プラチナ万年筆から発売されている金ペンです。金ペンを使い続けるうちに筆圧が弱くなってきたので極細の金ペンを探していました。
こんなに安い金ペンは少ない
定価5000円(税別)のペンですが、ペン先は14金が使われています。14金で5000円のペンには他にパイロットの「セレモ」がありますが、そちらは極細のラインナップがありません。カスタム無印には極細がありますが、7000円する上に情報が少ないです。ましてや、海外メーカーは日本メーカーの極細に当たるレベルの製品自体が皆無です。
正統派の仏壇色
ペン先に14金が使われている点では確かに高級感があります。ローエンド品にはステンレスが使われているからです。
しかし、ペン軸やキャップは金メッキの飾りが付いているとはいえ、AS樹脂(プラスチック)です。また、高級万年筆といえば太軸のイメージがありますが、このペンは細軸です。細軸は万年筆全盛期に実用として使われてきたものなので、高級というイメージとはかけ離れて見えてしまいます。色も黒と金の「仏壇色」です。
しかし、見方を変えれば、飾り気がなくて日本的であるともいえます。私の場合は欧州製の高級品に見られるような華美な万年筆は好きではなく、むしろ仏壇色のような品のあるものを評価するため、こちらのほうが高級に映ってしまいます。
なお、キャップは高級ペンに見られるようなネジ式ではなく、実用として使うのに向いた嵌合式です。
極細にしてはフローが良い
このペンは、極細にしてはフローが良いように思います。しかし、細字の筆跡が映えるプラチナ万年筆の特徴はこのペンにも当てはまります。純正のブルーブ ラック(古典インクです)をコンバーターで使っていますが、特にかすれたりするようなこともないようです。ただ、極細なので多少の引っ掛かりを感じること がありますが、それは極細ペン一般の特徴です。
こんな人におすすめ
- 金ペンを使ってみたい人
- 万年筆を実用として使う人(細軸、勘合式)
- 手帳で使いたい人(極細ペン先)
- 主に楷書で書く人(メーカーの傾向)
- 几帳面な性格の人(個人の感想です)
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購入金額
5,400円
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購入日
2016年頃
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購入場所
伊東屋グランフロント大阪店
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