2016.07.24 「★Tips」追記
すっかり Amazonの戦略に乗って、Amazonプライムデーの時に買っちゃいました(^^;
元々電子ブックリーダーとしては「kobo Touch」を持っていますが
購入当初は自炊したコミック等(PDF)を koboで読める形式に変換して読んでいましたが、雑誌など大きな紙面だと無理があったり、そもそも解像度が 800 x 600dotしかないのでテキスト以外だとかなり粗くなってしまいます。
元々テキストオンリーのモノをあまり読んでいなかったので、電池のもちは悪いですが AndoroidやWindowsタブレットで読むようになり、全く使わなくなってしまいました。
そんな状況でしたので kindleがいろいろ進化していても手を出していなかったのですが、Amazonのプライム会員になり先日の Amazonプライムデーでは kindleがほぼ半額になっているのを見て急きょ購入を決意し短時間で仕様を確認し、「Kindle Paperwhite Wi-Fiのキャンペーン情報なし」版を選択しました。
電子書籍リーダーとしての Kindleには現在「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Voyage」「Kindle Oasis」の 4種類がありますが、後の 2つは通常販売価格が 2万円を超えているので私の使用頻度を考慮し最初から除外し下位二つで検討しました。
主な仕様は以下の通りです。
※ストレージはどちらも内蔵 4GB
(Paperwhiteでは 3.04GBが使用可能と表示されました)
Paperwhiteには 3G版もあるのですが、外出時には本体内にデータを入れておけば必要ないので Wi-Fi版で比べました(外で接続したければ、スマホのテザリングが使えるので問題無し)。
ハード面での大きな違いはバックライトの有無と解像度、重量のようです。
私はテキストよりも PDFまたはコミックでの利用を想定しているので少しでも解像度が高い方が良いので、この時点で Paperwhiteに決定です。
300ppiだと分かり辛いですが、6インチの画面で 1448 x 1072dotになります。タブレットPCと比べても高解像度です(最近のスマホはもっと高解像度なのが出ていますが)。
細かくはコントラスト比なども違いますが小説などのテキストしか読まない人はバックライトが付加され重くなった kindleに +5,000円強を出せるかでどちらにするか決める事になるでしょう。
※ Paperwhiteでは kindleよりもコントラスト比で50%、反射率で20%アップ
情報元:E Ink RegalとCartaの真実 - ITmedia eBook USER
そしてもう一つ Kindleを選ぶ上で大きな選択があります。
各端末で「キャンペーン情報」の有無を選べ、「キャンペーン情報」を付加するだけで 2000円安くなります。
今回キャンペーンで 7300円引きだった事もあり迷わず「キャンペーン情報」無しを選びましたが、そうでなくとも「キャンペーン情報」無し版をお奨めします。
製品情報にはあまり「キャンペーン情報」についての動作が載っていないので、カスタマーレビューからの情報になりますが、「キャンペーン情報」有りのモノはスリープ(電源OFF)時に広告が表示されるようです(E Inkなので電力は消費されません)。
またスリープ復帰(電源ON)時に同じ広告が表示された上に「今すぐチェック」ボタンが追加表示され、スリープ(電源OFF)前の状態に戻るにはこの画面をスワイプさせなくてはなりません。
「キャンペーン情報」無しのモノはスリープ(電源OFF)時に数種類の画像が入替りで 1枚表示されます。
そしてスリープ復帰(電源ON)時にはただちにスリープ(電源OFF)前の状態に戻ります。
更にホーム画面で「キャンペーン情報」有りのモノは画面下に広告が表示され表示領域が狭くなるそうで、これらの違いに 2000円を多く出せるかどうかです。
ほとんど使わない人ならともかく(そんな人はそもそも買わない?(^^; )、スリープ時には常に広告が表示されており、毎回復帰時にスワイプという動作が入るなんて考えたら面倒でたまりません(少なくとも私は)。
まぁ広告によって新しい出会いがあるという考え方もあるので強要は出来ませんが、この本体の価格に対して 2000円もの差というのは大きいですね。
【外 観】
外箱の黒地の部分にも目立たぬ模様が入っていますが、内箱の内蓋部にも目立たぬ絵が描かれておりいい感じです。
まぁ私はすぐに捨てちゃうんですけどね(^^;
とっても簡単な説明書と microUSBケーブルが付属してきます。
E Inkなので画面に電源位置が各国語で示されています。
背面上部には amazonロゴが掘り下げのエンボス加工されています。
microUSB端子と電源ボタンは本体下部にあり、真ん中に LEDランプがあります。
【初期セットアップ】
電源ボタンを押すとバックライトが点灯し「言語選択」画面になります。
「日本語」を選択し[次へ]をタップすると、しばらくした後
初期画面が表示されます。
[はじめましょう >]をタップすると「Wi-Fi」画面になります。
(画面を取り損ねましたが、基本はネットワークを選んでパスワードを入れるだけで
DHCPで設定されるのが基本になります。
固定IPを振りたい場合は、詳細設定でネットワーク名から入力します)
※初期にネットワークを選んで設定した場合、後から固定IPアドレスに変更は出来ないようです
画面に従い「Wi-Fi」設定を終えると「登録」画面になります。
ネットワークに接続されると自分のアカウントで接続され、amazonに登録されている氏名が表示されます。
間違いなければ「設定をを続ける」をタップし次の画面に移ります。
SNSへの連携画面が表示されますが、必要無ければ[後で接続]をタップし次の画面に移ります。
HOME画面の説明が表示されるので、画面右下の[ > ]をタップし最後まで画面遷移させていきます。
[完了]をタップするとセットアップが完了し、HOME画面に移ります。
【操作について】
おおまかな操作はセットアップ途中の説明でされているので触っているうちすぐに分かりますが、本を読み始めてすぐにページ送りやメニューの出し方に躓くでしょう。
