GOETH INSTITUT ゲーテ・インスティトゥートと読みます。
京都・大阪・東京・日本に3箇所あるドイツ文化センターを指します。
ゲーテ・インスティトゥートヴィラ鴨川は、京都大学医学部附属病院と京都府立医科大学附属病院の間を流れる鴨川沿いに位置しており、図書室や多目的ホールの他に「カフェ・ミュラー」と云う
隠れ家的なレストランが併設されています。
ドイツといえば、やはり豚肉料理とビールです。
そこではクロンバッハ・ヴァイツェンという白ビールの樽生がイチバン美味しいと思いますが、
個性的な旨い苦味が楽しめるピルスナーも見つけています。
イエーバー・ピルスナー!
人は見た目じゃわからない でも損してるよ このラベル
クロンバッハ樽生の後に、このイエーバーとビットブルガーの2本を注文しました。
ぱっと見て、美味しそうに見えたのはビットブルガー。
格調高いラベルと茶瓶のビットブルガーに対して、
イエーバーのそれはゴシックフォントにハイネケンより薄い緑瓶。
清涼飲料水と間違えそうな雰囲気です。
ガラスケースから自由に取り出す方式で選ぶなら、
初見ではイエーバーを「まず選ばない」
イエーバーは「選ばれない」オーラが充満していました。
軽量の薄緑色瓶の上部は、バドワイザーのそれと比べると太めに設えられています。
仮に瓶のまま飲むような事があった時に、のど越しを良くするためのものでしょうか?
グランドキリンもそのような設計の瓶でしたので、そうかも?と感じました。
見た目を裏切る旨さ
レーベンブロイのビアグラスに注いで楽しみます。
薄めの黄金色と純白で少し肌理が粗い泡が立ちます。
泡とビールの量を加減しながらゆっくりと注ぎます。
しか~し、飲んでみなけりゃわからんもんです。
イエーバーの圧勝じゃないですか!
ただただ旨い苦味と云いましょうか。
子供の頃には苦手だったピーマンや、おでんの大根から「爽やかな苦味」を感じるようになったのはいつの頃からでしょう。
今ではおでんに大根は欠かせません。
大人の味覚と言って良いものか分かりませんが、前述のような大人の苦味を楽しめる方なら、このイエーバーから「悪い苦味」をお感じになることは無いと断言できます。
爽やかな苦味。 香り立つ苦味。
ピルスナーが本来備えていなければならない良い苦味を感じ取られ、
楽しんで戴けると確信しています。
少し予防線を張っておかせて戴けるなら、当日は家庭の食卓に並ぶことがないレバーのパティが皿に乗っていました。
サーモンもお醤油ではなく、オリーブオイルと香草でいただくものでした。
普段とは異なるお料理が、イエーバーの風味との互恵関係にあったかもしれません。
もし「柿の種」がお相手なら、苦味を強く感じた可能性があるようにも思えます。
市場価格は400円弱の商品のようです。 レストラン内では800円でした。
ドイツビールらしく麦芽とホップだけからつくられています。 度数は5%。
店外の地下にある化粧室を訪れて驚いたのは、男性用便器の位置。 エライ高い所にあります。
TOTO製でしたが、四角くて見たこともない大きさです。
ゲルマンはデカイからね。
そのドイツ人が日本でイエーバーをこころゆくまで楽しむとしたら、
ずいぶんな散財になる計算です。
滅多に戴ける価格ではありませんが、ぜひいちどはお試しになって下さい。
とても美味しいです。
ドイツのビール。 イエーバー・ピルスナー。
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購入金額
800円
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購入日
2014年12月頃
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購入場所
ゲーテ・インスティトゥート カフェ・ミュラー
KAOさん
2016/01/12
フェレンギさん
2016/01/12
手元にエビスや金麦とかがありましたが、KAOさんには「きっと飲んだことが無いだろう」モノをプレゼントしようと考えて、アーカイブから引っ張り出して書きました。
今は300円前半で買えるようなので、試してちょ。