キリ番に登録させていただくのはAlfa Romeoのエンブレムを象ったペーパーウェイトです。
曖昧な記憶ですが、おそらくバブル期の最後あたりにディーラーがクリスマスプレゼントに下さったものです。
エンブレムデザインの由来
アルファ・ロメオのエンブレムデザインの由来に関しては諸説あります。
基本的な意匠は同じですが年代によって変遷もあります。
初期のエンブレムは七宝焼きの高級品でした。
周囲を取り囲む月桂樹は、レース界を席巻した栄光の印です。
左に位置する白に赤の赤十字は、創設の地であるミラノ市の紋章を表します。
一時期アルファ・ロメオは国営となるのですが、(今はFIAT傘下)その時にエンブレム下部に刻まれていた「MILANO」の文字は消えます。
右側にある王冠を戴く蛇は、ビスコンティ家の富と力の象徴です。
今のエンブレムでは具象化されているので、三叉の舌を伸ばしているように見えますが、蛇の口から出ているのは「剣を持つ少年」です。
(上の写真の少年は剣を持っておりませんが、そのようなデザインが確かに存在します。)
それはサラセン帝国(イスラム帝国)の王子だと聞いております。
強大な力を持つビスコンティ家が十字軍に出兵した時の歴史が反映されているのだと聞きました。
そう思うと石油で財を成し世界中の名車を収集している中東のお金持ちは、決してアルファ・ロメオだけは買わないのかもしれませんね。 知らんけど〜。
今年に入ってからのエンブレムは、メタリックなデザインに変更され、その歴史感はより薄くなっているように感じます。
古いエンブレムと当時のエンブレムを合体させた仕上げ
このペーパーウェイトを戴いた当時のアクリル製エンブレムを、少し前の世代に充てがわれていた月桂樹の取り巻きの上に載せたデザインです。
上手く融合しているのではないでしょうか。
裏面には滑り止めの為にラシャが貼られています。
改めて重量を計測して驚いたのですが、なんと155gではあ〜りませんか!
155といえば 私がこれまでの人生でイチバン愛した車でございます。
もう手持ちには居ない155ですが、このペーパーウェイトを見るたびに、
素晴らしい思い出が蘇ります。
ありがとね〜。
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購入金額
0円
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購入日
1990年12月25日
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購入場所
アルファ・ロメオ アレーゼ京都
タコシーさん
2016/06/19
イタ車は歴史があって奥が深いですね
確かに惚れ込んだ車に乗りたいものですが私にはムリムリ..(;´∀`)
日本でもモータリゼーション黎明期には
ダイハツ ベルリーナ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8F...
日野 コンテッサ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E9%87%8E%E3%83%BB...
などがありましたがヨーロッパ車はデザインが優美ですよね 当時は優美さよりも
機能性が求められていたのか販売はソコソコでしたが...
その後のいすゞ117クーペは日本人にマッチするデザインでした
cybercatさん
2016/06/19
つか、そういうのを堂々と自家の紋章にしてしまうあちらの方々は...
>もう手持ちには居ない155ですが、このペーパーウェイトを見るたびに、
>素晴らしい思い出が蘇ります。
ありますね、そういうの。
自分もロータリーのキーホルダー見る度にRX-7(FD)を想いだしますね。
フェレンギさん
2016/06/20
私の初めての愛車は初代ホンダアコードHBだったんですが、今もお世話になっている街の車屋さんから「コンテッサのエエ奴があるんやけど、どうや?」と打診されたことを思い出します。
当時はその良さなど到底理解できるわけもなく、、、。
次に初代いすゞジェミニの中古を、、、新車ならトヨタカムリかスターレットを勧められました。
ケンメリの4ドアと言う選択肢もあったんですが、その中からは黄色いジェミニを所望しました。
結局縁が無くて、アコードに落ち着いたのですが、
最初の車が何だったか、、、、その後の私の人生を決めた と言っても過言ではない かもしれません。
それも縁でございますね。
フェレンギさん
2016/06/20
ミルコ・クロコップは、赤白チェックの勝負パンツを忘れるとリングに上がることが出来ないそうですが、隣合わせの国の方はその模様を見ると吐き気がするほど嫌うそうです。
家紋を旗印にしていた時代は、敵を根絶やしにする時代でもあったと思うのですが、一定の敬意を払う感覚はあったのであろうと思います。
ビスコンティの蛇は、やはり私達の感覚とは相容れない面を内包してますね。
マツダ車といえば、私は昭和の丸に小文字のmをあしらったマークがグッドデザインだと思うのですが、親友のマツダ勤務の者に尋ねると 社内であのマークはダメな時代のマツダとして認識されているので、決して蘇ることは無いのだ そうです。
良いデザインだと思うんですが、、。
くろぱんださん
2016/06/23
各エンブレムのなかでもカラーが多いので、初期の七宝焼きなんて大変な手間だったたんでしょうね。
155を手ばなされても、手元に思い出の蘇るモノがあるのはイイですね。
フェレンギさん
2016/06/23
嬉しいことを書いて下さいまして ありがとうございます。
アラン・プロストの頃のフェラーリは、エフワン用に別注した特別薄い七宝焼きエンブレムをノーズコーン先に、ヘッドレストも本革張りの円筒状のものをおごっていた時代があります。
ロス・ブラウン時代に無駄の削減対象としてステッカーに変更されたと憶えていますが、イタリアらしいのはどちらか? 議論を待つ必要がありませんね。
人生自体が無駄の塊ですから、ね。