チャツネは、ヒンドゥー語の「舐める」を意味する「チャートゥナー（चाटना）」が語源となっており

英語表記が存在します。

北インドやパキスタンの家庭で利用されているチャツネは、買うものではなく、各家庭で独自のレシピの元で調合されているようです。

私が愛用している瓶詰めは、果物、野菜、ハーブを柔らかく煮込んでつくられているチャツネに属します。

原材料として、ウリ・フルーツ（リンゴ・レモン・レーズン）・水飴・砂糖・香辛料・食塩・酸味料・カラメル色素・香料　が記載されています。

箱根旅行で訪れた富士屋ホテルでいただいた天皇陛下がおかわりされた伝説のカレー。

僭越ですが、この伝説のカレーと私の作るカレーは、おおまかに言って同じグループだと感じました。

でも600円のカレーと2,470円のカレーとは違います。

フルーツチャツネ瓶詰めの代わりに、富士屋ホテルさんでは、生のマンゴーやウリを自家製チャツネに仕上げて用いられているのかな？　そんな気がします。

チャツネをそのまま舐めると、どんな味？

それはね、昭和にあったコーラ味の駄菓子の味に似てます。　イチバン似てます。

柔らかく煮こまれたウリやリンゴをかじっても、その由来はぼんやりとしか判りません。

レモンの風味は直に感じます。

インスタントカレールーの高級品には（S&Bプレミアムディナーカレー等）別袋でチャツネが付属していますが、ご家庭で作られる家カレーの隠し味として、この種のチャツネを使われると　一層の美味しさ・コクが出ます。

チャツネ自体は辛いものでは無いので、辛味が増す心配がありません。

でも、大人味に近づくので、お子様カレーが物足りないお父さんに朗報となる可能性があります。

27センチ経（満水時15L）の寸胴鍋でカレーを仕込んでいるのですが

満量に対して、チャツネ瓶2分の1を投入してます。（225g）

最後の最後に投入して、それからトコトコと煮込むのですが、やはりあると無いでは差がでます。

前述のとおり辛さが増すとか、香りが強くなるとかではありません。

得も言われぬ熟成感が得られます。

味に複雑味が出ます。

それほど高いものではありませんし、開封後も冷蔵庫保存すれば日持ちします。

ひと瓶450g。　ご家庭のお鍋なら、10回分以上の容量だと思います。

まずは大さじ1〜2杯を投入して、コトコトと煮込んでみてください。

基本的に、カレーに塩以外は入れすぎ無し。　そんな気がしてます。

あれ？いつもと違う？　美味しくなってる。　って言った貰えたら嬉しいですよね。