NETGEAR から販売されているレイヤー2スイッチ「GS116E」を購入。
コロナ禍からのテレワーク需要で家電量販店などではルーターなどの在庫がなくなっていたそうですが、現在は平常通りに在庫があるようですね。

個人的にはネットワーク機器はヤマハ一択なのですが、今回は NETGEARを選んでみました。単純に価格が安くてお財布に優しいのと、同じ価格帯で競合となるTP-LINK などと比べて日本市場向きの動きがしっかりしているところから選びました。

 パッケージやマニュアルはすべて英語ですが、専門用語以外は中学生レベルの内容で僕にも理解できます。接続数の必要にかられて 16 ポートのものを選んだのですが、さらにこれだけの機能が搭載されていて、非常に良いコスパ。

この商品を選んだ理由ですが、レイヤ３ではなくレイヤ２ながら VLAN 対応しているのです。わりと珍しいというか、国内ではこの価格帯でこの機能はなかなか無いかと思います。この機能があるかないかで価格差が大きいです。

何に使うかというと、家庭に業務用PCを否応なく持ち込んで仕事をすることになった人も多いかと思うのですが、そのネットワークを仕事用・家庭用と分断するのです。そうすることで、お互いに干渉できなくなるのでいろいろ安心というわけです（ざっくり説明）。

同梱物は、電源アダプタと、簡単な説明書。
初心者用にスマホやPCで動かせるアプリなどが用意されているらしいです。僕はブラウザから管理画面にアクセスして直接操作したので、アプリの様子はよく分かりません。これからも使うことはないと思います。

本体は金属筐体で、なかなか良い色。ラックに入れてしまえば天板のグラフィックロゴなどは見えなくなるのですが、最近のプロダクトにしては、なかなか主張がある画ですね…。

外装が金属なこともあり、冷却ファンを搭載していません。ファンの回転音がなく、そのため稼働していても非常に静かです。

背面には壁掛けできるように穴があります。中央のシールには初期ログイン用のパスワードが書かれています。どちらかというとマグネット脚のだった方が使い勝手は良さそうですが。

側面の通風孔、小さな電源端子など、シンプルです。

16個あるポートは横一列などで扱いやすいです。上下にあるタイプは指をひっかけにくくて抜き差ししにくいですね。ただ、よくあるインジケータがまとめられていないので、接続したケーブルが点滅による情報の読み取りは難解です。だけど管理画面からそのへんの情報を見ることができるので、むしろそっちの方が見やすくて使いやすくて良かったりします。

L2スイッチには LANケーブルを前面に差すタイプと背面に差すタイプがあるのですが、使い勝手がかなり変わってきます。差したらメンテしない人は背面に差すタイプの方がケーブルの乱雑さを隠せて綺麗になります。逆に前面にあるタイプは LANケーブルの抜き差しが楽になるので、アクセスが多い、または構成をよく変えるという人はこちらの方がおすすめです。

ちなみにこの緑の点滅はピカピカしてやたらうるさいです。
16口あるとストームしてなくても騒々しく感じます。まぁ製品には何の落ち度もなく、ただの自宅のネットワーク環境のせいなのですが。

ブラウザからネットワーク経由で管理画面にアクセスできて、これが非常に便利。
購入前にどこまで触れるのか情報がなくて不安だったのですが、わりと細かく触れて満足。(現在はメーカWEBサイトの製品紹介もドキュメントも日本語化されており、詳細な情報が取得できます)

機器にこういうマネジメント機能があるだけで安心感が全然違いますね。

世間は「見える化」のキーワードも多いですが、こうして情報が得られることで情報把握や問題の切り分け等もスムーズで助かります。

ポートVLANだけでなくタグVLANもあり、QoS、各種フィルタリング、レート制限、省電力モードなどの機能もあります。

ケーブルテスターもあり、物理的な断線などがあるか確認できるのも便利。ケーブルの長さまで推定してくれたりもします。いろいろ推測できるデータがあるのは管理するには嬉しいですね。

各ポートのマネジメントもばっちりです。

速度制限やフィルタや状態など、充分な機能があります。

トラフィック量をモニタすることもできるので、ネットワーク管理をする上で要の部分に入れておけば、把握がしやすくなります。ただ数字で表示されているだけなので、ツールを使って自分でグラフ化するなどひと工夫はひつようです。

これはひさびさ買って得したと思える商品。