iPod touchでは第五世代からLightning端子が採用されていますが、このTEAC製ドッキングステーションは、旧来の30ピン端子に対応しています。
既にディスコンですので、中古品をお探しの方に向けた記事を書きます。
充電しながら音楽再生が楽しめる
先だって発表されたiPhone7系からは、イヤホンジャックが消えたそうですね。
Lightning端子に利用する従来型イヤホンジャック変換器が付属すると聞いておりますが、それを利用した場合は、内蔵電池に依存した活用に限られます。
この種のドッキングステーションをご利用の方は、「店舗内でBGMを流す」という目的を持たれる場合が多いと思いますが、iPhone7は使いづらい仕様になったと云えます。
第五世代iPod touchにしても、30ピン端子は備わらないので、変換器を別途購入する必要があります。
これが3,780円と、非常に割高感の強い製品でした。
必要だから、仕方なく買いましたが、
今、断言します。 買わなければ良かったと。 理由は
実用性 その2
理由は
TEACのドッキングステーションは、30ピン時代のiPod touchに合わせたチューニングが施されていたと 実感したからです。
関連製品のレビューが完了していないので、理由を簡単にまとめてご報告する形になります。
512MBのスティック型シャッフルに始まり、ネクタイピン型シャッフル、第三世代シャッフル、
そして第四世代iPod touch、第五世代iPod touchと、SSD型ばかりですが愛用してきました。
イヤホンで聞く限り、買い換えるたびに音質が向上している事を確認しています。
先だって長く契約していたスカパー!のスターデジオという音楽配信サービスを解約し、アマゾンプライムに切り替えておりまうs.
アマゾンプライムで音楽配信サービスを受けるためには、iPod touch第四世代ではiOSのバージョンが古すぎて使えないので、アップル認定整備済み製品販売から第五世代を買いました。
しかしドッキングステーションに接続すると、第五世代のiPod touchは、第四世代に比べると
「音が薄い・固い」と感じました。
聴感上の音量を揃えると、第五世代を使う時には「すこしボリュームを下げる」感じです。
これは前述のアダプタ内に「回路」が組み込まれているのが理由だと知りました。
ここで俄然気になりだしたのが
を購入した時にプロケーブルさん側から提示されていた
「iPod touchはヘッドホンアンプやデジタルコネクタを通さずに、ヘッドホン端子から出力される信号こそがイチバン高音質である」という提言。
プロケーブル社からiPod touch用のミニプラグ〜RCAプラグ変換ケーブルが販売されているのは、ずっと前から気になっていたのですが
このTEACのドッキングステーションと第四世代iPod touchの組み合わせから流れる音楽に満足していたので、放置していたんです。
アマゾンプライムミュージックには満足しておりますが、第五世代iPod touchの音質には満足出来ません。
そこでようやく重い腰を上げて、プロケーブルさんからベルデンのミニプラグ〜RCAプラグ変換ケーブルを買うことにしました。
そのケーブルのレビューは、後日書きます。
先に結果を書きます。
iPod touchは新しい製品のほうが音が良かった。
デジタル出力を外付けDAPに入れてRCA出力として取り出すより、iPod touchのヘッドホン端子から直に取り出す方が音が良かった。
そんなバカな! あのセコイイヤホンジャックから出る音がイチバン良いなんて事が!
それなら世にあふれるヘッドホンアンプやDAPの立場はどうなるんだ!
そうお感じの方が居られそうです。
でも、簡単な実験です。
すぐに試せます。
思えば、TEACのドッキングステーションにヘッドホン端子が備わらないのも不思議な話です。
iPod touch直出しに対して正面から立ち向かう事を避けたとしか思えません。
但しTEACの名誉の為に書き添えますが、30ピンのドックを持つ世代の製品に「きちんと合わせこんでチューニング」していたからこそ、Lightning端子の製品とは相性が悪かったのかもしれないと
感じたんです。
30ピン端子の製品と合わせることで一定の存在感が残る
Bluetooth規格も進歩を続けるでしょうから、いずれミュージックステーションとしてのiPod touchを無線でアンプやアクティブスピーカーと繋ぐことが当たり前になる時代も来るでしょう。
でも、お手持ちの30ピン端子のiPod touchやiPhoneが元気なら、このTEACのドッキングステーションを利用すれば、品質の高いジュークボックスとして、まだまだ活用できます。
もし安く入手できそうなら、特にお店でBGM需要をお持ちの方にオススメします。
安定感が損なわれますが、iPadにも対応します。
付属のリモコンは使いづらいものですので、姉妹機のアンプやCDプレーヤー用だと割りきってください。
因みにアマゾンレビューでは、iPad直出しより、このドッキングステーションを経由したほうが音質が向上すると書かれている方が居られました。
その方の機器環境・電源環境・セッティングに多くが依存しますので、失礼な事は書けませんが、
ウチの環境下では、直出しの勝ちです。
それは3000円のプロケーブル製変換ケーブルの力だけでは無いことを確認しています。
数百円のELECOM製変換ケーブルですら、DAP経由より直出しの音が良いことを確認しています。
そんなバカな!
私もそう思っていたので、このドッキングステーションを買ったんです。
過給器仕様エンジン・ディーゼルエンジン・ABS・トラクションコントロール・多段トルコン・電動パワーステアリング・LED・
前世代の製品を試した感覚だけでは、進歩を遂げている新世代技術を見誤ります。
多額の投資をしたからといって、代替技術を拒むのは老人に任せましょう。
特にCDプレーヤーとiPod touchとの比較は、手元に製品があれば、簡単に行えるので
ぜひ試してほしいです。
実験の詳細は、プロケーブルさんのHPで御覧ください。
ただ、電波が強いので 胃もたれしないでね〜。
http://www.procable.jp/setting/25.html
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購入金額
20,000円
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購入日
2012年05月頃
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購入場所
ジョーシンWeb
jive9821さん
2016/09/09
そうだとすると、あの小さな変換アダプターにD/Aコンバーターとアナログ出力段が搭載されていることになり、Lightning仕様のiPod touchがDS-H01との組み合わせで本領を発揮出来ないのはやむを得ないのかな、と思います。
フェレンギさん
2016/09/09
そうなんですか! 自分が持っている情報では、30Pから出ているデジタル音声出力をティアック機内のDAコンバーターが処理すると思ってるんですが、、。
アナログ信号を受ける製品としてDS-H01は存在しておらず、アップルの認証を受けたDAコンバーターだと思うんですが、、、。
jive9821さん
2016/09/09
ただ、DS-H01の仕様を見ると、Dockコネクターからデジタル信号が出ていないはずのiPod classicなどにも対応していますので、
・デジタル信号を検出→DS-H01のD/Aコンバーターで変換
・デジタルを非検出→単にアナログ信号を増幅
という動作なのではないかと想像されます。
そしてアダプターを使うと、Lightning→Dock変換の特性上、アナログ信号の方が使われてしまっているのではないかと考えられる訳です。iPodはアナログライン出力だと音が痩せる傾向が顕著に出ますので、それに該当しているのではないかと思うのです。
フェレンギさん
2016/09/09
DS-H01を使うと明らかに第四世代機の方が良く鳴るので、これをなんとかしたいと考えての
直出し接続でした。
こうなると断然第五世代機の方が良くなるようになりました。
それに「音が痩せるという感じ」ではなく、「全方位的に良くなりました」
ご報告は各機器をレビューする中で 上手くお伝えできれば良いな と計画中です。