私のメインカメラはCanon EOS Digitalシリーズであり、レンズもEFマウント向けレンズを主に集めています。
しかし、以前独特の画質に惹かれてFUJIFILM Xマウント用のカメラ、X-E2をサブ用として購入し、FUJINON XFレンズを少しずつ揃えてきました。
ズームレンズ(標準+望遠)と単焦点の標準レンズという組み合わせで、メイン級で使うのでなければこれで充分という状態ではあります。
これ以上レンズを追加するのであれば、広角ズームレンズかマクロレンズのどちらかと思っていまして、マクロレンズが割合安く売られていたのを見て早速購入してみたのです。
外装は少し傷がありますが、私自身カメラの扱いはかなり手荒い方ですし、特に気になるほどの状態ではありません。光学系の方に問題が無ければもっと傷が多くても気にしないでしょう。
マクロならではの世界
このXF60mm F2.4 R Macroは、マクロレンズといっても等倍撮影に対応しているわけではなく、最大倍率0.5倍となっています。焦点距離が60mm(=35mm版換算では90mm)ですから、中望遠という性格を持つことになり、通常の標準画角のマクロとは少し使い勝手が異なるということを念頭に置く必要があります。
いくつか作例を作ろうとしたのですが、既に辺りが暗くなっていて外で撮影することが出来ませんでしたので、室内でオーディオ機器をいくつか接写してみました。写真は無加工でアップしていますので、クリックでオリジナルを見ることが出来ます。
被写体が年季の入った機材ばかりであることは突っ込まないでいただけると助かります。いずれも撮影条件は
FUJIFILM X-E2 + XF60mm F2.4 R Macro 1/15 F2.4 ISO3200
となっています。
適当に撮っただけの写真ですが、マクロならではの迫力は出ていると思いますし、レンズ自体の解像感もクラスの割にはなかなか良好ではないでしょうか。等倍マクロのような別世界感は出にくいところですが、これはこれで面白いと素直に思います。
野外撮影であればXF35mm F1.4 Rの描写は魅力的なのですが、屋内で静物を撮影するのであれば案外こちらの方が使い勝手は良いのではないかという気がしています。
マクロレンズの使い道としては割合一般的な、花の撮影も試してみました。
マクロはこのような使い方が活きるということでしょう。被写体に寄れないレンズでは、このような当たり前の写真がなかなか撮れませんからね。
追加作例
相変わらずFUJIFILM Xマウント対応のカメラはX-E2一台のみですので、作例はいずれもX-E2との組み合わせで撮影したものです。
写真はJPEG撮影のオリジナルを、Adobe Photoshop CC 2019によりリサイズして掲載しています。
実は結構暗いところで撮影していますので、被写界深度が思った以上に確保できていませんでしたが、ピントが合っている範囲であれば意外とカッチリとした描写を見せてくれます。
一方で、植物を少しオーバー気味の露出で撮影してみると、このように意外と柔らかな描写を見せてくれます。
オーディオ機器の写真と植物の写真との比較である程度傾向は見て取れますが、人工物の撮影では気持ちアンダー気味の露出で硬めの描写を狙い、植物などでは自然光かつオーバー気味の露出で柔らかく描写するというのが個人的な好みです。
X-E2のレンズとしては、実は最も愛用しているのはこのレンズで、意外と普段使いでも十分な描写を見せてくれる辺りが気に入っています。
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購入金額
28,944円
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購入日
2016年02月22日
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購入場所
ソフマップ
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