ライプツィヒのインクメーカー Rohrer & Klingner から発売されている万年筆用インクです。多くは染料インクですが、没食子インクも2種類あります。これはその2種類のうちの1つです。
瓶の色と形やキャップが金属製なところは栄養ドリンクを彷彿とさせますが、中身はインクです。
ちなみにSalixとは柳の意味です。
塩酸系の古典インク
このインクは耐水性のある没食子インクです。Diamine Registrar's ink ほどではありませんが、古典色が強いようです。蓋を開けると薬品臭がしますが、硫酸(揮発しない)ではなく塩酸(揮発する)が使われているそうです。
値段はそれなり
ミリリットル単価は28円です。ペリカンやプラチナよりも割高ですが、古典色は強めなのでそれなりの値段と言えるでしょう。
専門店ならある
一部の専門店なら取り扱いがありますが、一般的な雑貨店では取り扱いがないようです。少なくともナガサワにはありました。
彩度の高い青は好みが分かれるかも
書いた直後は彩度の高い青ですが、すぐに酸化して濃紺になります。プラチナやペリカンのブルーブラックに比べ色の変化がわかりやすいです。ただ、赤味のなく彩度の高い青というのは好みが分かれるようです。
古典インク同士の混色
彩度が高く明るめの青が気に入らないなら、Salix 2 : Scabiosa 1 程度で混ぜてみるのも良いでしょう。
できれば金ペンで
これは没食子インクですので、当然に酸性です。金ペンでの使用をおすすめしますが、パイロットの白ペンでも問題なく使えるようです。
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購入金額
1,512円
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購入日
2014年05月頃
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購入場所
NAGASAWA梅田茶屋町店
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