2人の子どもたちは、ずっと徒歩圏内の学校に通ってくれましたので、高校以降は自転車通学です。
ケーヨーデイツーやコーナン、もしくはサイクルベースアサヒやエイリンで1万円台の変速機無しのママチャリで通学しておりました。
文字通りママさんがお買い物に利用するなら、数年の耐久性が担保されているはずですが、男子学生が酷使すると、概ね2年を待たずに買い替えが必要だと認識しておりました。
次男の通学先は距離こそ3キロ前後なんですが、途中かなりの急坂がありますので、原付きを利用するか変速機付きの自転車が必要になりました。
世界のスーパーカブは頼りになるんですがね〜。
昨年の4月には、まだ免許も所得できておりませんので、入学祝いを兼ねて、これまでより高価な自転車を与えることになりました。
選んだのはブリヂストンサイクル製 カジュナDX27インチ内装3段変速仕様です。
これまでの普及品とは比較にならない耐久性を実感
家内はエイリン(京都市内で他店舗展開している専売店)オリジナルの内装3段変速26インチを愛用しております。
こちらは2.5万円前後でした。
これを比較対象に簡単な検証を行います。
26インチと27インチというタイヤ外径の差もあるので、当然速度はカジュナが上回ります。
同じハブダイナモですが、カジュナの方が、より低速から安定した発電が期待できます。
これもタイヤ外径の影響があるかもしれません。
カジュナのヘッドライトの口径は小さいので、一見頼りなく見えますが、実際の配光特性に優れるのはカジュナの方で、圧倒的に広範囲に明るく前方を照らしてくれます。
チェーンカバーなんて、なんでも同じだと思っていましたが、カジュナのそれがステンレス製なのに対してエイリンのそれはブリキ製です。
どうしても使用者が蹴ってしまい凹む可能性があるのですが、ステンレス製のチェーンカバーはとても丈夫なので、漕いでいる時にチェーンが擦れて「シャラシャラ」なんてことは起こりづらいです。
ハンドルシフター仕様の内装3段変速は、どちらも同じシマノ製ですので、当然同じ使用感です。
エイリンになくてカジュナに装備されるもの
1 一発二錠ロックシステム
これは後輪側に備わるロックを掛けると、ハンドルロックが同時に掛かる優れたシステムです。
ハンドルの向きは自由に選択できるので駐輪場のシステムや好みに合わせることができます。
2 自動点灯後尾灯
ボタン電池と太陽電池の2段構えのLEDランプが装備されており、周囲の明るさと振動を感知して自動点灯する後尾灯が備わります。
駐輪時も振動を感知して10秒程の間フラッシュしますので、防犯効果も期待できます。
使用上ほとんど意味はありませんが、
ヘッドマークに金属プレートが奢られているのは嬉しいポイント
泥除けもチェーンカバーと同じくステンレス製が採用されます。
大きなカゴは大量の荷物をしっかり受け止めます。
金属製のしっかりとした骨組みと穴あきメッシュ底板で強度を保ちつつ、籐カゴの雰囲気も加味した
良いカゴが装備されていると思います。
リアキャリアは「チャイルドシート不適応」と明記されておりますが、一応18キロの耐荷重が担保されているので、バンドを併用して重たいカバンを搭載することが可能です。
奥の鋲打ちサドルが純正品です。
カジュナには、前機に別売りで買って愛用していたパナソニック製のサドルを移植しています。
どちらもバネ付きサドルで使用感にはあまり差がありませんが、見た目はパナソ製の勝ちかな。
リムもスポークも強度重視のステンレス製です。 タイヤも耐パンク性能の高い良い物が使われます。
バルブはもちろん英式ですよ。
両立スタンドが装備されているので、重たい荷物が日常の生徒には福音です。
ブリヂストン製の27インチタイヤは、既に2セット目です。
酷使してます。 リプレイスも同じタイヤを選んだので、そのブレーキ性能・転がり抵抗などは未知数です。 ただ9,980円自転車に装備される中国製タイアとは一線を画する性能だと聞いております。
雨の日も雪の日も、傘に頼らず自転車用合羽を着用して通学するのは、急坂を経由するからです。
