長くお世話になった旧型
オススメはこちらアロマフィルター
登録商品は4〜8杯用ドリッパーに使うメリタ製のペーパーフィルターです。
上記モチモノリンクは在来型2〜4杯用・新型アロマフィルター4〜8杯用です。
同じ樹脂製ドリッパーとはいえ、仕組みとリブの高さなど多少の違いがありますが、ペーパーフィルターは同じものが使えます。
メリタ内だけで7種類もの仕様違いが存在してますが
紙の漉き方を上下方向で三層に分けて、蒸らしや抽出を最適化する仕組みの高級仕様や、その紙の表面にS字型の窪みを設けて、より良い香りと味を追求した「グルメ」と名付けられたものもあります。
竹繊維の配合を6割に高めた「バンブー」と呼ばれるものもあります。
白いものは酸素漂白処理されており、無漂白のモノは茶色です。
私が業務で使用しているものは最も安価なエコブラウンですが、それを含めて7種類もの仕様違いが存在します。
100均でも、スーパーマーケットのPBブランドでも、カリタやハリオにも、ほぼ同じ仕様の台形ペーパーフィルターが存在します。
上記のモチモノリンク先にある「アロマフィルター」と「コーヒーフィルター」では
ほぼ万人が感じる「味わい」「風味」の差が感じられますが、
ペーパーフィルターの違い、、、私には判りません。
試しに100均の商品も使いましたが、ドリッパーとの隙間が生じないように管理すれば
味・香り・品質に差は感じません。
1x2フィルターには取引先業者である「京都ワールドコーヒー」オリジナルのペーパーを使っていますが、やはりこれとメリタフィルターとの間に 差は感じません。
お近くのお店で「お安く売られている」ペーパーをお選びになればよろしいかと思います。
でも、ドリッパーとペーパーのサイズは合わせてくださいね。
台形の短辺長が少し異なるので、ドリッパーに上手くフィットしないのでご注意を。
ペーパーのグレードより フィッティングと蒸らし時間が大事
ペーパーは普及品でも、きちんとフィッティングに注意すれば美味しいコーヒーができます。
ミシン部をサイドと底部は逆方向に折り曲げることから始めます。
その次は底部に「マチ」を作ります。 人差し指で成形してください。
この工夫でペーパーとドリッパーが面と面でフィットします。
アロマフィルターに数多く成形されているリブの効果が最大限まで高まります。
メリタでもカリタでも、ドリッパーに標準装備されているスプーンはすりきりで12g前後。
美味しさ その2 主も悪よのう、、、
メリタの取説には約30秒間の蒸らし時間が指定されています。 が!
ワールドコーヒーの取説には20秒間の蒸らし時間が指定されています。
そして豆の使用量が15g以上に!
メリタは12gに対して30秒 ワールドコーヒーは15gに対して20秒
ハンドドリップで重要な位置を占めるのは「蒸らし時間」です。
コーヒーメーカーでは調節できない蒸らし時間こそが風味と味わいを決めます。
12:30 と 15:20 この組み合わせから抽出されるコーヒーの濃さは あまり変わらないかもしれません。
同じ蒸らし時間で12gと15gでは、かなり濃さに違いが出ます。
ドリッパー屋のメリタは、豆の消費量より器具のリピート率を大事にしているでしょうが、
ワールドコーヒーは、豆の消費量を増やすことに腐心しているのでしょう。
主も悪よのう、、くくく。
因みにこれからアイスコーヒーの季節がやってきますが、それはネルドリップで抽出してます。
400gで5リットル 一気に淹れて、一気に冷却し、先細ガラス瓶に小分けし、丸一日以上冷蔵庫で寝かせると、旨味とコクが両立した香り高いアイスコーヒーが出来上がります。
但し3日を過ぎると酸化が進み、濁りが出ます。
ウスターソースの様なアイスコーヒーは寝かせすぎ。
濃いホットコーヒーをお客様の目の前で淹れ、それを一気に冷やす手法もありますが、香りは良いものの味わいは落ちると思います。
ポットで供する紅茶も非日常感はありますが、一杯目は薄く、二杯目は濃いでしょ。
決して最適化されていません。
イベント感が重視される昨今ですが、味わいも大切にしたいと思います。
器具を清潔に保ち、きちんとした浄水器から取水し、メリタのアロマフィルターを用意し
お好みの豆を探しあて、極細で豆を挽き、きちんと計量し、
30秒間じっくり蒸らし、最後まで出しきらないように留意し、
よく温めたお気に入りのカップに注げば
美味しいコーヒーの出来上がり
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購入金額
0円
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購入日
2016年頃
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購入場所
Schrödingers Katzeさん
2016/03/10
説明書があるので、コーヒーは入れられると思いますが、美味しいコーヒーを入れる理屈とかわかってる人は少ないと思うので。
いい道具だと美味しいのが入れられそうな気はするのですが、先に使い方なんですよねぇ。
アイスコーヒーあたりも、普通の家庭でも飲みたいときにコーヒーを入れるので、すぐに氷いれてのんじゃったりしがちな気もします。
奥が深いものですなぁ。
フェレンギさん
2016/03/10
勝手に、この東芝のコーヒーメーカーは、上記の理屈を理解している開発者が関わっているのでは?と思ってます。
メリタのひとつ穴ドリッパー、その中でもアロマフィルターは、人の間違いを最大限受け入れる仕組みが素晴らしいです。
でも、水自体と豆自体を越えるものは出来ません。 どこまで引き出してやるかです。
良い選手を束ねる監督さんになった気持ちで、ぜひとも挑戦してくださいね。