明治6年創業
140年を越える歴史を誇る正田醤油株式会社は、美智子皇后のご実家本家筋でもあります。
醤油醸造だけでなく、飲食店経営、各種調味料製造販売・輸入・不動産事業のほか、文化事業への関わりも深い大きな会社です。
全国に販路を広げつつ、本社は群馬県館林市。
その由緒ある会社は、伝統を守りながら、並行して新しいことに挑戦なさるからこその今があるのでしょうか。 きっとそうに違いありません。
変わらない為には 変わり続ける必要もあると思います。
その正田醤油さんが、この11月13日に新しく発売された「ぐだたまに捧げるだししょうゆ」の
プレミアムレビューに選んでいただく幸運に恵まれたのですが、その際に比較対象として頂戴したのが、この「ぐでたまが愛するしょうゆ」です。
大メーカーの醤油と比較すると
ぐでたまが愛するしょうゆと同じ構造と思われる密封ボトルが採用されているキッコーマンの「しぼりたて生しょうゆ」と比べてみました。
どちらも濃い口醤油ですが、色を比べると「ぐでたまが愛するしょうゆ」の方が、少しだけ濃い目。
しかし、味わいは色から受ける印象とは異なり、キッコーマンの方に強めの刺激を感じました。
香りもキッコーマンの方が強めです。
ぐでたまが愛するしょうゆは、丁寧に造られた感を伴う優しい味わいが楽しめました。
「ぐでたまに捧げるしょうゆ」は、最も薄い色です。
出汁を効かせた薄口醤油に近い感じですが、塩分量などは記載されていないので判りません。
もし、ほうれん草のおひたしが用意できているのに、かつお節を切らせていた場合は、
「ぐでたまに捧げるしょうゆ」がイチバン適していると思います。
でも、いつも食卓にある「目玉焼」や「ウインナーソーセージとキャベツの炒めもの」には
いつもの濃い口醤油がピッタリくるのではないでしょうか?
九州地方に旅行に出かけると、食卓に並ぶ濃い口醤油の味わいが「明らかに甘い」と感じます。
因みに私は京都ですが、それぞれの地方で「普通」と思っているお醤油の味わいって、微妙に異なるんだろうと想像する次第です。
私が確かめた限りでは、キッコーマンやヤマサの濃い口醤油をお使いの方なら、正田醤油製の製品を違和感なくお使いになれると思います。
このぐでたまが愛するしょうゆやぐでたまに捧げるしょうゆは、多くの皆さんが「美味しい」と認めて下さる良い醤油だと思いました。
柔らか密封ボトル これからの定番 一度使うと戻れません
ぐでたまが愛するしょうゆも、ぐでたまに捧げるしょうゆも、
どちらも柔らか密封ボトルが採用されています。
永年、酸化による色の変化と味の劣化という宿題を共有してきた「お醤油業界」の中で
先鞭をつけて解決策を見つけたのは「ヤマサしょうゆ」さんだと聞きました。
ただ、最初の製品は冷蔵庫に入れておく大きなパックでした。
次に大手のキッコーマンさんが、柔らか密封ボトルを開発されました。
これは量の加減もしやすく、ボトルの形状も馴染みのあるもので、食卓に常備できる画期的なものでした。
キッコーマンのボトルが空になったので、開腹分解してみました。
おぉ!
なるへそ~。
内部は2重構造です。
しょうゆタンクと繋がる弁は一方通行で、タンク内に空気は逆流しない工夫。
しょうゆタンクの周りにある空気タンクには外気が戻る構造で、ボトル自体のサイズを維持しつつ
しょうゆタンクだけが縮んでゆく 上手い構造でした。
考えた人はえらいな〜。
キッコーマンのガラス瓶は、今年お亡くなりになった栄久庵憲司さんが率いるGKデザイン製です。
YAMAHAのアンプも彼のデザインでした。
GKデザインの醤油瓶が過去のものになるのは少々さびしいですが、この密封ボトルを使うと
もう後には戻れません。
ぐでたまが可愛いだけじゃないんです。
きちんとした機能が 美味しさに直結しています。
因みに普通の醤油瓶で常温保存しているものとの比較画像は
真ん中と両隣を比べてください。 これで4日ほどの経過なので、食卓によっては
もっと酸化が進み変色しているはずです。
もちろん味も落ちているはずです。
ぐでたま って何?
ボトルのオレンジは、ぐてたまのトレードカラー。
それは新鮮なたまごの黄身の色そのものです。
ボトル全体でぐでたまが、たまご愛を語ります。
「かつおのうまみがきいてるんだわ〜」と表面で語り。
裏面では、白身からググッと体を起こしながら、醤油の一滴を欲しがっています。
キャップ部分の色が茶色なのが、ぐでたまが愛するしょうゆ
姉妹品のだし醤油は、青色のキャップカバーです。
ぱっと見て、これが醤油瓶だとは思えないという方も居らると思います。
でもサンリオファン、ぐでたまファンの方々には希求力があるグッドデザインだと思います。
http://www.sanrio.co.jp/character/gudetama/
私、この商品をいただくまで「ぐでたま」を知りませんでした。
画像を最初に見た時は、「多摩川のアザラシ・タマちゃん」由来かと思いました。
でもほんとは、食べられることを覚悟しているタマゴそのものだったんですね。
サンリオにあって、一切ファンシーさを振りまかず、
惰性を持って良しとする特異なキャラクターのようです。
このキャラクターが美智子皇后ご実家本家筋企業とコラボしているなんて!
良い時代でございます。
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購入金額
389円
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購入日
2015年12月11日
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購入場所
プレミアムレビュー提供品
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