これはOP42のグレード違いで、今では珍しくなったメタル缶のパッケージに入っています。
圧迫感がない
OP42GPZと比べると、音に圧迫感がありません。缶のICはプラスチックモールドと違い中身のシリコンダイが圧迫されないため、音も変わってきます。アナログICの面白いところです。
過渡波形はDIP版とほぼ同じです。中身が同じなのである意味当然でしょう。
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。
外装部分の電位に注意
DIP版と同様1回路入りなので、デュアルのソケットに差し替えるには変換基板が必要です。
電気的な特性はDIP版に概ね準じますが、DIP版のGグレードに対しこちらはFグレードで、オフセット電圧が小さいのが特徴です。
なお、缶の外装はVEE(4番ピン)に接続されています。間違ってもシャーシGNDとヒートシンクを繋げるなどをしてはなりません(片電源で使うような場合は別ですが……)。
MUSES02より若干安い
ステレオで使うには2つ必要で、変換基板も必要ですが、それでもMUSES02と比べると少し安うございます。メタル缶のICであるということもポイントです。
温かくなる
24V cMoy回路では、外気温29.8℃に対して39.2℃まで上昇しました。金属はプラスチックと比べ熱しやすく冷めやすいものですから、この程度なら許容範囲と言えるでしょう。
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購入金額
1,680円
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購入日
2016年07月08日
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購入場所
デジット
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