現在メインで使用している三脚は、ベルボンのGeo Carmagne E635Mだ。
この三脚は初めて買ったカーボン三脚で、カーボンならではの剛性感に驚き、他の三脚はあまり使う気にならないほどの安定感がある。
でも、気軽に持ち出すには、少し大きく重いのも確か。
もう少し小型のカーボン三脚を探していたところで見つけたのが、Fotopro PGC-584Fだ。
<仕様>
- 全高:1,490mm
- 最低高:190mm
- 縮長:525mm
- 脚最大径:25mm
- 自由雲台重量:約360g
- 重量:1560g
- 最大積載:約4,500g
この三脚は浅沼商会が販売元だが、製造は中国のFotoproで海外でも有名なメーカー。
カメラ機材でも中国メーカーの台頭が著しく、三脚ではSIRUIやBENROなどがメジャーな存在だ。
作りは良いが、仕上げは今一歩・・・
材質は8層カーボンで、センターパイプもカーボン製。
カーボンならではの模様が綺麗だ。
ベルボンやスリックなど、国内メーカーのカーボン三脚は5層カーボンだし、センターパイプは金属製が多いので、かなり贅沢な作りと言える。
写真では判り難いが、表面はベルボンのほうが滑らに研磨されていて、仕上げの良さを感じる。
金属部にはマグネシウム合金が使われており、全体に作りは良い。
雲台は、アルカスイス互換の自由雲台(FPH-61G)が付属する。
雲台もマグネシウム合金製で、ボール径は36mmあってガッチリと固定できる。
雲台単体での耐荷重は約10Kgらしい。
<雲台仕様>
- 型番:FPH-61G
- 材質:アルミ-マグネシウム合金
- ボール径:φ36mm
- サイズ:72x85x90mm
- 三脚取り付けネジ:UNC3/8 (太ネジ)
- ベース径:φ48mm
- 重量:0.365kg
- 耐荷重重量:10kg
アルカスイス互換雲台は、しっかり止まって使いやすい
脚は4段で、ロックはナット式だ。
仕様上は90°(1/4回転)で伸縮可能となっているが、実際に使った感じとしては、60°(1/6回転)程度で緩む感じで、伸縮共に簡単で素早い操作が可能だ。
使い勝手が気になっていたのは雲台。
以前小型の自由雲台を使ったが、固定時のズレなどあって微妙な構図が決め難いのが気になっていたが、この雲台は固定時のズレもなく、構図も決めやすい。
やっぱりボール径は36mmくらいないと、使い難いのかもしれない。
フリクションコントロールツマミで、ロックを緩めた時の重さも調整でき、ガクッと動いてしまうこともない。
ただ、ツマミの数が多く配置も良いとは言えないので、操作には若干の慣れが必要だ。
クイックシューはアルカスイス互換となっている。
一般的な三脚のクイックシューには、各メーカーで独自のものが使われているので、専用のシュープレートでなければ使うことができないが、アルカスイス互換製品は、異なるメーカーでも相互に使用可能だ。(一部合わないものもあるらしいが・・・)
アルカスイス互換のシュープレートは、数が多く、入手が楽だ。
これらのプレートをカメラに装着しておけば良い。
比較的小型のプレートもあるので、X7やEOS M2など、小型一眼レフやミラーレスでも使いやすい。
この軽さと安定感は、カーボンならでは!
脚を4段まで伸ばし、センターポールを伸ばさない状態での高さは約126cm、一眼レフ(X7)を載せた場合、ファインダーの高さが約135cmとアイレベルには少し足りない。
センターポールを少し伸ばせば充分な高さが得られるが、このセンターポールは、伸ばした時の安定感がイマイチなので、できたら伸ばさず使いたい。
なので、結局センターポールは短いのに付け換えちゃいました。
脚径は最上部が25mmで、最下部の4段目は16mmになるが、カーボンならではの剛性感と衝撃吸収性の良さで、一般的なダブルズームキットの望遠ズーム(55-250mm)程度なら不安は感じない。
センターポール下部にはフックも装備されているので、重しで安定させることも可能だ。
重さ約1.5Kgで、付属ストラップで持ち運びも楽。
ちょっとした用途であれば、この三脚で充分な気がする。
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購入金額
26,190円
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購入日
2016年04月16日
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購入場所
ヨドバシ・ドット・コム
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