Amazonのタイムセールで、容量の割には妙に安かったので試しに買ってみました。殆どの容量で、バルクドライブを買ってくるよりも安かったのです。

ただ、MARSHALブランドの外付けHDDは、中身のドライブのバリエーションが豊富であることが知られています。自社ブランド（実際には当然自社で製造している訳では無く、WesternDigitalや東芝のHDDが中身）のHDDである事もあれば、東芝製のHDDである事もあるようです。

さらに東芝製であっても、ごく普通のコンシューマー向けが入っていることもあれば、ニアライン向けやエンタープライズモデルが入っていることもあるなど、一種のくじ引き要素があるのです。

という訳で、早速くじ引きの結果を見てみましょう。

一見するとごく普通の外付けHDDという体裁なのですが、ケースの作りはパーツショップで1,000円前後という感じの、かなり安っぽいものです。ちなみに固定は一応トルクスであり、分解しづらいように設計されていますが、トルクスドライバーを持っていればネジを全て（計4本）外すだけで完全に分解出来ます。

中身は東芝製のMG04ACA600Eという、なかなか珍しいモデルでした。MTBF140万時間のエンタープライズモデルですが、末尾の「E」という文字が512byteセクターエミュレートモデルであることを示していて、一応旧OSとの互換性を確保した仕様のものとのことです。なお、通常のAdvanced Formatモデルの場合は、MG040ACA600「A」というモデル名となります。メーカー公式の製品情報はこちらから。

ただ、ラベルが通常のものよりも大幅に簡素化されていますね。MARSHALで組み込み用に貼り直したのか、修理上がりなどをちゃっかり回したものなのかは判りませんが、過去に新品と売っていながら、実は修理上がり品を回していたという話が結構あるブランドであるだけに、若干不安要素はあります。