レビューメディア「ジグソー」

赤インクに耐水性を求めるのは間違っているだろうか

万年筆でも使える顔料インクです。染料インクが水溶液であるのに対し、顔料インクはヒドロゾルです。普通の顔料インクと違い粒子が細かく、万年筆で使っても目詰まりを起こしにくいように作られています。

更新: 2016/06/28
耐水性

耐水性の万年筆用赤インクは非常に珍しい

顔料インクの特徴は、乾くと耐水性になることです。このインクも例に漏れず、耐水性があります。

実は、万年筆用赤インクでは例が少ないです。日本で容易に入手できるものは、これの他にはセーラー万年筆のストーリアくらいでしょう。

更新: 2016/06/27
コストパフォーマンス

顔料インクとしては安い

ミリリットル単価は25円です。同社の染料インクと比べると高価ですが、これは顔料インクなので色褪せにくいという点を加味すれば良心的な値段と言えます。

更新: 2016/06/28
入手性

かつて唯一だった

万年筆専門店のほか、雑貨店でも概ね取り扱いがあります。かつては、日本で入手(京阪神の実店舗に限る)できる唯一の万年筆用耐水性赤インクでした。

更新: 2016/06/27
使い勝手

赤インクは用途が限られる

色味としてはピンクがかった赤です。紙の色など状況によっては充分赤く見えます。

赤インクという性質から、どうしても用途が限られてきます。ただ、赤が強すぎず、柔らかめの色合いなのでカジュアルなシーンではあえて使ってみるのも良いかもしれません。

更新: 2016/06/27
取扱難易度

顔料インクにしては取り扱いが容易

顔料インクにはペンの中で固まるリスクがありますが、今のところ不具合を起こしたことはありません。プラチナの現行品のペンで使う場合はインクのドライアップがしにくく、このインクのような超微粒子顔料インクに適しています。

顔料インクを使う場合のメンテナンスのために、専用の洗浄液が発売されています。

  • 購入金額

    1,575円

  • 購入日

    2014年05月頃

  • 購入場所

    NAGASAWA梅田茶屋町店

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