4年前にiMacを購入した時の「抱き合わせ購入キャンペーン」を利用して、HP(ヒューレット・パッカード社)の複合機を導入しています。 それまではエプソンの複合機を2世代に渡って愛用していました。
プリンター製造販売会社によって、ジェットノズルの構造やカートリッジの仕様が異なることは漠然と知っていましたが、HP社製品のおおらかな性格に惹かれるようになり、今年に入ってから子供用にもHP製の安価な複合機を追加購入しています。
Photosmart B110a と Photosmart5521の2台。
どちらも同じ仕様の4色インクカートリッジが指定されています。
純正インクカートリッジを買ったのは一度だけ。
その後は ずっと社外品を買っていますが、問題はありません。
アメリカン おおらかな気質
HPの複合機に付属するインクカートリッジにもICチップは貼り付けられているので、インク残量は告知されますし、インク切れ警告も出ます。
私が知る限り、エプソンもキャノンもインク切れが発生すると、そこで印刷が止まりますよね?
でも、HPはそのままどんどん印刷が続くんです。 おかしな色目の年賀状が刷られます。
薄い文字の書類が出てきます。
私が知る限り、エプソンもキャノンもインクが切れステイタスを感知している複合機は、途中で起動が止まりますよね? スキャナーとして使いたい時でも起動出来ませんよね?
でもHPは、きちんとした印刷品質が担保できないとICチップが告知しているのに起動します。
そのまま印刷も行えますし、もちろんスキャナーとして動作します。
なんなんでしょうね、このアメリカンな気質!
意外と給紙の位置決めが良いので、変な色目で刷られてしまった年賀状でも、もう一度セットしてやると「ちょっと濃い目」の画・写真として出来上がります。 ズレたりしませんよ、意外に。
流石にICチップ無しでは起動しませんが、
完全にインク切れステイタスが認識されたICチップでも大丈夫なんです。
この特性を利用して、ICチップチップ無しで売られている非常に安価な互換カートリッジを購入し、純正のICチップを移植して使っていました。
ただ、この純正ICチップを剥がす作業には「コツと時間」が必要なんです。
失敗される方も多いと聞きます。
子供用に、ICチップ付き社外品カートリッジを選んだことがありまして、きちんと動くことを確認しましたので、私も買ってみました。
もちろん印刷可能です。 全機能使えます。
ICチップの貼り替え要らず
純正チップは、かなり強力で薄い両面テープが使われていますので、チップの基盤を傷めずに綺麗に剥がすには慣れが必要です。
また老眼では作業がし辛いと思います。
新しい社外品カートリッジに貼り付ける際にも、位置を間違えないように、(もちろん天地も)
ズレないように作業する必要がありました。
大量の年賀状を印刷している途中で、インク切れが発生すると、その面倒な貼り替え作業を行わなければならないのが面倒です。
このICチップ付きカートリッジなら、取り替えるだけ。 当たり前ですが簡単です。
金色の端子にAの刻印があるものが 今回購入した製品です
黒いICも異なる形状。
黄色カートリッジだけ残量が多かったので、ICをチップを移植して利用する より安価なカートリッジがはいっているままです。
互換カートリッジの多くは、透明容器仕様なので、残量が見た目でも確認できます。
純正チップを移植して使う社外品カートリッジの場合は、「インク切れ」のステイタス画面を確認してから、続行コマンドに入ります。
このICチップ付き社外品カートリッジを使う場合は、「HP製でないカートリッジが装着されています」のステイタス画面を経て続行コマンドに入るという一手間がかかります。
もちろん純正品なら、その一手間が要らないのですが、どちらにしてもワンクリックするだけです。
印刷品質には文句ありません キャップの始末には差があるかも
オレンジ色のホーン型キャップを回すようにしてスポンジ状の給インク口を露出させ、本体にあるノズルキャッチ部分にはめ込むのですが、純正カートリッジでは発生しない「少量のインク漏れ」を経験しています。
プリンター用のインクですので、衣服や床にこぼすと、ちょっとした事件ですので注意が必要です。
また、前述のホーン型キャップの締り具合、装着時にロックとして働くラッチの保護キャップが用意される製品と無い製品がありました。
純正品には必ず書かれている「使用前にこの黄色いテープを剥がしてね」が表記されていない場合があるので、そこも注意が必要です。
テープを剥がさないと、インクが供給されません。
テキスト印刷では全く差は感じ取れません。
年賀状印刷も、高級な写真プリントをお使いの方には不満がでるかもしれませんが、図案・イラストなら問題無いでしょう。
品質を比べるために、
楽天写真館に発注したLサイズプリントと、コダックのフォト用紙に印刷したものを掲載します。
全て 上が楽天発注で 下が汎用インクカートリッジを使ってHPで印刷したものです。
これはデジタル画像そのものです。 やはり楽天写真館発注の写真のほうが、これに近い仕上がだと感じています。
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購入金額
748円
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購入日
2015年11月20日
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購入場所
Amazon
ぴょんきちさん
2015/12/04
一切不満はございません。互換インクの流通がなくなるかプリンタが壊れたら、また型落ち中古品でと思っております(*'ω'*)
フェレンギさん
2015/12/04
もっと純正インクカートリッジが安ければ、それを使いますが、5〜10倍の価格差があります。
複合機は1万円以下で選べるようになりましたし、互換カートリッジで十分だと思ってます。
中東で原油精製〜脱硫のお仕事に従事されている方に伺うと、原油を扱う機械で使う「エンジンオイル」に相当するものは、絶対純正指定品でないと、油漏れや故障を引き起こすそうです。
自分の周りにある「機械」で、どちらを使うか? それこそ販売員ではない、信頼できる先輩・おものだちの声が参考になると思います。