普段一眼レフカメラに BLACKRAPIDの「R-ストラップ」を使っていますが
以前プレミアムレビューでベルトを瞬時に長さ調整できる「PROTGEAR CAMERA STRAP」レビューさせていただいてから
ベルト長さ調整機構のあるストラップが気になってしょうがありませんでした。
両方の良い所が合わさったモノが出てくれないかと願っていたら、いつの間にか BLACKRAPIDより発売されており購入しました。
しかしながら上記は単品では使えず、バックパックに取り付けるという変わり種です。
要するにこれを使うには必ずバックパックが必要で、カメラと財布だけ持ってフラッと撮影なんて事が出来ません。
それこそ、これでストラップを作ってくれれば良いのですが、BLACKRAPIDの製品ページでは大きな特徴であるベルト長さ調整機構の事には触れておらず、全く重要視していない感じです。
これでは BLACKRAPIDから発売される事は期待できませんね(--;
ということで、相変わらず次期使用ストラップを探し続けているのですが、昨年にベルト調整機構の付いているストラップの販売ページで BLACKRAPIDパーツとの組合せの紹介が載っているモノを見つけました。
知ってしまえばなんという事は無く、BLACKRAPIDの接続アダプターに
ベルトを取り付けるというだけの事です。
「R-ストラップ」の様にストラップ位置(肩パッドの位置)が変わらず撮影体勢に入るという事は出来ませんが、逆さ吊りの使い勝手は変わらず移動時に即座にベルトを短く出来るのは大変便利です。
そこで JETGLIDEを調べるとシリーズ化されており、ベルト幅違い、ベルトの伸縮長違いなどいくつか種類があり、その中からメインのストラップとカメラ接続ベルト(テープ)との連結にナスカンを使っており、長さ調整の出来るメインのストラップを他のカバン等にも流用出来る「JETGLIDE 1」を購入する事にしました。
その中でもカメラ接続ベルトをパラコードに出来たり、ナスカンのサイズの違いで 4パターン選べるのですが、ナスカン 大、接続部をベルトタイプのモノを購入しました。
瞬時に長さ調整の出来るストラップとしてだけ見て、以前レビューした「PROTGEAR CAMERA STRAP」と大きく違うところは、ベルト幅が 15mmだったのが本品だと 50mmになります。これなら一眼レフでも見た目に負けていません。
それと「PROTGEAR CAMERA STRAP」ではストラップの半分だけ瞬時に調整できる機構を付けていますが、本品では両側に付いています。これにより、調整幅はかなり伸びますね。
伸縮機構がかなりスムーズ
伸縮方法は、コントロールコードを上下に引っ張ってやることで伸縮できます。
操作自体は「PROTGEAR CAMERA STRAP」と全く一緒なので、動作の様子を見たい人は「PROTGEAR CAMERA STRAP」の方の動画でご確認ください。
そしてカメラの接続ベルトとの接続は、樹脂製のナスカンです。
通常なら接続ベルトはカメラのストラップホールに接続しますが、BLACKRAPIDの接続アダプターに繋ぎます。と言いたいところですが、既に販売終了していたため次のモノを用意しました。
長さを調整してやりカメラに取り付けるとこんな感じです。
接続ベルトの余った分がゴチャゴチャしていますが、長さが決まったらカットしてやればスッキリします。
ナイロンベルトなので切り口は火で炙ってやればキレイになります。他のナイロンベルトで加工している様子は次のレビュー内にあります。
ハンドストラップはバックルで連結します。
これを使うなら、ナスカン付きのハンドストラップを別に用意した方がマシですね(^^;;;
あくまでカメラの両脇のストラップホールに接続ベルトを着けた時に、簡単に手持ちの短いストラップに変えられるというもので、私の様に三脚穴を利用し逆さ吊りにする者にとっては不要のモノでした。
他の速写ストラップと大差ない?
