2019.10.26 「総評」追記
結婚前までは移動手段が車中心で、スキーなどにも自分の車を出していましたが雪道を走る頻度は少なかったのでノーマルタイヤ+チェーン(非金属)で十分でした。
結婚後東京に住んでからは雪道を走る事は皆無になり、車を買い替えてもチェーンを買う事はありませんでした。
ところが、一昨年(2014年)の大雪の前後で車を出さなくてはならず、急きょディーラーから純正のゴムチェーンを調達しました。
結局ゴムチェーンを使用する事は無かったのですが、事前に装着の確認をしたところ久しぶりな上に FR車でタイヤハウスが狭く大分苦労しました。
乾いた路面でそうなのですから、実際の雪道で装着できる自信はありません(--;
この時購入したのは仕事用車(エルグランド)用だったのですが、家にはもう一台自家用車(コルト)があり、こちらにはチェーンは購入していませんでした。
昨年は特に大雪も降らずチェーンのお世話にはなりませんでしたが、もし降ったらと気が気ではありませんでした。
そして今冬はどうしようかともやもやしていた時に、フェレンギさんのレビューを拝見しました。
本品の存在はだいぶ以前より知っていましたが、実際の装着の様子を見るのは初めてでした。
以前は特に耐久性が疑問で買い控えていましたが、現在の車の利用状況ではほとんど雪道を走る事が無くもしもの時に少し使えれば良いので、装着の簡単さ価格の低さで自家用車向けに購入してみる事にしました。
装着に問題なければ雪が降りそうな時に出かけなければいけない時には、仕事利用でも本品を装着出来る自家用車で出かける事でしょう(^^;
一目で装着方法の想像がつく
本体の入っている厚手のビニールの上端にある持ち手を開くと長めの袋になっており、AutoSock左右 2つにビニールの塊、説明書が入っていました。
本体の入っていた袋は広げることで、AutoSock装着時に膝をつく場所になり、別途レジャーシート等用意する必要がありません。
何度か使っている内に穴が空いてしまいそうですが、本体自体緊急用という位置付けでそう何回も使えるモノではないでしょうから、余計なモノを用意する必要が無くよく考えられています。
タイヤの外側にくる側にはオレンジ色の頑丈なベルトが十字に固定されています。
タイヤの内側になる側にはタイヤ設置面の部分及びタイヤの内側にかけるゴムバンドがあります。
そしてビニールの塊は、小さく折り畳まれた手袋です。
試し装着で使っても破れはしませんでしたが、あまりにも薄いので別途用意した方がいいかもしれませんね。
手袋は、タイヤハウスに手を突っ込んだ時に腕の辺りまでの汚れカバーの為ですので、汚れが気にならないようなら短いモノでもかまいません。
左右装着して5分とかからない
装着の手順は以下の通りです。
AutoSockは必ず駆動輪に装着するようにします。4輪駆動車の場合は、基本的に前輪に装着します。
1.タイヤの上部から AutoSockを被せ、ゴムバンドがタイヤの裏側にくるようにして徐々に
下していきます
2.半分以上被せたら、タイヤを半回転させます
(反対側も同様に被せておけば、車の移動を一回で済ませられます)
3.残りをタイヤに被せたら終了です
ゴムチェーンだとなかなか思ったようにタイヤに被さりませんでしたが、本品の場合は布を被せている様なものなので簡単に被せる事が出来ました。
この時点で多少中心がズレていても、少し走れば遠心力で中心にくるように調整されます。
そして取外しはもっと簡単で、オレンジ色のベルトの上部を両手で引っ張ると、タイヤが踏んでいる部分を残し外れます。
後は少し車を前後に移動してやれば引き抜けます。
緊急用としては申し分なし(2018.12よりチェーン規制にも対応)
パッケージのサイズは約 34 x 30.5 x 8 cmで、重量約 1Kgとコンパクトなので冬期に車の中に入れっぱなしにしておいても邪魔になりません。
ただ気になるのは耐久性で、接地面に内側の黒い部分が露出してきたら使用限度に達しており交換の必要があります。
利用者の状況をネットで調べてみても、なかなか何回くらい使えるという目安は見えてきませんが、とりあえず数回使えて満足している人が多い感じです。
実際の使用限度は利用者次第でかなり変わりそうです。
特に FF車で注意しなくてはならないのは据え切りです。
パワーステアリングが主流になってからは、教習所でも車庫入れで据え切りさせてから車を動かさせるよう教えている所があるようですが、もっての外です
本品を装着したまま据え切りしたら確実に寿命を縮めるでしょう。
また注意書きにもありますが、乾燥路面には適していないので装着の必要がなければすぐに取り外すようにあります。
