この作品は、滅亡寸前の地球から脱出した人々が不時着した惑星の北半球をスカイフォールと名付けたという設定のSFファンタジーを舞台にしています。
ただし、購入当時の私は、その設定については殆ど知らないままに手に取っています。
おそらく、米田仁士さんの絵に惹かれたのでしょう。
今検索してみても、一作目の魔人の沼の表紙は蒐集目的以外では手を出さないタイプのイラストだと思いましたので。
しかし、現在になると、まあ、買っておくべきだったよなあ、魔人の沼。
となる訳でw
その辺りは、当時の私の判断には、何とも言えないかな。
SFファンタジーという事で、魔獣や魔法が出てくる一方で、機械文明の産物も出てくるわけです。
表紙のイラストでは、完全なる剣と魔法の世界のように感じますが、ピラミッドなので、ミイラやエジプトの壁画のようなものや、神の像が出てくる反面、宇宙船(壊れて長い年月放置されていますが)が出てきたりします。
D&Dだとか、ソードワールドと同じ世界だと思っていた私は、ビックリした記憶があります。
いや、まあ、表紙の折返しにはちゃんと、舞台となる世界の説明が入っていましたけれどもね。
そういう意味でいうと、ウィザードリィ・DIMGUILと同じ設定とも言えるのかな。
もっと大きく言うと、マイトアンドマジックや本家ウィザードリィシリーズの6以降なんかも同じ設定だから、当時のトレンドだったのかもしれません。
ゲームブックは、ゲームマスターが存在しないので、殆どの作品が能力値などはシンプルでした。
そうなると、能力値の名前と、ダイスを使うか使わないか、での差別化をして著作権的な回避をしている感じですね。
ダイスを使う方が乱数抽出にはかなり有利で、この作品ではダイスを使わないシステムであったので乱数のバリエーションが少な過ぎて、成否の判定に使う数字を見た途端に、「ああ、無理そう」と思うことが多かったと記憶しています。(つまり判定行為を成功で進んだ事も有ったという事ですw)
発掘して読み返してみると、矛盾というかちぐはぐな描写、「宇宙船や複雑な機械装置を判別出来ないのに、自動隔壁が開いたままの状態を故障している、と表現したりしている」事があって、完全に剣と魔法の世界風に始まる冒頭の説明とのギャップに首を傾げる事があったり、なかったり。
という感じでしょうか。
シリーズの二巻だけあるというのは、蒐集癖のあるL2さんには、ちょっと落ち着かない状態であるので、入手性とお値段を見極めつつ、他の巻も集めてみようかと思っています。
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購入金額
480円
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購入日
不明
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購入場所
青雲堂書店
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