大きな特徴であるメインストラップの両側に調整機構がありますが、たすき掛けにして調整しようとすると後ろ側は手が届かず瞬時になんて全く伸縮できません。
販売ページにある紹介動画を見てみても皆前方のベルトを伸縮しているだけです。
では、これのメリットは?と続けて見ているとたすき掛けでは無く、首から前にぶら下げている時に両側を一気に伸ばし、片側ずつ縮めているシーンがありました。
確かに首から吊っている時に胸の前くらいにまで縮められたら便利な事もありますが、私の場合は一眼レフを首から提げる事をしないので意味がありません。
また試しにミラーレスカメラで動画の様に両側のコントロールコードを持ちいっぺんに伸ばしてみようとしたら、カメラが軽すぎるのかいっぺんには出来ず、カメラを押さえつつ片側ずつ伸ばす事になりました。
結局、他社も両側に調整機構を付け無いのはたすき掛け利用をメインで考えているのでしょうね。
たすき掛け時を想定し片側だけ伸縮してベルトの長さを比べてみるとカメラ一個半分くらい変わります。
実施に人が装着するとこんな感じです。
息子に提げさせていますが、私だとちょうど脇腹くらいになります。カバン等背負っていない時の移動中だとカメラを背中側にしても安定します。
カメラを押さえつつコントロールコードを引き上げ、一気に伸ばします。
今回カメラが右側にくる様にたすき掛けしてしまいましたが、カメラが左側にくる様にたすき掛けすればカメラを押さえる手がレンズ下側を持てば、持ち替えることなく顔の前にすぐに構えられます。
ストラップを伸ばした時に手をだらんとさせた位置とカメラの位置が丁度いい高さに合っているとカメラを扱いやすいです。
「PROTGEAR CAMERA STRAP」と比べて、逆さ吊りの使い勝手の良さ分勝ってはいるのですが、実際に使ってみると気になる点がいくつか出てきました。
まず他のカバン等にも使えて便利そうだと思ってわざわざ選んだナスカン仕様(赤矢印)でしたが、夏場に使っていたら骨に当たって痛いです(--;
他の JETGLIDEシリーズは皆バックル仕様(青矢印のみ)なのでベルトに対して平らになるので、この様な問題はおきません。
それと、メインのストラップを使っている時にバックル(青矢印)が大変ジャマです。それこそ、ストラップ(ナスカン)を表裏逆に付けてしまったら内側にきてお腹に刺さります。
まぁ、バックルを挿し直せば良いだけですが今後ハンドストラップを装着する事は無いと思われ、バックルをカットしてしまおうかと思っています。
どうしても必要ならば、現在ハンドストラップとのセットで安く D環付きの接続ベルトが販売されているので、なんとかなります。
元々気になるモノに登録していたのはストラップがバックル仕様の「JETGLIDER 3」だったのですが、カバンにも流用できると欲をかいてカメラ使用時の利便性を低下させてしまったのは私のチョイスミスでした。
もっとも「JETGLIDER 3」だったとしても、私にとってはあくまで「PROTGEAR CAMERA STRAP」と同等までの評価で、一眼レフでの常用はやっぱり「R-ストラップ」を使いたいと思います。
期待していただけにちょっと残念
と言うのも「PROTGEAR CAMERA STRAP」の時に問題に感じていた大きな問題が解決されておりません。
本品をたすき掛けにして伸縮したりカメラを構えるとストラップが擦れて、服の肩の部分の痛みが激しいです。
また冬は襟があるので比較的大丈夫ですが、素早く動かすと首に擦れて危険です。
使用時に注意すれば良い部分かもしれませんがそれでは”速写”の部分が死んでしまいます。
「R-ストラップ」のベルトの抵抗なくカメラを構えられる感覚の方が私には大切です。
この辺は、使う人によって大分感じ方が違う部分であるので、何に重きをおくかで全然評価は違うとは思います。
ただこの事があり購入からほとんど本品を使っていなかったのですが、最近購入したミラーレスカメラに合うストラップが決まるまで、
しばらく本品を試行錯誤して使っていこうと思います。
私的には BLACKRAPIDのパーツが流用できるとか、ベルトの両側の調整機構や他のカバン等に流用できる(私は今後も使わないと思いますが(^^; )など期待し過ぎていたため残念感が強いのですが、実際に他のカバンで使ったり首から提げて使うのがメインの人だとかなり便利だろうと思います。
またカメラストラップをたすき掛けをしている人で、まだストラップの長さを瞬時に調整出来る機構のモノを使った事が無い人は、ぜひ体験してみて欲しいです。
移動時にストラップを短くする事でカメラがこんなに邪魔じゃなくなるんだという発見を以前のレビューでしてから、私はこの機構のモノを追い続けています(^^;
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購入金額
5,670円
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購入日
2015年09月01日
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購入場所
MemoGraph
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