私の根底に「出来ることなら手書き書類を無くし極力印字したい!」という思いがあり、以前から年末の扶養控除や保険料控除の申告書を PCから出力したいと思っていました。
特に今回の様なアプリケーションが無くとも、スキャナとDTPソフトさえあれば所定用紙をスキャンして出来ない事はありませんでしたが、専用のアプリケーションと比べるとちょっと手間です。
また、貰った用紙だと印字を失敗した時が面倒なので、なかなか踏み切れずにいました。
しかしながら、今年はマイナンバーのためフォーマットが変わり丁度本品がセールだった事もあり、本品を使って申告書に印字してみる事にしました。
そして、貰った用紙をスキャン&コピーして印字テストをしてみたにもかかわらず、本番の用紙ではかなりズレまくってしまいました....
原因は貰った用紙がきっちり A4だと思い込んでいたら、微妙にサイズが違い、更に短い辺の長さ同士も違います?!
いつも会計事務所任せで申告書を貰っていたけど、これって役所で個別にカットでもしているの???
新たに会計事務所から申告書を取り寄せるのが面倒だなぁと思っていたら、しっかり国税庁のページから PDFファイルを落とせるようになっているのですね。
該当のファイルを落としてきて、無事キレイな書類を作る事が出来ました(^^
特定用途だけど、使い方によってはキレイな上に速く作れます
本品は所定の用紙を、「PDF」「画像」読み込み、「スキャン」する事により、紙のフォーマットにピッタリ印字する事が出来ます。
用紙のサイズも定型サイズだけでなく、プリンターで対応しているサイズなら問題なく使用出来ます。
(ユーザー指定サイズも可能です)
これだけなら、よく奥さんにも言われますが「手書きの方が速いわよ!」って話ですが、差込印刷も出来るので、宛名ラベルや伝票などにも使う事が出来ます。
もっとも、差込印刷が出来なくても私は手書きしたくないので購入しましたけどね(^^;
一通りの操作方法
今回は PDFファイルを読み込んでの作業を見てもらいます。
(基本的には、「画像」読み込みも「スキャン」も操作自体は大して変わりません)
起動した画面より「背景の読み込み」にある「PDF ファイル」をクリックします。
続いて「参照」をクリックし、利用する PDFファイルを選択します。
そして PDFファイルの中の使用するページを探し、左のチェックマークを付け[OK]をクリックします。
これで、ベースとなる背景が読み込めました。
続いて「文字入力と編集」をクリックし、編集画面に切替えます。
この画面で文字入力するフィールドを作成するのですが、一括でフィールドを作成する事も出来ます。
入力したいエリアを含む範囲をドラッグする事で記入欄を自動認識(作成)してくれるのですが、
必要の無い記入欄が作られてしまう上、初期設定のフォント・サイズで作られてしまうので、結局設定を行なわなくてはならず、
個別に記入欄毎に設定をするのが手間です。
ということで、実際は必要な個所だけ個別に記入欄を自分で作成する事が主流になりそうです。
個別に記入欄を作成するには、「A」をクリックし選択されている状態で、フォントやサイズ、揃えを設定した状態で、記入欄を作りたい箇所をドラッグします。
一つ目の記入欄を作る場合にはガイド線は出ませんが、二つ目以降同じ縦位置、横位置に記入欄を作る場合はガイド線が出てきて、数ドット単位でロックされます。
新たに作成する入力フィールド(記入欄)の上の同じ位置に入力フィールドの終端位置があるので、ガイド線が表示されます。
新たに作成する入力フィールドの上下を入力フィールドに挟まれているので、ちょうど縦横の始点(終端)位置と同じ座標軸にあるマウスカーソル位置の縦横にガイド線が表示されています
この様に入力フィールドが増えていくと、始点、終端を揃えて作成する事が出来、直前に設定したフォント・揃え情報が引き継がれるので、簡単に揃えなど均一にされた入力フィールド(記入欄)を作る事が出来ます。
入力が完了したら、左上の「印刷」をクリックします。
印刷は、入力した「文面のみ」、「背景のみ」、「文面と背景の両方」を印刷する事が出来ます。
初期状態は「文面のみ」印刷になりますが、次回からは前回終了した状態を記憶しているようです。
今回は PDFファイルを国税庁のサイトよりダウンロードしているので、「文面と背景の両方を印刷」にチェックを入れ、「印刷実行」する事で表示されている内容のまま印刷する事が出来、大変キレイに作成する事が出来ました。
今回は PDFファイルを読み込んで行いましたが、職場で貰った用紙に印刷する場合には「スキャン」を行った上、「文面のみ」印刷する事になります。
また、スキャンしたものを基に印刷する場合必ずズレが発生しますので、「印刷調整」で縦横の印刷ズレを調整した上で「印刷実行」する事になります。
ただ、何枚でも入手できる用紙ならテスト印刷も簡単にでき良いのですが、そうでない場合はちょっとやっかいです(^^;
手書きをする位なら多少の手間を惜しまない人にはお奨め
手書き文字が汚い、手書きをしなくて済むなら多少手間をかけても問題ないという人なら使ってみる価値はあるでしょう。
今回は所定用紙が PDFファイルで配布されているという一番条件の良いモノに印刷したかったので問題ありませんでしたが、記入用紙が 1枚だけしか無く定型サイズでは無いモノだとちょっと面倒です。
まぁ、今回失敗したのも本来ならば A4サイズのはずだったので、かなり特殊ですが(^^;
元々は年末に記述する申告書に使いたく購入しましたが、最初に提示したように入出金の伝票への差込印刷が大変便利で、日常的に使う事になりました(^^
かなりニッチな用途ではありますが、私みたいに手書きしたくない人にはちょっと便利なアプリケーションです。
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購入金額
1,922円
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購入日
2015年11月28日
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購入場所
ソースネクスト
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