本体内に収録されている「ユーザーズガイド」を読めばいろいろ載っていますが、まずはページ送り/戻りとメニュー(ツールバー)の出し方さえ分かれば後はほとんど必要が無いと思われます。
本を開いたら画像を参考に対応する画面位置をタップする事で、それぞれの操作を行えます。
(英語雑誌などページ開きが逆なモノは線対称のエリア分けになります)
またページ送り/戻りは左右スワイプによっても行えます。
あと、タブレットPCに慣れていると無意識でやってしまう事も多いと思われるピンチイン/ピンチアウトの操作にも対応しています。
テキストのデータを読んでいる時には文字の縮小/拡大、コミックや PDFの時にはページの縮小/拡大になります。
更に自炊した PDFの時には左上に縮小画面が表示され、どの部分が表示されているのか分かる様になっていました。
これにより雑誌などの大きな紙面のモノも読む事が出来ますが、拡大時のスクロールは滑らかではないのであまり実用的では無いでしょう。
自炊した PDFを読んでいて気になるのは、ページを開く向きが日本の本と逆になってしまいます。
ページの真ん中あたりをタップして次のページに進む分には良いのですが、前のページに戻ろうとしたりスワイプして操作しようとすると逆の動作になってしまいます。
Androidや Windowsアプリケーションだと操作を逆にするなどの設定があったりするのですが、kindleでもその様な設定があると良いのですけどね。
他にもページジャンプ操作などがスライダーバーで出来ないなど、この点は「kobo Touch」の方が操作し易く感じます。
とにかくキレイ
視野角が広いようでかなり角度をつけて見ても読みやすく、バックライトのおかげで暗い所で見えるのに加え外の日差しの中でもハッキリ見えます。
もちろんバックライトだけでなくマットな表面のおかげで反射が少なく大変読みやすいです。
そして Kobo Touchでは PDFを一旦変換しないと大変見辛かったのが、高解像度のおかげで本品ではそのままでキレイに表示されます。
もっとも amazonで購入したコミックだと 200~500KB位なのが、自炊したコミック(PDF)だと100倍位のサイズになっちゃうので(作り方によりますが)、microSDカードなどのスロットが欲しいところです。
容量は気になるところですが、当初の思惑通り PDFファイルを変換無しにキレイに見る事が出来、電池のもちが良いので満足しています。
ページ送り方向の変更やページジャンプがスライダーバーで出来れば言う事無しなんですけどね。
★ Tips
○自炊ファイル(PDF)の置き場所
「kindle Paperwhite」を PCに USBケーブルで接続すると、画面に「USBドライブモード」と表示されます。
PCではドライブとして認識されているので、「documents」フォルダに PDFファイルを置けば kindleで閲覧できるようになります。
※ Windows PCで操作しています
○スクリーンショットの取り方
画面の対角を同時にタップする事で、スクリーンショットを撮る事が出来ます。
端末上では撮影出来ているか確認出来ませんので、うまく撮れた時には一瞬暗転しますので参考にして下さい。
画像は PCに接続した時に端末のルート上に pngファイルで作成されています。
○詳細情報の表示方法
Wi-Fi設定を行うと通常DHCPで設定されてしまいますが、端末のIPアドレスを確認する手段がありません。
ネットで探したところ、隠しコマンドがありました。
検索で「;711」と入力する事でネットワーク(Wi-Fi)の詳細情報を表示させる事が出来ます。
○自動アップデート
Tipsというより仕様ですが、Kindle Paperwhiteでは新しいファームウェアのアップデータがあると、Wi-Fi接続時に自動的にアップ―デートが行われます。
初期設定後にスリープにしたのにふと画面を見るとアップデート画面になっていたので、最初焦りました(^^;
後に自動アップデートされる条件を調べてもあまり詳しい事は書かれておらず、勝手にアップデートが行われるのは不安ですね。
Amazonのサポートページでは「端末を充電したままにする」旨書かれていたのですが、今回は充電中でも無く届いたまますぐにセットアップしてしまったので電池は半分くらいで自動実行されていました。
○ファームウェアバージョン確認方法
ファームウェアのバージョンを確認するには下記の通り行います。
・ホーム画面で[メニューアイコン]をタップし「設定」を選択
・設定画面で[メニューアイコン]を再度タップし「端末情報」を選択
「Wi-Fi MACアドレス」や「シリアル番号」と共に「ファームウェアのバージョン」が表示されます。
ちなみに 2016年 7月24日時点では「Kindle 5.8.1」が最新です。
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購入金額
8,980円
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購入日
2016年07月12日
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購入場所
Amazon
れいんさん
2016/07/23
裏のフレームも含めて
ステキホワイトですわねぇ
jakeさん
2016/07/23
改良されてページ送りとか早くなったのかな、羨ましいです。
読書しかできないので、他のことに気を取られません。その点、いいデバイスですよね。
atsuo@tokyoさん
2016/07/23
黒も迷ったのですが、やっぱりフレーム含めて紙のイメージでホワイトにしました。
最近「松崎しげる」にハマっている私であった(^^;
atsuo@tokyoさん
2016/07/23
名称だけだと分かりませんが、最初出た時と比べ解像度など上がっていたり、結構改良されているようですね。
何かに特化しているデバイスは良いですよね。
ただ、ハード的には不満は無いのですが、レビューに書いている様にページ送りの方向を変更できないとかタップエリアの変更が出来ないなど、ソフト面で細かい所が気になります。