Surface Pro 3と共に仕事用に使っているノートPC、ASUS TAICHI 31ですが、購入価格の割にはなかなか満足度が高く、約2年半の間使い続けてきました。
ただ、当然ながら弱点もあります。
Ultrabook仕様に準拠していたPCであるだけに、パーツの交換や増設は全く想定されていません。メインメモリーは4GBしか搭載されていないのですが、これはメインボード上に実装されているため、どうしようもありません。
SSDは128GBで、ビジネス用としてみると何とかなる容量ではあるのですが、量よりも速度の方に難があります。このSSDはSanDisk製のSD5SE2128G-1002Eという型番で、SanDisk U100シリーズの、ASUS製Ultrabook専用スロット用カスタマイズモデルです。これはシーケンシャル速度こそ比較的まともなのですが、ランダムの速度が極めて遅いのです。
これを換装すればもう少し快適性を向上させることが出来るのですが、前述の通りこれは専用スロット用であり、ごく一部のメーカーが提供している互換品か、サードパーティーが供給する変換アダプターを介してM.2スロット用SATA接続SSDを使うか、二者択一となります。
しかし、この変換アダプターも端子自体は同じASUS製のUltrabook UX21/UX31と互換性があるのですが、日本で売られているものは厚みの都合でTAICHIシリーズに使うことは出来ません。これを使ってしまうと裏蓋が締まらなくなってしまうのです。
そこで課題となるのは、
・TAICHI 31で使用可能な変換アダプターの入手
・変換アダプターを組み合わせてTAICHI 31の空間に収まるSSDの調達
となります。
SSDに使える空間の有無を調べてみようということで、差し当たってTAICHI 31の裏蓋を開けるところから始めてみます。
TAICHI 31の裏蓋はT5のトルクスと、ゴム足の裏に隠れているプラスネジで固定されていますので、T5に対応したドライバーが必要なのですが、私が持っているトルクスドライバーはT6以上しかありませんでした。そこで買ってきたのがこのドライバーセットです。
細かい作業に必要なドライバーは大体揃っている
実は最初近所のホームセンターにトルクスを見に行ったのですが、意外なほどT5以下のトルクスは用意されていません。
ところが別件で行った先でついでに寄ったじゃんぱらには、T5以下が含まれたセットがいくつか用意されていたのです。その中で価格が手ごろだったのがこのセットです。
ドライバーの先端はこのような形で収納されています。コンパクトで見た目も良いのですが、意外と後で片付けるのが面倒です。
また、先端を装着してもあまり長さが無いので、回しにくさを感じる部分はあります。ドライバーとしてそれほど質の高いセットではないでしょう。
それでも、この程度の価格で特殊作業に使える先端部がこれだけ多数含まれるセットというのは、それだけで充分お買い得度は高いというべきでしょう。
今後も何かの機会に必要になるということは出て来そうですので、買っておいて後悔はなさそうです。
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購入金額
700円
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購入日
2016年04月30日
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購入場所
じゃんぱら
Takahiroさん
2016/05/02
換装について探したらここにありましたね。 最初からmSATAで作れって話ですねw
あと関東近郊の方ならSSD(M.2型/SATA3.0)の価格はコチラに出ているので参考に。
http://www.gdm.or.jp/price/hdd.html
ツクモだとEXだけは特殊です。 HDDだと東芝のMG03(鯖用)を定番で扱っていたり、M.2型/SATA3.0のSSDだとSanDisk X400(512GB/税込15,098円)を扱ってるとかするので。
jive9821さん
2016/05/02
ちょも氏のブログですね。彼はUX31なのであのアダプターで良いのですが、私のTAICHIには厚みの問題で使えないので、海外から取り寄せるしかないのです…。
M.2のSSDは、できればCrucialのMX200を使いたいのですが、厚さ的に収まるかどうか(片面1.5mmきっちり使っていそうなので)はやってみないと判りません。PlextorのM6GVがやや薄そうなのですが、比較的安い店の在庫が連休明けまでなさそうなのでどうしようかと…。
Takahiroさん
2016/05/02
MX200の厚さは3.58mmだそうですね~。
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B00UL73WM0/section092501-22
jive9821さん
2016/05/02
M.2 SSDは全体の厚みは公開されているものも多いのですが、それが基板に対してどのように出っ張っているかが鍵となります。MX200は比較的厚みがあって、かつSingle Sideという表記があるので難しいかという感想となりました。M6GVは全体の厚みが薄いので、これなら何とかというところですね。
現時点では、本格的に導入する前にサンプルで適当なM.2 SSDを中古で買ってみて、それの厚みとの比較で判断しようかと考えているところです。
Takahiroさん
2016/05/02
jive9821さん
2016/05/02
ちょもさん
2016/05/03
しかし…128GBモデルはそれなりに使える速度のSSDなんですが、なぜにサンディスクはあそこまで激遅なんでしょうね。HDD並のSSDとは…(泣
blogのアクセス解析を見るに一定のニーズはありそうなので、どこかアダプタ不要で装着可能な512GBのSSDとか出してくれませんかねぇ…。
jive9821さん
2016/05/03
SanDiskのSSDは、基本的にあの世代のOEM向けは異様にランダムが遅い傾向がありましたね。
TAICHI/UX向けのSSDは、確かADATA辺りが出していたと思うのですが、最大256GBでしかも異様に高価だった気がします。ASUSが汎用のmSATAやM.2端子を使ってくれれば何も困らなかったのですが…。