前・キャリパーブレーキ 後ろ・フィン付きローラーブレーキ と至って普通のシステムですが、
片手運転などさえしなければ、十分な制動力があります。
卒業までの間にカブにシフトする可能性は残りますが、ずっと愛車として使えてくれそうな予感が漂う良い自転車でした。
普及品の2〜3倍、ホームセンターで売られている製品の5倍程の価格差に見合う性能差を感じます。
でもママさんの買い物用途には、、、ちょっと高いね。
価格に見合った性能
タイヤサイズ 27×1-3/8 パンクしにくいマイティロードタイヤ採用
アルミ製ハンドルバー
リム・スポーク・シートポスト 共にステンレス製
泥除け チェーンカバー 共にステンレス製
両立スタンド装備
一発二錠ロックしすてむ
ハブダイナモ LED1wヘッドライト
自動点灯太陽電池内蔵 リアランプ
重量 約22.4キロ
適応身長 148センチ〜
色は 白 赤 紺 緑 の4色展開です。 価格差はありません。
父親(私)用のマングースも赤
兄のフジも赤 なぜか赤色の自転車が3台揃いました。
ママのママチャリはアイボリーなのにね。
3年間の盗難補償がメーカー担保で付属するので、購入後はHP経由か保証書添付はがきを利用して
登録を済ませる事が大事です。
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購入金額
50,000円
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購入日
2015年04月頃
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購入場所
エイリン
jakeさん
2016/06/18
弟が2年もたずに乗りつぶしてしまい、自分の自転車が取られました。
ブリヂストンの頑丈な自転車だったんですがそれでも卒業までにはボロボロになってた記憶があります。
自分は、バイトして買った競技用MTBとか乗ってました。
耐久性だとMTBよりママチャリのが上でしたね。
MTBは割とマメな整備が必要でしたし。
フェレンギさん
2016/06/18
>男子高校生の脚力はすごいですよね。
<まさにそう思います。
私もマングースで九条山越えをするんですが、自分に近い年齢で自転車を押さずに登るのは電動自転車の方くらいだと自分自身を褒めているんですが、それを追い抜いてゆくのは変速ギア無しの東山高校生です。 全く敵いませんわ。
安価な通学用自転車だと、パンクはするはBBが音を上げるは、と云う感じです。
自分馬力の自転車は、整備の愛情具合が反映するので、子供には「もっと手入れしろ」と
言いたいです。
下小川さん
2016/06/19
自分も高校生入学前に買ってもらった普及価格帯の自転車を10年以上使っているんですが、途中で何度も修理に出したり消耗品交換しているんで総額は悲惨な事に…
しっかりしたもの買ってもらえてうらやましい。
フェレンギさん
2016/06/19
>途中で何度も修理に出したり消耗品交換しているんで総額は悲惨な事に…
<判ります。 特に頻繁にパンクしたりチェーンが切れたりすると、工賃がかさみますよね。
私は30年以上前にくじ引きで当たった日本製ママチャリを20年以上愛用した経験があります。
それは半径1キロ以内の買い物用だったからかもしれません。
その後長男用に買った1万円自転車はメーカー不明の中国製だったんですが、ステムが緩んだり、リム振れが強く出たり、、と、あまりよい思い出がありません。
台湾製のジャイアントやメリダはきちんとした製品だと思うのです。
このカジュナにしても、同価格帯のジャイアント製クロスバイクと比較すると、その軽快感はジャイアントの勝ちだと思います。 (5万円のママチャリは日本製しか売っていないと思うので、正確な比較は出来ません、、、)
進んで自ら手入れをする習慣を身につけて、永く使って欲しいですわ。
あ、本文にも書きましたが、毎日急坂を登り降りするので、空気圧の管理だけは きちんとしているようです。