ようやくオクで競り落としました。
というのはウソですw
702ESでイイかなと割り切った矢先のこと。
前回、落札できなかった個体で落札者が辞退した模様。
出品者から連絡があり、落札者と連絡がとれないのでキャンセルしたとのこと。
こういう輩は困りますね。
ちなみに私はいままで出品した中で、このようなことは1度もありませんでした。
というわけで、2位の私に権利が回ってきたという顛末です。
と、
まだしつこく他の個体の入札中ですが、本個体の価格を越えてしまったのでこれは何かの縁と思い、
応札することにしました。
当然、702ESより高いですが相場的には妥当な線でしょう。
写真を見る限り、オーディオ愛好家の所有物のようです。
動作品ですが、残念なことに「SONY」ロゴの「Y」が欠けてますw
怪しい中華DACみたいな感じw
ちなみに、702ESはオーディオショップが出品者でしたし、愛好家となればある程度状態は悪くないと期待できます。
ま、古い個体なのできちんと動いてくれればそれで良しです。
仕様はこちら。1986年発売。702ES発売の2年後。
http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/etc/das-703es.html
PLLやDAC-ICなどの基本構成は702ESとの違いはほとんどありません。
が、細かな点で見直しがはかられています。
2倍オーバーサンプリング+ラダー型の構成は702ESと同様。
現在主流の1ビット積分型とは異なる構成です。
このようなDACは今では入手困難です。
内部はトランスが1つ追加されていて、総重量は16Kgと702ESよりも5Kg重くなっています。
概観の違いは、DATの入出力用切り替えスイッチが追加され、デジタル入力が3系統に増えています。
ソニーのセパレート型DACは、この後、
DAS-R1 1988年
DAS-R1a 1989年
DAS-R10 1993年
と引き継がれてゆき、R10の発売をもって終焉となります。
ちなみに、
DAS-R1とR1aは兄弟のようなものですが、DACの方式が違い全くの別物になっています。
702ESとの比較視聴の差は恐らくあまりないと思われます。
が、両方持っていても仕方がないのでこの個体が安定動作すれば702ESは放出の予定です。
2016.02.02
出張から帰ると到着していました。
「SON社製」のDACですw
と、冗談はさておき、
DAS-702ESと重ねてみました。
両方合わせて総重量27Kgです。デカいです。まさに「黒い塊」です。
この個体は、SONYのロゴが欠損している以外は、大きなキズもなく30年近く前の製品としては美品と言っても良いと思います。
早速出音してみました。
何事もなくロックしました。
音の傾向は、702ESとよく似ています。(当たり前)
702ES、703ESともに立体的な空間表現が見事なのと、低音がすごくきれいに出てきます。
これはラダー型の特長なのかもしれませんね。
以前も書きましたが、これを聴くと手元のDACたちがどうしても見劣りしてしまいます。
この音を超えるDACを今後手に入れられるかどうか・・・
それと、CD音質(16bit/44.1KHz)の可能性をあらためて感じます。
今所有している音楽ライブラリのほとんどはCD音源なので、どんな音が出てくるか楽しみです。
ハイレゾはもう少し先かな。
それと、2台ともデジタルアウト端子があるので片方をDDCとしてカスケード接続してみようと思います。
単なる実験ですが、このDAC達がジッタクリーナーの役目を果たせるか興味深いところ。
あまり変わらないかもしれませんけど。
→変わりませんでしたw
それと、MUTINGのランプが切れている!
