3月7日に広島で行われたZen Tour 2016に参加させていただき、お土産にいただいて帰った、ZenFone2 ZE551ML(以下ZenFone2)についてレビューをさせていただきます。
Zen Tour 2016については、当日と翌日の日記をご覧ください。
当日は、のぞみに乗るところをこだまに乗ってしまい、家に着いてお風呂に入って、バタンキュー。
翌日からセットアップを開始。ケースとガラスフィルムを手配し、実際に使い始めたのが4日後からでした。
この約4週間実際に使ってみて、良かった点とそうでもなかった点を、私なりにレビューをしてみたいと思います。
まず良かった点の1つ目。
それは液晶がとてもキレイなことです。
ZenFone2は、IPS液晶を使い、解像度は1080×1920。液晶パネル外にボタンを配置したことで、フルスケールで画像を表示できます。
スペックだけ見れば、どこにでもある液晶のようですが、絶対に他とは違います。
デフォルトのロック画面です。画像品質を落とさずに画像を掲載していますが、とてもキレイだと思いませんか?
この画像なら、キレイだとわかるでしょう。
私の大好きな、スカーレット・ヨハンソン。「本人がキレイなんだから、キレイなのは当たり前だろ」と言われそうですね。
良かった点の2つ目は、とにかく動作が軽快ということです。
とあるベンチマークを走られて固まった以外は、モッサリとする場面は1度もありませんでした。
私は、Andriodスマホはこれの他に、Nexus5xを持っています。ZenFone2の発売から半年以上後に発売された製品です。
この2つの端末をベンチマークで比較してみます。
これがZenFone2の結果。
これはNexus5xの結果です。
この2つの結果を見比べると、誰もがNexus5xのほうが動作は軽快だと思うでしょう。
ところがどっこい。ZenFone2のほうが軽快なんですよ。
ZenFone2のCPUはintelのATOM。Nexus5xはQualcommのスナドラことSnapDragonです。Nexus5xで使われているスナドラは、今では1世代前のものになりますが、それでもまだまだ優秀なCPUです。
メモリの搭載容量がZenFone2は、Nexus5xの倍の4GB。これがパフォーマンスに大きく貢献していると思います。
それに加え、ASUSのPCで培ったノウハウで、最適なチューニングがなされていると思います。それは、ハードウェアに限らず、独自のアプリでも如実に表れています。
良かった点の3つ目。
それは持ちやすいことです。
ご存じの通り、ZenFoneシリーズは、バックパネルが弧を描いています。
これが非常に持ちやすいというか、握りやすいと言ったほうが良いでしょう。
この事で思い出したのが、以前プレミアムレビューさせていただいた、Microsoftのマウスのことです。
このマウスも同じように、自然な形で弧を描いています。
誰もがそうだと思いますが、自然体でいる時に、手のひらは軽く内側に閉じていると思います。その手のひらにスッポリと収まります。
手のひら全体にフィットして、5.5インチの液晶を搭載して、決して小さくありませんが、非常に持ちやすいです。
後述しますが、これが裏目に出たりもします。
良かった点の4つ目。
ZenFoneシリーズの大きな特徴として、ZenMotionというものがあります。
説明より動画で見てもらったほうがわかりやすいでしょう。
ZenFone2の電源ボタンは、本体の上にあります。電源ボタンを押して、スリープを解除することもできますが、ZenMotionを使うと、そのスリープ解除をする方はいないと思います。
スリープ状態で画面をダブルタップしフリック。同様にスリープさせる場合も、アイコンのないところをダブルタップで、簡単にスリープさせることができます。
私は仕事で車の移動が多いのですが、スマホホルダーに設置した場合、ボタンを押すのはなかなか大変。これなら運転中でも、簡単に操作ができます。(良い子は、運転中には操作しないで下さいね)
このZenMotionの機能に、タッチジェスチャーというものがあります。
決められたアルファベットを、スリープ状態の時に入力することで、任意のアプリをスリープ状態から一気に起動させることができます。
認識できるアルファベットは、「W」、「S」、「e」、「C」、「Z」、「V」と決められています。
デフォルトでは、Wはブラウザ、Sはメッセンジャー、eはメール、Cはカメラ、Zでメモリ解放、Vで電話になっています。
このアプリは変更が可能で、動画に収録したように、Wはドルフィンブラウザに、SはGmailに変更しています。
毎日決まって使うアプリに指定すると、非常に便利な機能だと思います。
また、モーションジェスチャーという機能もあります。これは、アプリ使用中に、端末を2階振ることで、スクリーンショットとやることリストにタスクが保存されます。
着信時には、端末を持ち上げて、耳に当てるだけで自動的に着信応答ができます。
良かった点の最後です。
プリインストールアプリが豊富で、それもASUS独自のアプリが多いということです。Officeアプリを除けば、プリインストールアプリだけで事足りるぐらい入っています。
これについても、良かった点でもあり、裏目に出るシーンもあります。
ここまで使ってみて良かった点を挙げてみました。使うということに関しては、非常に良い製品だと感じました。
しかしながら、悪いというかそうでもないところも正直ありました。これは2点あげさせていただきます。
良かった点の最後のアプリについてです。
プリインストールアプリの中に、起動マネージャーをいうものがあります。バックグラウンドでの動作を抑制させて、動作時間を長くするというもので、タスクキラーのようなアプリです。
私が独自でインストールしたアプリは、バックグラウンドでも動作させるように設定しているにもかかわらず、動作したり、動作しなかったりします。例えば、メールアプリK-9でのPCメールの定期受信。スケジュールアプリの通知。どちらも動作したり、動作しなかったりします。
それなら、その起動マネージャーをアンインストールすれば?と思うでしょうが、PCソフトと違い簡単にアンインストールできません。
これは困ったものです。
正直、このZenFone2で素のAndriodを使ったらどうなの?という疑問も持ちました。
もう1点です。
これも良かった点が裏目に出た形です。
ZenFone2の重さは170gあります。決して軽くはありませんよね。
これにケースを装着しようものなら、
重い。重過ぎる。
「ケースを外せば良いのでは?」と言われると、
「いらん世話じゃボケッ!!」と返します。
この重さに関してですが、レビューの冒頭に持ちやすいというところの写真であるように、手のひら全体で持つので、重さがストレートに伝わります。
逆にこのように持つほうが、重さを感じません。
ZenFone2を使うことで、手首を骨折することはありませんが、この重さだけはどうにかして欲しいです。
ZenFoneシリーズの最新作、ZenFone MAXでは従来のZenFoneシリーズより、バックパネルの弧が小さくなりました。薄くなりました。更に重さを軽くしてもらえると尚良いと思います。
このZenFone2が私のスマホに仲間入りしたことで、Nexus5の役目を終了させました。
仕事で乗っている車には、Qi対応のスマホホルダーを設置しています。Qi対応スマホがなくなりましたが、そのホルダーを外すのが面倒なので、ZenFone2をQi化させました。
これの状態で上にケースを装着しています。
ちょっと番外的な話題になりますが、ちょうど充電の話になったので、付け加えておきます。
ZenFone2がQualcommのQuick Charge2.0に対応しているか定かではありませんが、非常にQuick Charge2.0との相性が良いのです。
電流量を見てください。これぞQuick Charge2.0。通常の5Vの倍近く流れています。これは凄いです。
さて簡単ではありますが、これでZenFone2のレビューを終了しますが、少なからず欠点的なものはあるにしても、やはり良い端末と言わざるを得ません。
さすがASUS。あっぱれです!!
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購入金額
0円
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購入日
2016年04月06日
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購入場所
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