レビューメディア「ジグソー」

今の自作PC界に色々と一石(?)を投じるGPU

<更新履歴>

2016.06.11 DOOMの動画・スクリーンショット追加

2016.06.12 GPU Tweak IIでOCしたFF14ベンチと3DMarkの結果を追加

2016.07.01 DOOMのAPIについての修正と3DMark 比較ベンチ結果を追加

 

 

 

念願のGTX1080を手に入れたぞ!!

 

 

こいつで、なんちゃってGEFORCE マシンが、モンスターに大変身!!

 

 

早速、ゲームプレイ動画やベンチマークを取ってみた。

 

■動作検証用パソコン構成

ケース:ビットフェニックス Phenom M Black NVIDIA Edition

M/B:エイスース MAXIMUS VIII GENE

CPU:インテル Core i7-6700K@定格

CPUファン:サイズ 虎徹

メモリ:16GB(DDR4-2666, 8GB*2枚)

GPU:エイスース Geforce GTX 1080 Founders Edition(PCIe 3.0 x16動作)

電源:コルセア HM850i

SSD1:システム用(V-Color 128GB)

SSD2:ゲーム用(Sandisk 240GB)

光学ドライブ:外付けUSB DVDマルチ

OS:Windows10 Home 64bit

 

まずはゲームがどんな感じで動いているかは実際にプレイして確認した。

 

<ゲームプレイ>

 

■Overwatch 1920x1080 エピック(最高)画質  160~210fpsで推移

 

■Forza Motorsport 6 Apex ベータ 最高画質(ゲーム内解像度4K) fps49~60あたりで推移

 

■The Withcer 3 最高画質(ゲーム内解像度4K) fps26~39fpsあたりで推移

 

■DOOM 最高画質 fps140~200あたりで推移

 

スクリーンショット2枚(英語表示・日本語表示)

 

<ゲームプレイ所感>

DSRで4Kにすると、さすがにWitcher3は重くなったが、その分綺麗さはダントツであった。

ForzaはDX12なので計測は別のツールで行った。OverwatchはFHDなら144Hzのモニターを

使っていても全然問題ない。

 

DOOMはOpenGL 4.5 なのでDX系のツールでfps表示などは使えない。

あと日本語表示だとバグでfps表示がうまく出ないので直るまで切っておいた方がよさそう。

fpsは200までベッタリ行くので見ててヌルヌル感と爽快さはある。ただ、すごく3D酔いする。

あとはGigazineにもあったようにVulkanになるとどうなるのか、気になるところだ。

 

■怪物グラボGTX 1080とVulkan APIの恐るべき威力がわかる新「DOOM」のプレイムービーをNVIDIAが公開中

http://gigazine.net/news/20160513-gtx-1080-doom/ 

 

<ベンチマーク結果>

 

■FF14ベンチマーク 3840x2160 最高品質 スコア:6402

 

■FF14ベンチマーク 1920x1080 最高品質 スコア:19234

 

■3DMark FireStrike 3種類測定

ちなみに、STRIX-GTX980 1枚・2枚でのスコアは下の通り(CPUはi7-4790K)

 

<STRIX-GTX980 2枚> CPU: i7-4790K@4.0GHz定格

 

<STRIX-GTX980 1枚> CPU: i7-4790K@4.0GHz定格

 

<メインマシンとの比較>

メインマシン:i7-5960X + GTX980 2枚 vs サブマシン:i7-6700K + GTX1080

 

残念ながらGTX1080 1枚では、GTX980(OC) 2Way-SLIには性能の点で勝てなかった。

メインマシンのCPUが 8C16Tのi7-5960X おかげか?とも思える結果だが、

サブ機の方がCombined Scoreでは勝っているところをみると、

ベンチ結果はコア数よりもクロック周波数に影響されているのかもしれない。

 

だが、GTX980でだとFHDを超えた解像度だと、極端に性能が低下していたのが、

GTX1080ではGraphic Scoreが解像度2倍になると綺麗に半分になっている。

高解像度向けの最適化が進んでいるように思えた。

更新: 2016/06/12

オーバークロックさせてみた(自己責任で)

Founders Editionといえど、OCができないわけではない。

ASUSには「GPU Tweak II」が付属しているのでそれでOCさせてみることにした。

 

OCセッティングは下記のとおり

  • GPU Boost Clock → +200
  • Power Target → +20
  • Memory Clock→ +600
  • GPU Temp Target → +9 (92度)
  • Fan Speed → Auto

これだけであるが、どれくらいOCができたか確認しよう。

 

<ベンチマーク OC・非OC比較>

 

■FF14ベンチマーク 3840x2160 最高品質 スコア:6402 → スコア:7258(13.3%アップ)

 

■FF14ベンチマーク 1920x1080 最高品質 スコア:19234 → スコア:20622(7.2%アップ)

 

 

