先日ZenTour 2016でレビューの機会をいただいた、ASUS ZenPad S 8.0用のスタンドケースです。
上記レビュー内でも触れていますが、このモデルは出来ればカバー等をつけないでそのまま使って欲しいと考えているという、ASUSの方からのコメントがありました。確かにデザイン的にもむき出しのまま持ち歩くのが最もしっくりくるというのは実感しています。
しかし、元々モバイル機器の扱いが荒くすぐ傷だらけにしてしまう私のようなユーザーは、出来ればカバー等が欲しくなります。
当然のことながら、最もマッチングが良いのはASUS純正のZenClutchやTriCoverでしょう。しかし、こう言っては何ですが、これらは私では無くても他の方がレビューを上げてくれるだろうという考えがありました。そこでAmazonで当たってみて、面白そうなものにしてみようということで注文してみたのがこの製品です。
商品名としては「ATiC ZenPad S 8.0 Z580C熱処理ケース(INDIGO)」ということになるのでしょうか。率直に言って全く聞いたことがないブランド名です。
ケースとしての出来はまずまず良い
早速ZenPad S 8.0と組み合わせてみました。
格安なケースではありますが、成型精度などは悪くありません。しっかりと填まってくれます。
本来はオプションとなるZ Stylusも、脇に止めておくためのバンドがありますので、そこに入れておけばまず問題は無いでしょう。
いわゆるORIGAMIカバーの類となる製品であり、自立させておくことも出来ますし、手に持ったときにも手を通しておくバンドが内部に用意されていますので、片手で保持しやすいように工夫もされています。
ただ、如何ともしがたいのは重量の増加です。ZenPad S 8.0自体が内容の割にかなり軽量に仕上がっている製品なのですが、カバーをつけてしまうと重量感がNexus7-32Tと大して変わらなく感じられてしまうのです。
こればかりはごく普通の素材を使って作る以上、避けられない重量増ですので諦めるしか無いのですが…。
質感については本革で作られているような製品と比べればもちろん落ちますが、価格とのバランスで見れば良好な部類です。実際に持ち歩いて不満に感じることはありませんでした。
ケースとしてのコストパフォーマンスは優秀な部類といえるのですが、ZenPad S 8.0にケースという組み合わせ自体に難があるというべきなのかもしれません。保護性能を重視して当分つけておくつもりではいるのですが、やはり本体が持つ軽量かつスマートという良さは少なからず損なってしまいます。
普段からモバイル機器を丁寧に扱われる方であれば、やはりASUSの方がコメントされた通りに何も着けずに持ち歩くのが正しい気がします。
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購入金額
900円
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購入日
2016年03月19日
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購入場所
Amazon
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