レビューメディア「ジグソー」

PG279Q WQHDディスプレイ 7ヶ月間長期利用レビュー

わたしはゲーミングモニタとして購入したわけではなく、普段利用のモニターとして3年間利用した

DELL製U2713Hのリプレースを理由に購入をしました。

 

購入から約7ヶ月ほど利用しての長期利用レビューです。

 

ゲーム、グラフィック制作、Web閲覧、文章入力など様々な用途で使っています。

 

スペックはNVIDIA G-SYNC対応で、WQHD解像度(2560x1440)最大リフレッシュレートが165hzの液晶モニターです、AMDのFreesyncには対応していません。

 

同梱物はACアダプタ、各種接続ケーブル、説明書などを含みます。

液晶モニタにはプチプチの硬いものを利用したかなり頑丈な保護シートがついています。

 

ですが、海外の液晶製品はASUSに限らず、開梱時からパネル表面がそれなりに汚れています。

汚れふき用のウェスやクリーニング液などを用意しておいたほうがいいと思います。

私のものにはシール汚れのようなものがありました。

 

パネルはマット加工されたアンチグレアパネルです。アンチグレアですが反射はそれなりにあります

狭額ベゼルで、フレームレスではありませんが、横にあるDELL製UP2716D(フレームレス)と見比べても極端な分厚さではありません。

 

スタンド部分はかなり軽く作られています。上下の動きははそれなりに。

スタンドベース部分にあまり重りが入っていないのか軽くすべり動かせます。

地震などが不安な人はなにかロックを考えたほうがいいと思います。

 

DELL製品を長く利用していたのでどうしても比較がDELL製品になりますが

DELL製品のスタンドと比べた場合にはかなり軽くて、上下やピボット時

また、左右の首振り時に質の差を感じます。

 

モニタアームなどを利用する人には注意が必要です。

ACアダプタにはディスプレイ本体側へ接続する丸い接続ソケットが直付されており

また、ACアダプタ側電源ソケットへ接続するケーブルが別途付いています。

 

このケーブルはミッキー型と言われる接続ケーブルになっており一般的な

メガネ型のケーブルではありません。その為モニタアームなどでコンセントまでの距離が必要な

場合には適宜、必要な長さのミッキー型電源ケーブルを用意する必要があります

 

モニタの発色はsRGB準拠で、ゲームモードなど選べる各種モードがあります。

また、FPS用に丸型や点型の標準を画面中央にモニタ側で写す機能と、フレームレートを表示できる機能などもあります。

 

G-SYNCの基盤の制限から、ディスプレイを繋げるポートはHDMIかディスプレイポートに限られます

 

モニタの発色はsRGB準拠ですので、色味の派手なものではありません。落ち着いた色調です

Web閲覧をするのにもカメラや映像、画像の編集にも向いていると思います。

 

モニタとして見た場合には、まず、色むらがとても少なく、均一な色合いです。

液晶モニターはドット素子の配列などの問題もあり、多かれ少なかれ色むらが構造上おきます。

 

ここまで色むらがすくないディスプレイははじめてかもしれません。

パネルの製造時点でかなり厳しく選別されている印象を受けました。

 

色ムラ補正機能があるDELLのUP2716Dの方が色むらを感じるようになるほど

PG279Qには色むらを感じません。

 

また、このPG279Qはフリッカーフリーで、LEDバックライト特徴の現象なのですが

フリッカーフリー液晶でも輝度を落とすと輝度調節回路を二系統利用して輝度が一定以下の場合

PWM調光を利用する機種がありますが、このPG279Qは0でもフリッカーは起きません。

 

このフリッカー現象は簡単に検証するにはスマートフォンのカメラで液晶画面を見てみるとわかりやすいです。もし、お部屋のシーリングライトなどにLED照明を使っている場合はそれと見比べるとわかりやすいと思います。

 

輝度は0まで落としていてもわりと明るく感じます。

 

また、この製品にはZBDというドット抜け(輝点のみ)の保証が1年間あります。

 

保証という観点から見ると、DELLのように製品の保証期間と同じ期間つけてほしいです。

DELLはウルトラハイエンドやプロシリーズ製品はすべて製品保証と同じ期間、輝点保証がつきます。

 

EIZOにもあり、現在販売されているEIZOは製品に関わらず6ヶ月間の輝点保証がついています

 