ついに4Kで「非常に快適」の結果が出た!これは嬉しい。

4Kでの伸び幅が大きい。FF14だとFHDでは性能の向上は頭打ちしているのかもしれない。

 

これはFF14ベンチ中のモニター内容だが、OC前との違いはザッとみたところ

  • GPU Clockが1900→2100MHz台にアップ
  • GPU Temprratureが 82度→87度にアップ
  • GPU Fan Speedが 2700rpm→3000rpmにアップ

していたのは確認できた。

クロックが2100MHz台になることで温度上昇し、ファンが高回転する形となったのだろう。

 

■3DMark FireStrike 3種類測定

FireStrike  スコア: 16830 → スコア: 18112 (7.6%アップ)

FireStrike Extreme スコア: 9637 → スコア: 10144 (5.2%アップ)

FireStrike Ultra スコア: 5112 → スコア: 5460 (6.6%アップ)

 

3DMarkにおいては、バラつきはあるものの5~7%の性能向上が見られた。

実際のベンチマーク動作に目立った効果は見られなかったものの、

数値としての上がり幅は思ったよりあった。。

 

FireStrike Extremeだけでの比較となるが、GTX1080をOCさせることで

シングル構成でGTX980(OC)-SLIとほぼ同等の値にまで上げられた事が嬉しい。

更新: 2016/06/09

購入までの道のり

GTX1080は、公開されたスペックが前世代最高のTITAN Xすら抜き去る性能といわれ、

発表されるや、国内外での反響はすさまじいものだった。

 

そんな注目の的となった新製品を確実に手に入れるために、私は3つの購入手段を考えていた。

 

  1. 実店舗で購入する
  2. 国内のネット通販で購入する
  3. 国外のネット通販で購入する

 

1は地方民である私には絶望的だ。

近場の名古屋まで行ったとしても、秋葉原・日本橋と比べたら入荷する量は少ないであろう。

入荷情報が入っても現地に行くまでの時間を考えるとバクチで先行していくしかない。

なので、これは最後の手段としていた。

 

2は一番現実的ではあるが、某代理店を通した価格が高いとの前情報を入手。

1も同じ事が言えるだろうが、ネット通販ではとんでもない値付けがされる事が多く、

しばしば誹謗中傷の的になることが多い。

 

なので、3の国外のネット通販も視野に入れた購入計画を練っていた。

 

海外通販での購入先の有力候補としては

  • Amazon.com …海外通販ではいつも使っている
  • B&H Photo Video …カメラのレンズを個人輸入する人にはお馴染み

この2つのサイトに狙いを絞って、入荷・予約状況をチェックしていた。

 

どうやら、日本時間の5月27日PM10時に全世界で販売(予約)解禁されるということ。

悩みに悩み、最終的に私が購入先として選んだのは…

 

 

のネット通販であった。(マジかよ!)

 

思ったより某代理店の価格締め付けが弱かった(フライング情報に踊らされてた)のと、

 

パソコン工房のユニットコム系列には、このプレミアムレビューでとても良い体験をさせて頂いた。

※ありがとうイイヤマン

 

 

また、APU購入の際にも実店舗でお世話になっていたのでパソコン工房で購入することにした。

解禁の22時ちょうどに販売用ページにアクセスして注文完了。

再度ページを見直した時にはGTX1080の商品ページは消えていた。間一髪であった。

 

品物は、パソコン倉庫からの発送ということで、すぐには届かなかったものの…

(あまりに遅いのでメールや電話、チャットでも問い合わせたりと何度も確認した)

 

 

こうして、無事に念願の「GTX1080 Founders Edition」を手に入れたのであった。

 

ちなみに、B&H Photo VideoではPre Orderが解禁直後、速攻で注文した人のオーダーが

無効になってしまうトラブルが発生したようだ。

 

また、Amazon.comもAmazon取扱分が即完売というパターン。

マーケットプライスの高い商品しか残っていない状態は日本のAmazonとまったく同じだ。

基本的に全世界から注目されてしまうせいか、余計に厳しい状況となった。

 

安く手に入るからといっても海外通販には何かと面倒やリスクがあるんだと実感した。

(落ち着いたら2枚目の入手・SLI HB ブリッジ購入の際には使うかもしれない)

更新: 2016/06/07
開封の儀

え、いつもと違う!!

