最初のReebokは、1987年の新婚旅行中にシンガポールで買った「フリースタイル」。
それまで街履きのスニーカーは、K-SWISSやPROKEDSなど固いソールのものしか知らなかった私に衝撃でした。
厚みがありながら驚くほど柔らかな複合素材のソールと、スムースな本皮アッパーの組み合わせが新鮮でした。
その後にNIKE・AIRの大ブームがやってきます。
時はバブル。 定価が意味を成さないスニーカーから距離を置くようになりました。
それ以来、久しぶりに買ったReebokをレビューしたいと思います。
ジグテックは推進力より、履き心地向上に効果がありました
ソールをうねるように走るジグザグはジグテックと呼ばれます。
モデルによって異なりますが、このReebokはジグメイズという種類のソールで、約2.5センチの厚みを持ちます。
他にもジグワイルド、ジグナノ、ジグキック、ジグナノ、ジグダイナミック、ジグパルス、これ以外にもたくさんのジグシリーズがあるようです。
2011年頃だったと憶えていますが、TVCMでReebokがこのジグテックシューズを大々的に宣伝しています。「このジグザグが路面からの反発力を推進力に変換するので、マラソン大会では使用禁止」というような内容だったはず。
2014年にアウトレット店でこれを見つけた時に、そのCMを思いだしましたが、流石に信じてはいません。
でも、ちょっと気になったのは事実です。
で、どうだったか?
何も変わりません。 少なくとも時速10キロ前後の軽ジョギングでは、なんの変化も無く、速度の向上は無かったと断言します。
でも、履き心地自体は素晴らしかった。
ワンタッチで締め上げ、緩めを行えるレースアップシステムも使いやすい仕組みでした。
主に鴨川河川敷での深夜ウォーキングと、年に数回の日帰り登山でお勤めを果たしてもらいましたが
先に音を上げたのは合成繊維のアッパーでした。
少し細めのラスト設計ですので、小指部分に負荷がかかり 小さく破れました。
その時点で、ソールの減りは片減りを含めて目立ったものはありません。
フリースタイルが、ミッド素材の白いウレタンを露出させるように黒いアウトソールの減りが目立った事を思うと隔世の感があります。
そのように丈夫なアウトソールを持ちながら、あのソフトな履き心地を提供してくれたのですから
おそらくはジグテックソールのジグザグがきちんと仕事をしてくれていたのだろうと想像してます。
綺麗な尾根道や、枯れ葉が敷き詰められた遊歩道はもちろんですが、石段・丸太階段、花崗岩が創りだした段差を登り降りするときにも登山靴の代わりになるような、確かなグリップ、足裏の保護機能を持つことを確認してます。
日帰り登山には充分な性能を持つ良いスニーカーでした。
それにぶ厚めのソールを持つスニーカーとして、例外的にドライビングシューズとしての適正もあります。
蒸れないし、疲れないし、
右足親指を意識した微妙なアクセルコントロールが出来ました。
好きでした
赤紫・濃い紫・水色・濃紺・赤を繰り返すデザイン。
斜めに走る糸を積み重ねて造られたアッパーサイドは、遠くから見るとReebokラインが形成されています。
最初はちょっと派手かな?と思いましたが、意外に馴染みました。
明るい雰囲気を醸し出す良いデザインだと今でも思ってます。
色鮮やかなジグザグソールも、最後まで色落ちや染みが発生せず綺麗に使えました。
今もポンプフューリーなど新機軸のデザインを展開しているReebok。
やはり長く愛されるメーカーは違います。
もう0.5センチ大きなものを選べば良かったのか
愛用しているnew balanceと同サイズの27センチを選んだのですが、やはり足型が細めのようで
小指部分に負荷がかかったようです。
写真で確認すると、踵部インナーにも破れが見えます。
ということはサイズとしては小さすぎたとも言えないので、なんとももどかしいのですが
あと0.5センチ大きめを選んで、レースをキツ目に調整して履けば、もう少し長持ちしたかもしれません。
靴のサイズは単純に長さだけでなく、甲の高さ、親指から小指への角度等 様々な要素が絡むので
一概に◯◯に対して1センチアップ・ダウンでは語れないのが難しいです。
ぶ厚めのソールを持つ靴としては例外的にドライビングシューズとしての適合性もありました。
良い靴でした。 ReebokのジグメイズⅡ
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購入金額
6,480円
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購入日
2013年11月頃
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購入場所
竜王アウトレットモール内Reebok
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