Nmodeはシャープで1bitオーディオ・プロジェクトシームに所属、1bitアンプを開発した布村常夫氏が2006年シャープを定年退職後、2008年に創立したリリックのブランド名である。
http://dime.jp/genre/105160/より引用
そんな1bitアンプが特徴のNmodeのX-DP1-HFをメインのオーディオシステム用に買ってみました。
このX-DP1ですが、なかなか欲張った製品でして、
- サンプリングレート44.1~192KHz(16~24bit)に対応したD/Aコンバーター
- RCA入力×2とXLR入力×1を有するプリアンプ
- 32K~192KHz、16~24bitにアップサンプリング可能なD/Dコンバーター
- M2TECH製hiFace搭載の192KHz対応USB-DAC
- 1Bit デジタルアンプによるヘッドホンアンプ
といった機能が詰まっています。
アナログ端子は入出力共にバランス、アンバランスを備え、出力側のRCAはボリューム連動、非連動を切り替え可能なので、プリアンプとしても使えます。
さらにはヘッドフォンのゲイン切替が出来たりしますので、デスク脇にこれ1台とアンプがあればあとはOK!といった感じの欲張った製品とも言えます。
リビングルームにある真空管システムに繋ごうと思って買ったのですが、聴いてみたら今まで使っていたOlasonic Nanocompo D1のほうが音が好みでした。残念。
Nmodeらしいキレの良い感じなんですが、ボーカルの生々しさと定位の出方はD1のほうが好み。
あと、X-DP1-HFはどうも音が前面に出すぎるというか、圧倒される感じがします。
音が並列になって壁みたいな感じというか、音圧が高いというか、そんな感じ。
たぶん、SV+2A3EPX+Castle Yorkのキャラクターと合ってない、ってことなんだと思います。
というわけで、SV-2A3EPXに繋ぐD/AコンバーターはNanocompo D1をそのまま使い、X-DP1-HFはPC用に使うことにしました。
PCオーディオで使っているAS-300BMKII SEは真空管なんですが力強い今どきサウンドなアンプなので、X-DP1の押しの強さとも良い感じのマッチングです。
スピーカーもELACのCL310 JETなのでキャラクターの方向性としては似ているという気もします。
それにしても、PC周りがかなり豪華になりましたね…
音のシンプルさ、という点ではやはりこういった何でもてんこ盛りの製品ではなく、機能を絞り込んだ製品のほうがいい音がしそうです。
2A3アンプで使う製品としては、
・アナログ入力もあるプリアンプ機能
・DAC機能
・ボリューム連動RCA出力
・幅20cm程度
が必須なのでなかなか条件を満たす製品が無いのですが、FIDELIX CAPRICEが全ての条件を満たすっぽいので、気長に中古を探してみることにしようと思います。
クライオ処理済みのものなら時々見かけるんですが、どうもクライオ処理って微妙そうというか、そもそもマイナス100℃とか想定してないパーツに負荷かけて大丈夫なん?!って人間なので、安価な未処理品を探そうかな、と。
-
購入金額
0円
-
購入日
2016年03月25日
-
購入場所
アイヴァーンさん
2016/03/25
メーカーホームページ検索してみてみたら,リファレンススピーカーが180万円だったよー!!
MPが0の…,それ以前に格がチガウヨー。オーディオ沼どころか海溝だったよ( ;´Д`)
ちょもさん
2016/03/25
リファレンススピーカーは結構お高いですよね。
受注生産だししょうがないところもありそうですが。
リビングルームで使っているサブシステムのスピーカーは中古で3万円弱でしたから、お金を掛けなくても良い製品って案外あったりします。