zigsowに入ってからブツ撮りをするようになり、それまで 3WAY雲台しか使った事が無かったのが自由雲台を使うようになりました。
更に独特な固定方式で素早くアングルを決める事の出来る雲台を
多少不満が残るもののベターなモノとして長く使ってきました。
自由雲台は 3WAY雲台に比べ一気にアングルを決められる分、一方向だけ(水平・垂直)動かすという事が出来ません。
本来ならブツ撮りでは素早くアングルを決めるより水平・垂直出しのし易い 3WAY雲台の方が重宝されるのでしょうが、私には自由雲台の方が好みでした。
しかしながら上記を使っていて常々アングルを固定した後のズレが気になっていました。
グリップを放し固定した後、カクンと縦方向に少しガタつくのです。
長く使っているのでその遊び分も考えてアングルを決める様になりましたが、アップで撮る時などはなかなかうまく合わせられない時もありました。
そして使い始めてしばらくして写真用の雲台として 3WAY雲台と自由雲台の他にギア雲台なる水平・垂直出しの微調整を簡単に行える雲台の存在を知りましたが、高価な上その特性上一気にアングルを決められないので、いつしかギア雲台の事を忘れていました。
ところが昨年に本品が発売されとても気になっていました。
ギア雲台は一気にアングルを決められないと書きましたが、以前よりギアを開放する事で大きく動かす事の出来るモノがあったそうですが、本品では「レバーを握る・放す」だけで「ギアの解放・固定」が出来ます。
先の雲台の様に 1回の「レバーを握る・放す」の操作では無く、水平・垂直の 2回の操作になってしまいますが、普通の 3WAY雲台に比べたら雲泥の差で素早く大まかな位置決めが出来ます。
また家では 200PLのクイックリリースプレートで統一しており、
本品も200PLプレートを採用しています。
欲しい欲しいと思いつつ価格で断念していたのですが、価格が 2/3程度に落ちてきてとうとう手を出しました。
主な仕様
素材:テクノポリマー(ADAPTO)
重さ:750g
最大耐荷重:4kg
プレート:200PL-14
可動範囲がもっと大きいと良いのだが
可動範囲は
水平回転(パン):360°
フロントティルト角:-20° ~ 90°
横ティルト角:-20° ~ 90°
となっています。
要するに縦方向は前方に 90°、手前に20°まで倒せ、横方向は左に 90°(縦撮り)右に20°まで倒す事が出来ます。
可動させるにはレバーを握るとフリー状態になり、位置が決まったら放します。
そしてレバーを回転させる事で微調整できます。
いずれもレバーから手を離せば固定されるのでとっても簡単です。
シュープレートの固定方法も変更されていて
樹脂製の板(矢印)の下にバネが仕込まれており、下に押しながらレバーを引く事でロックを解除、上からプレートを載せる事で樹脂製の板が沈み込みレバーが戻ってシュープレートを固定します。
ネジ穴は 3/8インチですが、
使用する三脚もマンフロット製なので、そのまま装着出来ます。
この三脚では雲台をしっかり固定するため、最後に下側から先が平らなネジを押し付けて固定します。
撮影ボックスを置くスペースの関係上、センターポールを水平にしたポジションでいつも撮影を行なっています。
しかし本品の手前側に倒せる可動範囲が 20°しかないため、通常ポジションではカメラを水平にする事が出来ません。
仕方が無いので本体を 180°回転し前後逆のポジションにしています。
そしてカメラに取り付けているシュープレートも前後逆にしてセットしています。
レバーの調整がカメラ前方で行なう事になりちょっとやり辛くはありますが、レバーをつまむ・回すだけなので、それほど大変ではありません。
フロントティルトが前後共に 90°以上可動すればいいんですけどね。
後、ジョイスティック雲台ほどガタツキはありませんが、本品も多少遊びがあります。
人によっては気になるかもしれませんが、私はレバーを使って微調整などしても気になる事はありませんでした。
私はセンターポールを水平ポジションで使用しているためちょっと操作し辛くなっていますが、通常ポジションならば大変ブツ撮りで扱いやすい雲台でしょう。
特に撮影時に微調整の操作を体験してしまうと、他の雲台でブツ撮りしたくなくなります(^^;
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購入金額
22,690円
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購入日
2016年06月22日
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購入場所
ヨドバシカメラ
いぐなっちさん
2016/06/24
うらやましい!
atsuo@tokyoさん
2016/06/24
既に 200PLのクイックリリースプレートで一脚・三脚は統一していたので、今回のギア雲台は手を出し易かったのですが、雲台でこの価格はちょっとがんばりました
まぁしっかり使い倒していきます(^^
ホーリーさん
2016/06/25
atsuo@tokyoさん
2016/06/25
確かに月とか撮影した時に普通の雲台で追うのは面倒でしたが、これなら簡単そうですね(^^
ただ天体写真だとやっぱりネックになるのが手前に 20°しか倒れない事ですね。
その時は私がやっている様に雲台を前後逆にする必要がありますね。
まぁ、私にはちょうどいいのか(^^;