ASUSのFounders Editionは、ちょっと違う感じで入っていた。

 

 

よくある静電気防止カバーではなく、ビニールで包まれていて中身がよく見える。

これを見て、はやく取り出したい気持ちに駆られた。

 

ただ、開けてみてFounders Editionはどのメーカーのを買っても同じなので…

 

 

ASUSとわかるのはPCIスロットコネクタカバーと、SLIカバーだけだ。取ったら解らない。

わかってはいたけど、GIGABYTEみたいにロゴシール貼るくらいはして欲しかった。

 

更新: 2016/06/09
値段

初物は割高。しかもいろいろと混乱を招いた。

「パソコンパーツの初物は、ご祝儀相場で高いのが当たり前」

 

なんていう忌まわしき慣習が付きまとうパソコン業界で、久々に人気の高いGPUが発売される

とあってか、こいつには特に色々な方面からの思惑が入り交ざっていたおかげか、

私は見事に踊らされてしまった。

 

今回の価格騒動は、nVidiaが誤解を招きやすい表現で製品発表したことに端を発している。

というのも、発表の時に映し出されたGTX1080の映像に書かれた説明文に、

 

 

$599 MSRP

$699 Founders Edition

 

と書いてあるではないか。

 

これを見て「GTX1080が$599(7万弱)で買える!」と反射的に思った人も居るだろう。

私もなんのこっちゃってなったし、さっそくTwitterやブログなんかには$599で買える!

なんて書いてる人が続出していた。

 

解禁日に発売されるのはnVidiaが今までリファレンスモデルと呼んでいたが、

今回は高品質になった「Founders Edition」と銘打たれたもの。その価格が$699なのだ。

 

一方で「$599 MSRP」の意味合いは、通常のリファレンスモデルにメーカー独自の要素を

付け加えた製品のベース価格であり、必ずしもその値段で販売されるわけではない。

「$599 MSRP」と書かれていてもメーカーの出し方次第で値段は変わる。

(もちろん$699より安くなる可能性も高い)

 

それなのに、心無いまとめサイトでは「本当は6万円で買えるのに日本だけ10万以上~」

みたいなミスリード記事が出る始末。これでは皆が混乱・誤解するのも無理はない。

   

蓋をあけてみれば、国内でのFounders Editionの販売価格は10万前半台であった。

某代理店を通すか通さないかで結構な違いがあるものの、私が当初読んでた価格と

あまり違いはなかった。

 

日本での特殊な販売事情は、一口に言えるものではないし、事情通ならもっと詳細で正確な

内情を知っていることだろう。ただ、一介の消費者である私はこう思った。

 

「nVidiaの発表から解禁間際まで在庫や価格がろくに公開されなかった事が腑に落ちない」

 

こうしてレビューを書いている今も、この思いが私の頭の中でくすぶっている。

 

これでは消費者に不安と不信感しか与えないし、PCパーツ界隈は閉ざされた市場になってしまう。

もっといろんな人に関心を持ってもらい、今後も業界を活気づけさせたいのであれば、

もう少し違うやり方があったのではないか。そんな気がしてならない。

更新: 2016/06/09
気になったところ

ファンの乱高下に遭遇した!(過去形)

GTX1080 Founders Edition 購入者の中で、一番報告例があった症状だ。

高負荷(高温)時にファンが突如、高回転するらしくて入手前から気にはなっていた。

 

で、自分が手に入れたものにも、その現象がでたので実際にどんなものか聴いてもらおう。

 

 

これはFF14ベンチを回している時なのだけど、ゲームをしている時も普通に発生するので

基本的には負荷時(GPUが高温になったとき)に発生している感じ。

 

 

ASUSの「GPU Tweak II」でモニタして確認すると、実際にファンが一瞬高回転になっているのが

目でも確認できる。

 

もし直らなかったら本格水冷で逃げるしかないのかな?

 

おそらく結構な人が報告しているので、nVidiaで対策してもらえるとは思うんだけど

今は、この扇風機のリズム運転のような音に慣れるしかない。

(ゲームの音を大きくしたり、ヘッドホンをしてやり過ごせるレベルではある)

 

なんて思っていたら、6/10のGTX1070発売に合わせてアップデートされたドライバで、

この乱高下する問題は解消された。(Geforce 368.39 Driver)

※ファンの乱高下を解決させるために、何か犠牲になったのかどうかは不明である

 

 

FF14ベンチの解像度4K相当を最後まで通してみると、ファンの回転数は綺麗なカーブを描いている。

ベンチ中は音もだいぶ静かで、改めてGTX1080用シロッコファンの質の良さが見て取れる。

 

  • 購入金額

    102,578円

  • 購入日

    2016年05月27日

  • 購入場所

    パソコン工房

コメント (10)

  • hidechanさん

    2016/06/09

    foundersご購入おめでとうございます。
    まじかよイイヤマンってサイトを覗きましたが、すでに完売!

    先月に980Ti HOFの水枕に手を出していなければ私も血眼になってしまう所でしたが、
    水冷化前提なら選択肢の多いリファレンスの方が良いし、性能も順当にアップしていて良いですね~

    水冷化の続報を期待しております(*´ω`*)
  • KAOさん

    2016/06/09

    うわ~~~~すごい!!
    1080おめでとうございます(*≧∀≦*)
    レビュー楽しくみさせていただきました。
    新しいグラボよいですね~~
  • vuronさん

    2016/06/09

    なるほど、
    オリオさんで1080の水枕をいつもより多めに入荷してた理由はこれでしょうかねw
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