下の画像は42Z8000のものですが、比べるとベゼルの幅の違いがよく分かります。また、パネルの大きさは、買い替えにより４２インチから４３インチへとアップしたはずですが見た感じはむしろ小さく感じます。

　それも当たり前で、実際のサイズ（幅、高さ、奥行）も、42Z8000が100.9cm、　70.1cm、31.6㎝であるのに対し、43Z700Xは97.2cm、62.4cm、24.9cmとなっており、すべての面でコンパクトです。

　このようにサイズがコンパクトになったのはいいのですが、使い勝手の観点からいうと問題がないわけではなく、高さが低くなった分、視線が少し下がってしまい、テレビ台の高さによっては、若干見えにくくなる可能があります。また、これまではテレビの前に写真立てを置いたりしていましたが、画面と干渉するため、そうしたものは置けなくなりました。

　さらに、前のレグザには、画面の左右の向きを変えることができるスイーベル機能がついていましたが、今回のレグザにはついていません。もっともこれは、時代のはやりもあるようで、当時の多くのテレビについていたこの機能は最近はあまり見なくなり、今ではシャープの一部機種にしかないようです。

　もっとも、レグザの視野角は広く、少々斜めからでもよく見えることからするとスイーベル機能は必須とまではいえないし、高さが低いのは安定性があって、地震でも倒れるおそれが少ないと考えれば納得できるので、大きな欠点とはいえません。

　リモコンのボタンはシンプルにまとめられており、小型軽量で、反応も軽快です。

　４ヶ月弱使ってきましたが、画質や音のレベルは思ったとおり高く（特に、人の音声を聞きとりやすくする「クリア音声」は便利です。）、買って良かったと思います。

　地デジ番組を最大6チャンネル約80時間分録画できるというタイムシフトマシン機能もこの機種の売りですが、専用のＨＤＤが用意できていないので、またの機会に試すこととします。

　また、４Ｋについても対応した番組はまだなく、それが見られる有料放送にも加入していないため、ＹｏｕＴｕｂｅから４Ｋに対応した動画を再生して楽しんでいます。