あと注意しなくてはならないのは、チェーン規制時には現場の係員の判断で規制道路では使えない事があります。これは非金属チェーンの場合も同様の事が言われていますので、その様な道路を使う可能性があるのならばもっとしっかりとした対策(スタッドレスにする等)をするべきでしょう。
本品はあくまで、もしものための緊急用として使うのが一番向いている気がします。
実際にどれだけ効果があるかは使ってみないと分かりませんが、ネットで動画を探すと沢山出てきますが、普通の非金属チェーンとかわりないように見えます。
とにかく、車の中に入れっぱなしにしておいても邪魔にならず、装着方法が簡単で、緊急用としては最高ではないでしょうか。
2019.10.26 追記
冬に近づき今期も雪対策をどうするか考えておかなくてはならない時期になってきました。
私の乗っている車はこの間に二台とも乗り換えております。
仕事用:エルグランド → FREED(2018年)
自家用:コルト → N-WGN(2016年)
コルトで使用していた本品(オートソック600)は FREEDのタイヤ(185 65R15)に適合し使えますが、自家用の N-WGN用には何も無い状態です。
ただし 2014年の大雪から慌てて用意したゴムチェーン&本品でしたが、結局その後も雪道を走った事は一度も無く済んでおります。
とりあえず仕事用車には本品があるので良いのですが、以前から悩んでいたのは高速道路等でのチェーン規制でした。
近所ならば良いのですが、2014年の時には大雪の後に高速道路で移動しなくてはなりませんでした。その時は幸い規制は無く雪も道路脇にあるだけでしたので、チェーンすら使う必要も無く済みましたが今後はどうなるか分かりません。
という事で、使うかどうかも分からないのにチェーン規制対応のチェーンを購入するかどうか昨年 FREEDに乗換えてから考えていました。
幸い(?) N-WGN用のチェーンはまだ買ってないので、N-WGN用にチェーン規制対応のものを買って乗っていくか、うーん...
などと調べているとどうやら昨年(2018.12)に国土交通省が「チェーン規制についてのQ&A」を発表し、その中で今まで曖昧だったチェーン規制に対応する製品について明確にしました。
それまでも道路運送車両の保安基準の(走行装置等)第9条第4項で
「タイヤ・チェーン等は走行装置に確実に取り付けることができ、かつ、安全な運行を確保することができるものでなければならない。」
とあったようなのですが、
「チェーン規制中に通ることのできるタイヤチェーンは、 自動車用品店などで販売されているものであれば問題ありません。」
として、スプレータイプ以外の金属チェーンタイプ、ウレタン&ゴムチェーンタイプ、布製カバータイプの使用を認めたのでした。
これで晴れて布製カバータイプである本品もチェーン規制時でも使用する事が出来るようになりました。
ちなみにスタッドレスタイヤに関してずっとチェーン規制であってもチェーンを使用せずに通れると思っていたのですが、先の Q&Aではスタッドレスタイヤを付けている自動車でもチェーン規制時はチェーンをしていないと通れないとの事です。
それこそスタッドレスタイヤを使用している人は緊急用に安い布製カバータイプのチェーンを一つ持っておくと良さそうです。
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購入金額
7,598円
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購入日
2015年10月29日
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購入場所
GULLIVER Online Shopping
フェレンギさん
2016/01/24
私も未だ雪上で試しておりません。
もしこのまま使うこと無く車を乗り換える事になったとしても、それはそれで良いと思ってます。
しょっちゅう雪道を走るならスタッドレスを買いますし、あくまで保険・お守りですからね。
もし利用したら、できるだけ動画を作って追記しますね。
atsuo@tokyoさん
2016/01/24
結婚して東京に住むようになってからスキーにも行かなくなり全くチェーンの必要性を感じていなかったのですが、一昨年の大雪から状況(考え)が変わりました。
フェレンギさんのレビューで現状一番私に向いていると思い、見た後にすぐ購入していたのですが、やっと試着しました(^^;
私もこのまま一度も使う事が無い方が良いと思っているのですが、試しに使ってみたい気もしますね。