トラスト製のブーストコントローラー。
近所のコペン屋さんで取り付けていただきました。
視覚的に数値がわかりやすく、また操作性も良い。
操作性は良いが、ブーストセットを自分でできない(設定する根拠がない)
当初、Dsport製のECU(エンジンコントロールユニット)が扱うことができる燃調マップを
最大限使う前提で、導入しました。
Dsprt製のECUが扱うことができるマップは 1.3kPaまで。
つまり、660cc× 1 + 1.3 = 1528cc 相当までの燃調マップがあるという事。
これを最大限に引き出そうとすると…。どうすればいい????
取説には、ブースト圧の設定方法が書かれていた。
すごく簡単に…(笑)
ステップ1
ブースト圧の支援量を決める。
ブースト圧とは、タービンが回ってどんどん加給されていくところにリリーフ弁があるのだが
そのリリーフ弁開閉のタイミングと量を微妙にコントロールすることで加給する圧力が決まる。
(すごい大雑把な説明w)
まずはその開くタイミングと、開くまでの加給の勢いをどれくらい強くするかを決める。
そして、開いた後、どれくらい開いたままにしておくか(ゲイン)を決める。
ステップ2
目標ブースト圧を決める。
目標をなるブースト圧を決める。
※ただし、ブースト圧は目標値を超える場合が多い(オーバーシュート)
なので、最初は低めの数値を設定し、ステップ1の支援量と調整を行う。
ステップ3
ゲイン量を決める。
目標ブースト、支援量から、結果的に現車で掛かるブースト圧が決まる。
その後、アクセル全開状態でブースト圧がどう変化していくかをゲインで調整する。
結果
ブースト圧の立ち上がりは割と強く…
その後、最高ブーストは1.25まで。
ゲインを調整してある程度そのブーストを維持する…。
画像は最終状態ではありませんが、
コペンの場合、ゲインをマイナス(-)とすることで、オーバーシュート後の
乱高下を小さくできるように感じました。
ブースト立ち上がり後の徐々に降下していく部分の高さは、最初の支援量で決まるようです。
ですから、ブーストLoモードはこんな感じで。
ブーストHIモードは、1.28程度から、常時1.1くらいという設定も可能。
コントロールマップを自分で作成することができるのだが…。
別売キットを導入すれば、自分でマップをコントロールできる。
マップはいくつかの条件によって詳細にコントロール可能。
だが、素人がこれをやると、まず壊す。
そして、下手なプロに現車設定をお願いしても、本当に最適かどうか不明。
出力は出ても、エンジンを壊すリスクがわからなかったりする。
つまるところ、チューニングを行う場合、チューニングを依頼する場所の
上限能力を把握する必要があったのだ。
コペンを純正64psとして、100psまで行けるよ!というショップさんでチューニングすると、
頑張っても100psまで。
タービン交換で130psいけるよ!とはなっても、それはハード的な130psだった。
そして、自分の視点が変化してくると、
ショップの対応に変化が表れてくることに気が付いた。
そう…
無理なのである…、ショップにも未知の領域であることが分かった。
つまり、ここからは自分が人柱となってやるしかない…。
純正64ps比較の100psで、ブーコンつけて(*´▽`*/わーい とやる程度で
収まっているならそれでよかったのだが、これでは満足できない。
そんなわけで、専門店の門を叩き、ブーストコントローラーはモデルチェンジする事となった。
別に、プロフェックが悪いわけではない。
プロフェックを使って、車を高い次元で安定させるショップが無かっただけの事。
ノーマルブーストに対して、補正をかけたり立ち上がり方やその後のブースト圧の変化を
コントロールしたいという視点から見れば、十分に楽しめるアイテムでした。
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購入金額
44,940円
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購入日
2016年03月14日
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購入場所
Amazon
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