相変わらずニッチな技術や製品が好きで凸しているわけです・・・。
色々と試行錯誤してたのですが、WIGIGサポート終了になってから製品としての価値がグッと下がってしまいました。もう骨董品とかプレミア的な感じもしくはゴミになっています。
WIGIGについては下記モチモノからどうぞ。
結局メーカー製で揃えないと動作しないものという扱いになっています。ノートとドッキングステーションはHPならHP同士で、DELLならDELLで。
結局、他社メーカーのサポート保証が出来ない規格だったから汎用性が無くて終わったのでしょうか。
HP Elite x2 1012 G1はWIGIG対応した数少ない機種です。
といっても、WIGIG専用アンテナを搭載しているだけなのですが・・・。
手持ちの古い富士通ノートパソコンが重いということ、中古で入手しているのでバッテリー的にも危ないのかなと感じ、古いノートパソコンを放出しようと思い至ったわけです。
さーて、Intelからのソフトウェアは提供停止しているので、Windows 10 や 11 で動作するか不明です。
どうなることやら。
キーボード付き、アダプター無しで本体9,000円で落札。送料とクーポン使用で10,230円でした。
電源には USB Type - C (Thunderbolt、3.1)で使用可能。
タッチペンは付属しなかったです。
メモリ8GB、LTE搭載モデルでした。
目立った傷は特になく。
起動して、事前にBIOSアップデートしておく。
HP Support Assistantを入れてBIOSアップデートを実施。
結果、v1.20 から v1.60 になった。主に脆弱性の対応がされているようでした。
やりたい放題。
標準はSSDストレージでM.2 SATA接続っぽいのですが、情報を調べてみると PCI-E タイプのM.2もいける模様。Gen3 x4が認識して動作するらしいのです。
CPUのクロック数が貧弱ですが、ストレージ速度でカバー出来るのであれば結構使えるのでは?という印象を持っています。
実際はどんな感じなんでしょう。
メモリの増設は不可らしい。搭載されているのは 8GB モデルだった。
分解にはT5かT6のトルクスドライバーが必要。
端末の下部のみネジ止めされており、全体的にツメで固定されています。
端末の下部のツメは割れてもネジ止めするのである程度問題ないと推測します。
SSDは SanDisk SSD X400 の SATA3接続 の M.2 が入っていた。
それをTeam M.2 2280 NVMe SSD 512GB Gen3x4(TM8FP6512G0C101)に変更。
4G LTE カードとして HUAWEI ME906J が入っていた。LTE (FDD) B1/B11/B18/B19/B21、DC-HSPA+/HSPA+/HSPA/UMTS、 CDMA/EVDOに対応とのこと。
WIFIカードは Intel Tri-Band Wireless-AC 18260NGW WiGig が入っている。WiGig対応カードとしては最上級クラスです。
バッテリーの型番は HSTNN-DB7F との記載あり。7.7V 5195mAh。
Windows 11 用のインストールUSBを作成し、OSクリーンインストール。
OSが入った後、HP Support Assistantを入れてドライバーやソフトウェアをインストール。
これで概ねのドライバが入る。
ワイヤレスドッキングステーションとの接続
WIGIG用のソフトウェアをあえて入れる。
管理ソフトを起動する。
WIGIGドッキングステーションを電源ON状態にしておくとキャスト先にデバイスが表示される。
問題なく繋がると液晶ディスプレイの表示がミラーリングされるようになる。
自作PCだと、ミラーリング表示まで辿り着かないんだよね・・・。
もしかしたら、これも Intel GPU を使用していないとダメなのかもしれない。
似たような過去事例としては下記のモチモノで実証しています。
ミラーリング先で表示されるディスプレイは 1920x1080 のものだが 1920x1280 (4:3)の内容が縮小表示?される。
とりあえず Windows 11 だったとしても問題なくWiGigは使用出来た!
憶測だが、ディスプレイ表示は無線帯域をかなり使うと思われる。
普段はディスプレイ表示はさせず、ワイヤレスドッキングステーションとして有線LAN接続させたり、USBデバイスの接続をさせたりすると、ケーブル周りがスッキリできそうだ。
接続関連は下記モチモノの方で記載している。
カスタマイズ(Windows11としてのデバイス正常化作業)
ふと、デバイスマネージャーを見てみた。すると不明なデバイスが存在するらしい。
Windows11だからか、Windowsアップデートでドライバ更新一覧に表示が出るがうまくインストール出来ない。
これを一つずつ解決していこうと思う。
HP lt4225 Gobi 4G Module
USB\VID_03F0&PID_631D&MI_02
下記よりSP71871ファイルをダウンロード。
https://support.hp.com/jp-ja/document/c04807153
インストール後、デバイスマネージャーから手動でドライバー更新。「C:\SWSetup\SP71871\drivers\Win10X64」を指定する。
PCI データ取得およびシグナル処理コントローラー
PCI\VEN_8086&DEV_9D27&CC_1180
下記から「SerialIO-WIn10_Win11-30.100.1914.3.zip」をダウンロードして展開する。
デバイスマネージャーから手動でドライバー更新する。
不明なデバイス①~④
ACPI\VEN_INT&DEV_3400
→Intel(R) Dynamic Platform and Thermal Framework ドライバー
下記URLからダウンロードして実行。
https://h30437.www3.hp.com/pub/softpaq/sp84501-85000/sp84989.exe
インストーラーに沿って入れる。
不明なデバイス⑤
ACPI\VEN_INT&DEV_3420
→インテル® Power Sharing Manager デバイス
下記URLから「Intel® Corporation - PSM - 4/26/2018 12:00:00 AM - 4.0.1.1」をダウンロードして7-zipなどで展開する。
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=ACPI%5CINT3420
デバイスマネージャーから手動でドライバー更新する。
とりあえず不明なデバイスはなくなった。
Windowsアップデートで下記が残り続けるので、少し嫌だなぁ。
Windows標準のウイルス対策ソフトがCPUを思いっきり消費するので、ESET NOD32を入れた。
ひとまずこの状態で暫く使ってみようと思う。
タスクマネージャーのパフォーマンスで表示されるSSDは、アクティブな時間が100%に到達しない。
メモリがLPDDR3というのもあるが、CPUやシステムボードの転送レート等がボトルネックになっている可能性が高い。
CPUスペックはこちら。
ターボ・ブーストが使用出来ても 2.70 GHz 出るが、圧倒的にスレッド数が足りなくて全体的に若干もたつく。
リモート用クライアントPCとして外出先で割り切って使う分には問題ない範囲内のスペックだと思う。
Skylakeの第6世代CPUのため、4K動画再生とかゲームとかを求めてはいけない。
CDMでベンチマークを取得してみた。
CPU使用率は20%くらいだったが、思ったよりSSDの速度が出て驚いた。
アイドル時は40℃だったが、シーケンシャルライト時のピークは60℃だった。
しかし、簡単な使用目的であればSSDアクティブ時間が100%なんていくはずがないので、特に気にしなくてもよさそう。
Youtubeで適当に動画再生してみた。
とりあえず、視聴する分には問題ないのかなと感じた。
カクカクしている挙動は特に見受けられるない。
CPU使用率は30~80%くらい。
流石に2倍速で再生するとCPU100%いく・・・が、特にカクカクする感じは見受けられない。
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購入金額
10,230円
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購入日
2023年07月24日
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購入場所
ヤフオク
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