ムギ球なんですよねー、ま、修理はいいか。
2016.02.03
DAS-703ESの技術解説は、こちらのサイトが詳しいです。
http://www.ktamp.com/das703_info.html
御開帳フォトも満載
http://www.ktamp.com/das_703/photospec.html
東芝Aulex、SONYの技術者として有名な方のようですね。
2016.02.06
昨日も、
一通り鑑賞しましたが、703ESで聴くと実によろしいです。
システムから出てくる音は、DAC単体で決まるわけではないですが音楽データを処理する「川上」
つまり、トランスポートからDACまでの組み合わせで出てくる音は随分変わります。
と、当然、アンプ、スピーカー、特にスピーカーの全体を支配する割合は大きいことは言うまでもありません。
また、DACそのものも、ICで全てが決まるわけではなく、電源、アナログ回路の質が大きく作用することも実感しています。
デジタルの世界は新しいものほど良いと私は考えていましたが、必ずしもそうではない。
ま、メーカー品をいろいろ比較したわけでもないですけれど。
ヴィンテージ品は誰もが手軽に手に入れることができるわけでもないですし、
できれば新しいものでこの音を越えられるようなシステムが組めればベストだと思います。
703ESの音を聴いていて、どこかで似たようなDACがあったなぁと思ったら、
決してワイドレンジではないんですが、分解能とか定位感の良さなどはとても似た傾向にあります。
音色はライントランスの色付けがあると思っていますけれど。
これもハイレゾ対応ではないですが、イイんですよね。
不思議です。
2016.05.10
いろんなガラクタ弄りと視聴の繰り返しです。
いろんな組み合わせで聴いていますが、ここにきて一定の結論が出ています。(私見ですよ)
(1)BBG+P2D+WM8840+AK4490+ハイブリッドIV
(2)BBG+P2D+WM8840+DAS-703ES
(3)CDP-553ESD+DAS-703ES
(4)CDP-553ESD
(5)CDP-701ES
(6)CDP-302ES
これくらいかな。
私なりの視聴結果のトップは、(2)です。
(1)は現代的というか、キレイに全域でそつなく鳴りますが(2)との比較では力感に欠ける感じがします。
(3)は(2)と比較して低音域が薄っぺらく感じます。ヴォーカル曲などはイイんですが、
サラッと鳴ってる感じです。中音域にはエネルギーを感じれるんですけどね。
(4)は(3)の傾向と同じです。が、DAS-703ESが無い分全域に渡って少し落ち着きに欠けます。
この差は意外と大きいかも。やっぱり物量投入DACの効果はあなどれない。
(5)は別世界w
突出して良いわけではないです。「普通」に鳴っています。
この「普通」というのが評価が分かれるかも。
(6)は(4)に近いですが、解像度(音の分離感)が少し劣る感じです。
いずれも私見で、差は結構微妙です。
(2)は聴いてはっきり差が分かります。
全体のバランス、中低音域の力感、高音域のなめらかさなどとても自然だと思います。
(1)のような組み合わせが(2)に近づく、超える環境が欲しいです。
なにせ、ヴィンテージ・オーディオはこの先入手困難だからです。
古き良き時代の産物を有り難がっているのは、自分の性格に向いてないしww
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購入金額
0円
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購入日
2016年01月30日
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購入場所
ヤフオク
yosyos888さん
2016/01/30
mr_osaminさん
2016/01/30
harmankardonさん
2016/01/30
そんなこともあるのですね.
入札価格で落札出来たのと同じなので,よかったですね.
mr_osaminさん
2016/01/30
ご存じのとおり、何回か入札に参加したんですが意外に根強い人気があるせいか、
希望額で競り落とせませんでした。
702ESでも十分満足しているんですが、どうしても気になってwww
メーカーのセパレート型DACは今では珍しくありませんが、当時は超高級器しか存在せず、一部の愛好家だけが楽しめるものでした。
1990年前後、すでにこれらのDACから出てくる音を楽しんでいたなんて、実に羨ましい限りです。
また、S/PDIF接続でPLLのジッター問題は既にこの頃からエンジニアはわかっていたんですね。
そもそも方式そのものに問題があることを。
DAS-R1以降は、光ツインリンク接続ができるように仕様が追加されていますが、これはDACのクロックをCDプレイヤーに送り込んで同期をとる方式で、
これによってジッターの問題を解決しようという試みだったようです。
あれから20年を経過した今でも市販品ではこの問題が解決されるどころか、いまだに放置されていることを最近知って、愕然としました。
harmankardonさん
2016/01/30
今日の終了品も既に3万超え!
