TP-LINKの無線LANルーター、Archer C7です。
11ac/n/b/gに対応しています。
理論値で最大1300Mbpsを誇る高速無線LANルーターです。
サイズは243 x 160.6 x 32.5mmとやや大きめです。
通知ランプは前面にあり、薄めのグリーンのLEDです。一色のみのランプで、明るくないので、目障りにはならないでしょう。
面白い機能としたら、無線のON/OFFのスイッチがあることです。OFFにすれば、有線LANルーターとして使えます。
2ポートあるUSBはUSB2.0対応で、プリンターやHDDを接続できます。HDDを接続することで、簡易NASを構築できます。
筐体は大きいのですが、非常に薄く軽いです。壁掛け用の穴もあるので、壁掛けにして使っても良いと思います。
いきなりパフォーマンスのチェックです。
iPad Air2、iPhone6 Plus、ZenFone2、Nexus5xを使い、同時に回線速度を測定してみました。
上りに関しては、合計で456Mbpsをはじき出しました。これは他の製品のレビューでも書きましたが、回線の状況にも左右されるので、あくまでも参考として捉えてください。
皆さんのお宅には、既にプロバイダー貸与のルーターが設置してあると思います。例えば、光電話内蔵のルーターです。
こうしたルーターを設置してある場合、更にルーターを設置することもできますが、ダブルルーティングになり、何かと後々問題も発生することもあります。
その場合、新たにルーターを購入した場合、無線LAN親機(アクセスポイント)や無線LAN子機(コンバーター)として使うことをおすすめします。
わが家でも既に11acの無線LANルーターを設置してあり、無線LAN親機(アクセスポイント)として使っています。無線LAN親機(アクセスポイント)をArcher C7に替えても良いのですが、一番簡単な無線LAN子機(コンバーター)として使うことにしました。
TP-LINKの製品は高性能なのですが、日本に展開して間がないので、設定画面は日本語に対応していますが、取説に日本語版がありません。
サポートさんとメールでやり取りした内容ですが、購入後に無線LAN子機(コンバーター)として使う場合の参考にしてください。
設定に入り、ワイヤレス5Ghzのタブを開きます。開いたページです。
何も設定していない時には、モザイクの掛かったところは空白になっています。
WDSブリッジングを有効にするにチェックを入れます。
次に調査のボタンを押します。
するとこのように、接続可能な無線LAN親機(アクセスポイント)が出てきます。
目的のアクセスポイントの接続をクリックします。
前のページに戻ります。
SSIDとMACアドレスに、先ほど接続をクリックしたアクセスポイントの情報が入力されます。
最後に無線LAN親機(アクセスポイント)のパスワードを入力して、保存ボタンを押します。
これまでの作業の内容は記憶はされていますが、この段階では反映されていません。
次にDHCPのタブを開きます。
DHCPの無効にチェックを入れて保存。
最後にネットワークのタブを開きます。
お使いのルーター(例えばプロバイダー貸与の製品)のローカルIPが192.168.0.1とします。ここで、192.168.0.Xを入力します。Xは1以外の空いている254までの数字です。
入力が終わったら保存ボタンを押し、Archer C7を再起動します。
これで無線LAN子機(コンバーター)の設定が終わりです。
もともと使っている11acの無線LAN親機(アクセスポイント)を家の1Fに設置して、無線LAN子機(コンバーター)のArcher C7を2Fに設置しました。
それぞれに接続したパソコン間でのファイルの転送の結果です。49.5MB/sという結果となりました。
Mbpsに変換すると、×8なので、396Mbpsというスループットになります。
1Fと2Fでもこれだけの速度が出れば、かなり優秀な製品だと思います。
ただし途中に触れましたが、日本語の取説がありません。これがないことで、今の時点においては、少し敷居の高い製品といわざるを得ません。しかしながら、サポートへメールで問い合わせをしたところ、即日に返信をもらいました。
製品は良い、サポートも良い。後は日本語の取説だけです。
TP-LINKさん、頑張ってください。
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購入金額
10,503円
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購入日
2016年03月19日
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購入場所
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