ASUSはProArtシリーズ以外のZBD保証がつく製品は基本的に1年間です。

ProArtシリーズは3年間の製品保証内すべてでZBD保証が使えます。

 

ドット抜けは個体差がありますが、私のものは一切ありません。

定期的に確認していますが、購入してから約7ヶ月ほど経ちますがドット抜けは現在起きていません

 

TFTCENTRALによると、パネルは台湾AUOのAHVA-IPSパネルです。

現在はLG製のIPSパネルがとても多いため、AUO社製のパネルはとても久しぶりに使いました。

パネルは8bitパネルで、1677万色までの対応です。

 

日本での平均的な売値をみると10万円を超えているので、できれば10bit対応のパネルにしてほしかったです、高色域対応などは別の用途になりますが、色の表現の度合いが格段に違いますので

ゲーミングという用途においては10bit(10億色)対応の方が向いていると思います。

 

 

G-SYNCはいわゆるゲーム中のテアリング(画面中の横ずれ)や可変フレームレートのゲームで起きるフレーム飛びをディスプレイとGPUと同期させることでなくす技術です。

 

4Gamerさんに詳しい説明が載っています。

 

これはプレイするゲームが限られていることもあってそれほど効果を感じていませんが

ないよりはあったほうがいいでしょう。

 

G-SYNCはマルチディスプレイで構成する場合にはプライマリディスプレイとして設定しなければなりませんので、設置位置などは予め決めておいたほうがあとあと困らなくてよいと思います。

 

最大165Hzの液晶のリフレッシュレートは一目瞭然で差を感じます。

 

いままで利用していたモニターは60hzのもので、DELL製のUP2716Dという機種ですが

マウスカーソルをすばやく動かした時に液晶ではどうしても残像がでるのですが

その数が倍以上になったのがすぐに視認できます。

 

60Hzしか使ったことがないと「大した差など感じないだろう」と思う点なのですが

明らかな違いでとても滑らかに動きますので、激しいゲームで残像などが~という

製品の広告は過大ではないと感じます。

 

また、同様にこの効果から目は疲れづらいのではないかと思います。

 

この製品のダメな点がひとつあり、私は標準で設定されてるモードで使用していますが

それにはわけがあり、他のモードは輝度が固定されています。

 

sRGBモードで輝度を0にして使いたいのに、輝度が固定のため下げて使えないのです。

 

一般的なディスプレイで初期で設定されている輝度はあまりにも高すぎるので

致し方無しに標準のモードで輝度を0まで落として使っているのですが、

使いたいモードで輝度を落とせないので困っています。

 

これは大きな減点要素だと思います。

 

最後に、スピーカーが付いていますがディスプレイポートやHDMI経由で鳴らせます

音質は無いよりマシ、程度ですのでこのスピーカーでゲームを遊ぼうとは思わないほうがいいと思います

 

 

更新: 2017/08/09
スペック

スペックはNVIDIA G-SYNC対応で、WQHD(2560x1440)最大リフレッシュレートが165hzの液晶モニターです、AMDのFreesyncには対応していません。

 

高色域には対応をしていません

 

ZBDというドット抜け保証が1年間ついています。

 

 

更新: 2017/08/10
コストパフォーマンス

一時期は10万円を切り込んでいましたが、平均的に10万円を超えており

G-SYNCの有無で2~3万円ほど他のゲーミング向けASUS製ディスプレイと差があり

費用対効果としてはとてもではありませんが褒められたものではありません。

 

購入時は96000円になっており、それが購入の決め手になりました

 

購入した時点で、発売から約1年半ほど経っておりましたので、製品の売値としては

落ち着いていたと思いますが、それでも高く感じます。

 

また、10万円を超えるモニターをゲーム用途でほいほいと買い換える人は

今はそういったゲーミング用途高機能製品が高く売れる時代かもしれませんが

10万円を越えると、単純にゲーム用途という視点で考えてしまった場合には

液晶テレビ等も視野に入ってきます。

 

ASUS製品は日本ではなぜかブランド的価値が高く見積もられて高級な部類にありますが

品質が良いのであれば、それに伴った保証などがないと信頼して次はこの価格では買えません

更新: 2017/08/10
満足度

概ね満足です。

  • 購入金額

    96,030円

  • 購入日

    2017年01月16日

  • 購入場所

    ジョーシンWeb

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