安定した人気のようです.
mr_osaminさん
2016/01/30
とはいえ、既に過去の話かもしれませんね。
TechnicsもONKYOのOEMらしいですし。
それ考えたらONKYOって素晴らしいかも。
オーディオ不況の時代でも、しっかりと作り続けていますもんね。
>今日の終了品も既に3万超え!
です!
既に本個体の出品者から購入するか否かの連絡を受けていて
今日の終了品との価格比較で決めようと思っていましたが、
高値更新になってしまい再入札しているうちにこの個体の価格を越えてしまったので、
あきらめてこちらに決めました。
動作品ですと、やっぱり3万円は超えてきますね。
とはいえ、当時の価格の1/10程度ですから妥当な価格かと。
ここ1か月くらい出品状況を追いかけてきましたが、割と出品されるようなので辛抱強く待てば入手可能ではあると思います。
mr_osaminさん
2016/01/30
かなり高値で終わりましたね。
私なら降りていた入札です。
結果オーライです。
yookano794さん
2016/01/31
こういう、結果オーライ、たなぼた、芋づる式…というもの、オークションの面白いところでしょう。
ヘタすると、予定外の品物を買っていたりしますけどね…orz
先ずは、無事、希望額での入手、おめでとうございます。
mr_osaminさん
2016/01/31
と、出品者の言葉足らずで多少不愉快な思いをしていますが、
まぁ、仕方なしです。
明日には到着予定ですが、肝心の私が出張しててレビューは、少し後に。
予定外の購入は、私も日常茶飯事ですw
CR-Xさん
2016/01/31
S/PDIF機器持ちの人には、セレクター/ジッタ―軽減/クロック精度向上とかかなり使える機器なんですね。44.1kHz/16bitの評価はこれ位まで詰めてから語らんとイカンですね。ハイレゾはそれからでも良い、と言うかメーカー製で192kHz/24bit以上で同じ土俵に立てる物が用意できないと比較にならん。
mr_osaminさん
2016/01/31
S/PDIFが必ずしも諸悪の根源ではないんですが、トランスポートとDACをS/PDIFで繋ぐと、
トランスポート側のクロックにDAC側のPLLが同期をとります。
サンプリングレートが高くなるほど、この同期が難しくなり高精度のPLLが必要になるということですね。
外部クロックジェネレータで各々同期されたクロックを供給する方式が優れているのはこの理由からだそうです。
もしくはS/PDIFを使わずI2Sで直結してしまう。
この場合、トランスポート側のクロック精度が高いことが前提になります。
mr_osaminさん
2016/01/31
藤原さんの基板もあります。
SiCの数がハンパないので、かなり熟練していないとハンダ不良続発ですけどw
メモリーバッファを使うとメモリーで一旦、バッファされるので時間軸のジッターが改善される効果があります。
バッファされるので、出音が一瞬遅れます。
mr_osaminさん
2016/01/31
「SPDIFデータ伝送の仕組みと落とし穴」
http://nw-electric.way-nifty.com/blog/2013/10/spdif-ff2e....
mr_osaminさん
2016/01/31
この筐体ですが、
「巨大化したHEN」
のような感じですwww
CR-Xさん
2016/01/31
まあ、繋ぐ機器が皆無なんですがw
mr_osaminさん
2016/01/31
私など、繋ぐ機器が無くはないものの、
わざわざBBGのI2S信号をS/PDIFに変換して聴いているくらいですからwww
mr_osaminさん
2016/01/31
けれど、今更PCからUSBで繋いでというのも・・・
CR-Xさん
2016/02/02
mr_osaminさん
2016/02/03
CR-Xさん
2016/02/06
mr_osaminさん
2016/02/06
いかにも!www